【プレミアリーグ第17節プレビュー】シティがペップ体制500点目を目指す! ユナイテッドはコロナで延期に

週末に行われた前節は、上位3チームが揃ってPKによる得点が決勝点となる珍しい結果となった中、4位のウェストハムが引き分け、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルが勝利したため、トップグループと第2グループが明確となった。

その一方で、プレミアリーグでは再び新型コロナウイルスの魔の手が忍び寄っている。前節は選手8名、スタッフ5名の感染が報告されたトッテナムのブライト戦が延期となり、今節もユナイテッドで複数の感染が確認されたため、アウェイのブレントフォード戦の延期がすでに決まっている。

そんなイレギュラーもありながら迎える今節はミッドウィーク開催。首位のマンチェスター・シティは、前節チェルシーを苦しめたリーズと対戦する。3日前に行われたウルブス戦は、決勝点となったPKを沈めたスターリングがプレミアリーグ通算100ゴールを達成したが、あと1ゴールでチームとしてペップ体制500得点目に到達する。
シティは火曜日開催のホームゲームでは過去14試合は10勝4分け無敗で、最後の敗戦は1993年8月のブラックバーン戦まで遡る。ただ、リーズ戦はここ4試合は2分け2敗と苦手としている。また、リーズは昨季の昇格以降、ミッドウィークのリーグ戦は7戦6勝。火曜日に限っては5戦全勝となっている。

2位のリバプールはニューカッスルをホームに迎え撃つ。前節はアストン・ビラ率いるジェラード監督のアンフィールド凱旋という感慨深い一戦となったが、内容は大苦戦。シティ同様、サラーのPKによる得点での辛勝となった。ニューカッスル戦は2試合連続ドロー中。今年4月のアンフィールドでは、95分にウィロックのゴールを許し、2ポイントを失った苦い思い出がある。3位のチェルシーはエバートンとのホーム戦。前節のリーズ戦は両チーム合わせてPK3つという派手な内容となった中、後半アディショナルタイムのPKでチェルシーが競り勝った。これが公式戦3試合ぶりの白星となったが、この3試合で喫した失点は8点。トゥヘル監督にあ早急な修正が求められている。

その他、今節最注目カードのひとつが、6位アーセナルと4位ウェストハムによるロンドン・ダービーだ。アーセナルは前節、セインツに3-0で快勝し、リーグ戦3試合ぶりの白星を収めた。対するウェストハムは、ここ5試合でわずか1勝と足踏みが続いており、前節もバーンリー相手にゴールレスドローに終わっている。

そんな両チームの対戦は、ここ5試合は3勝1分け1敗でアーセナルに軍配。ロンドン・スタジアムで行われた直近3月の試合は3-3の打ち合いとなっていた。

前節のブライトン戦およびヨーロッパカンファレンスリーグのレンヌ戦が延期となったことで、およそ10日ぶりの試合となるトッテナムはレスターと対戦する。すでに練習も再開しており、問題なく開催されるようだ。また、第13節のバーンリー戦も大雪のため延期となっているため、消化が2試合少ない状況だが、リーグ戦は3連勝中だ。

◆プレミアリーグ第17節
▽12/14(火)
《28:45》
ノリッジ vs アストン・ビラ
《29:00》
マンチェスター・シティ vs リーズ・ユナイテッド

▽12/15(水)
《28:30》
ブライトン vs ウォルバーハンプトン
バーンリー vs ワトフォード
クリスタル・パレス vs サウサンプトン
《29:00》
アーセナル vs ウェストハム

▽12/16(木)
《28:30》
レスター・シティ vs トッテナム
《28:45》
チェルシー vs エバートン
《29:00》
リバプール vs ニューカッスル

※延期未定
ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド