終始試合を支配した帝京大可児、大量4得点で今治東に勝利【高校サッカー選手権】
2021.12.29 16:19 Wed
第100回全国高校サッカー選手権大会の第1回戦、帝京大学可児高校(岐阜)vs今治東中等教育学校(愛媛)が29日に等々力陸上競技場で行われ、4-1で帝京大可児が勝利した。
試合は序盤から3大会連続8度目出場の帝京大可児がテンポ良くボールを回して攻めていく。その中心となるのは、来季湘南ベルマーレに加入が内定している鈴木淳之介と岐阜県予選で15得点を挙げた三品直哉。前者はピッチ中央での推進力と絶妙なパス、後者はタッチライン際での仕掛けによって違いを生み出していく。
しかし、先に決定機を迎えたのは2大会ぶり2度目の出場となる今治東。21分、裏へ抜け出してスルーパスを受けた高須賀陽斗がボックス中央まで運び、フリーでシュートを放つ。だが、絶妙なタイミングで飛び出してきたGK原幸大に防がれてしまい、先制点には至らなかった。
28分、今度は帝京大可児にビッグチャンス。敵陣中央でボールを持った鈴木淳之介がドリブルを開始すると、寄せてくる相手選手を次々にかわしてボックス左へ侵入。最後はクロスを松永悠碁がボレーで合わせたが、惜しくも枠の左へ外れてゴールとはならなかった。
すると32分、攻め続けた帝京大可児がついに先制に成功。敵陣深い位置から熊澤伶がロングスローを放り込むと、ボックス右に立つ鈴木淳之介がバックヘッドでゴール前へ逸らす。これに日置大翔がタイミング良く飛び込み、ヘディングで合わせてリードを奪った。
2点リードで折り返した帝京大可児は後半開始直後に3点目。43分、松永悠碁がペナルティーアークまで運んで相手DFを引き付けてボックス左前へパスを送る。ここへ走り込んだ宮内俊輔がダイレクトで左足を振り抜くと、ボールは枠の左上へ一直線。この日一番の歓声が沸き上がるスーパーゴールでリードをさらに広げた。
かなり厳しい状況に陥った今治東だが、60分に1点を返す。途中出場の市川栞安が敵陣左サイドを突破すると、そのままボックス左へと侵入してマイナス気味にクロス。そしてゴール前にこぼれたところを高須賀陽斗が押し込んで2点差に縮めた。
だが、帝京大可児がまたもや突き放す。76分、宇都宮司が敵陣左サイドからカットインすると、ペナルティアーク手前へ受けに来た三品直哉へパス。これを受けた背番号10は見事なコントロールショットを放ち、ゴール左へ4点目を突き刺した。
その後も帝京大可児が支配すると、4-1のまま試合終了。2回戦に駒を進めた岐阜県代表は、同日12:00から行われた西原高校(沖縄)vs桐光学園高校(神奈川)で勝利を収めた桐光学園と対戦する。
帝京大学可児高校(岐阜) 4-1 今治東中等教育学校(愛媛)
【帝京大可児】
日置大翔(前32)
松永悠碁(前40)
宮内俊輔(後3)
三品直哉(後36)
【今治東】
高須賀陽斗(後20)
▼12/29(水)
≪14:00≫
秋田商業高校(秋田) 0-1 東福岡高校(福岡)
中部大学第一高校(愛知) 0-5 大津高校(熊本)
静岡学園高校(静岡) 5-0 徳島商業高校(徳島)
星稜高校(石川) 2-4 高川学園高校(山口)
堀越高校(東京A) 2-1 高知(高知)
専大北上(岩手) 2-4 奈良育英(奈良)
試合は序盤から3大会連続8度目出場の帝京大可児がテンポ良くボールを回して攻めていく。その中心となるのは、来季湘南ベルマーレに加入が内定している鈴木淳之介と岐阜県予選で15得点を挙げた三品直哉。前者はピッチ中央での推進力と絶妙なパス、後者はタッチライン際での仕掛けによって違いを生み出していく。
しかし、先に決定機を迎えたのは2大会ぶり2度目の出場となる今治東。21分、裏へ抜け出してスルーパスを受けた高須賀陽斗がボックス中央まで運び、フリーでシュートを放つ。だが、絶妙なタイミングで飛び出してきたGK原幸大に防がれてしまい、先制点には至らなかった。
すると32分、攻め続けた帝京大可児がついに先制に成功。敵陣深い位置から熊澤伶がロングスローを放り込むと、ボックス右に立つ鈴木淳之介がバックヘッドでゴール前へ逸らす。これに日置大翔がタイミング良く飛び込み、ヘディングで合わせてリードを奪った。
勢いに乗る岐阜県代表は40分に追加点。相手のゴールキックを鈴木淳之介がヘディングで跳ね返すと、今治東のDFライン裏にこぼれたボール松永悠碁がいち早く回収し、ボックス右へ侵入。飛び出してきたGK藤原陸の位置を確認しつつ、落ち着いてゴールへと流し込んだ。
2点リードで折り返した帝京大可児は後半開始直後に3点目。43分、松永悠碁がペナルティーアークまで運んで相手DFを引き付けてボックス左前へパスを送る。ここへ走り込んだ宮内俊輔がダイレクトで左足を振り抜くと、ボールは枠の左上へ一直線。この日一番の歓声が沸き上がるスーパーゴールでリードをさらに広げた。
かなり厳しい状況に陥った今治東だが、60分に1点を返す。途中出場の市川栞安が敵陣左サイドを突破すると、そのままボックス左へと侵入してマイナス気味にクロス。そしてゴール前にこぼれたところを高須賀陽斗が押し込んで2点差に縮めた。
だが、帝京大可児がまたもや突き放す。76分、宇都宮司が敵陣左サイドからカットインすると、ペナルティアーク手前へ受けに来た三品直哉へパス。これを受けた背番号10は見事なコントロールショットを放ち、ゴール左へ4点目を突き刺した。
その後も帝京大可児が支配すると、4-1のまま試合終了。2回戦に駒を進めた岐阜県代表は、同日12:00から行われた西原高校(沖縄)vs桐光学園高校(神奈川)で勝利を収めた桐光学園と対戦する。
帝京大学可児高校(岐阜) 4-1 今治東中等教育学校(愛媛)
【帝京大可児】
日置大翔(前32)
松永悠碁(前40)
宮内俊輔(後3)
三品直哉(後36)
【今治東】
高須賀陽斗(後20)
▼12/29(水)
≪14:00≫
秋田商業高校(秋田) 0-1 東福岡高校(福岡)
中部大学第一高校(愛知) 0-5 大津高校(熊本)
静岡学園高校(静岡) 5-0 徳島商業高校(徳島)
星稜高校(石川) 2-4 高川学園高校(山口)
堀越高校(東京A) 2-1 高知(高知)
専大北上(岩手) 2-4 奈良育英(奈良)
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