新国立競技場で第1号の関東第一MF若松歩「チームを勢い付けられた」【高校サッカー選手権】

2021.12.29 08:40 Wed
©超ワールドサッカー
第100回全国高校サッカー選手権大会が28日に開幕。開幕ゲームは国立競技場で行われ、東京B代表の関東第一高校が大分県代表の中津東高校を6-0で下し、初戦を突破した。

試合は13分に若松歩[8]がCKのこぼれ球を蹴り込み、新国立競技場での高校サッカー初ゴールで関東第一高校が先制。すると22分には坂井航太[11]が本間凜[9]の落としをボレーで決めて追加点。さらにアディショナルタイム2分には、藤井日向[7]がミドルシュートを決めて前半でリードを3点とする。

後半に入っても43分に本間がゴールを決めて4点差とすると、76分には途中出場の平形京太[18]が豪快に胸とラップからボレーを決めてゴール。79分には左からのクロスをニアサイドに飛び込んだ肥田野蓮治[10]が合わせて、6-0で大勝した。
試合後、先制ゴールを決めたMF若松歩はメディアの取材に応対。試合の感想については「最初は監督のミーティングで、0-0で前半戻ってきてという感じでしたが、前半に自分のゴールで最初点を取って、チームを勢い付けられたことは良かったと思います」と、自分のゴールで勢いづけられて良かったと語った。

このゴールは新国立競技場での高校サッカー初ゴールとなったが、「自分は最初は第1号というのは意識していなくて、自分のところからチャンスを作ることを意識していました」とコメント。「CKからあそこのタイミングで溢れてきたので、決められるなと思って、こぼれに反応して決められました」と、しっかりと対応できたゴールだとした。
その若松は左ウイングバックとして出場。立ち上がりから左サイドを崩し、クロスやチャンスメイクをしていた。

「自分は身体能力があまり高くないんですが、相手をワンツーで剥がしたり、そういうところで相手を上回ろうと思っていました。仲間をうまく使いながら、左サイドを崩して、クロスだったり、チャンスメイクができたので、そういうところはいつも意識していました」と、狙い通りのプレーができていたようだ。

監督の指示を考えれば堅い入りになってもおかしくなかった中、選手たちは前半から躍動。「最初からみんなが自分たちのサッカーに自信を持ってやれたので、そこで下を向かずにしっかり自信を持ってプレーできたからこそ、守備に回らず攻撃中心にできたと思います」と、メンタリティもしっかりと備わっていたようだ。

若松は左右のサイド、そしてサイドバックとサイドハーフと様々なポジションで起用されるユーティリティプレーヤー。FW出身でもある中での先制ゴールだったが、「シュートに自信は持っていますが、ゴールという気持ちではなく、自分からチャンスメイクしてチームに貢献できればと思っています」と、ゴールよりもチャンスを作る方向でプレーしているとのこと。「ゴールに貪欲ではないですが、タイミングやポジショニングで相手を上回って、今日はゴールを決められました」と、狙い通りだったとゴールを改めて振り返った。

またユーティリティ性は強みだともコメント。「今は左サイドハーフをやっていて、去年は右サイドバックをやっていて、練習試合でも右ハーフや左サイドバックなど色々なポジションをやらせてもらっていて、どのポジションに入っても、自分は対応できるのが強みだと思います」と語り、自信を持ってプレーできているようだ。

J1の関連記事

FC東京は12日、FW仲川輝人の負傷を報告した。 仲川は4日のチームトレーニングで負傷。チームドクターの診察の結果、左ハムストリング肉離れと診断され、全治は6〜8週間となっている。 FC東京では2年目を迎えている仲川。今シーズンはここまで明治安田J1リーグで32試合5得点を記録し、YBCルヴァンカップで3試 2024.10.12 16:35 Sat
ガンバ大阪は12日、FW食野亮太郎の交通事故を報告した。 食野は11日の18時半頃、大阪府箕面市内で自動車を運転するところ、対向車とのすれ違い時に接触による物損事故。事故後、速やかに警察や関係各所に連絡をし、双方ともに大きなケガもないという。 クラブは「ご迷惑をおかけしました皆様に深くお詫び申し上げます」と 2024.10.12 09:15 Sat
東京ヴェルディは11日、AGFフィールドでシンガポール代表とのトレーニングマッチ(35分×3)を戦い、1-2で敗れた。 先週末に行われた明治安田J1リーグ第33節の湘南ベルマーレ戦で0-2の完敗を喫し、リーグ戦7試合ぶりの敗戦を喫した東京V。 その試合後の会見で城福浩監督は、「このチームは何も得ていないし、 2024.10.11 20:43 Fri
小倉勉監督の率いるシンガポール代表は11日、AGFフィールドで東京ヴェルディとのトレーニングマッチに臨んだ。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選で敗退したシンガポールは、今年12月から2025年1月にかけて開催される『ASEAN Mitsubishi Electric Cup 2024』に向け 2024.10.11 19:10 Fri
12月14日に引退試合を開催する元日本代表MFの中村憲剛氏が、引退試合のチケット販売を巡り謝罪した。 2020年に現役引退をした中村氏。川崎フロンターレ一筋でプレーしたバンディエラは、引退から4年が経過し、引退試合を開催する。 2024シーズン終了後の12月14日(土)の14時から、Uvanceとどろきスタ 2024.10.11 19:05 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly