快勝インテル、ナポリとミランにプレッシャー《セリエA》

2021.12.02 04:25 Thu
Getty Images
インテルは1日、セリエA第15節でスペツィアをホームに迎え、2-0で快勝した。
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4日前に行われた前節ヴェネツィア戦を制して2位ミランに1ポイント差とした3位インテル(勝ち点31)は、ジェコやバレッラがベンチスタートとなってラウタロとコレアの2トップで臨んだ。17位スペツィア(勝ち点11)に対し、立ち上がりから押し込んだインテルは、コレアやラウタロがミドルシュートで牽制していく。
敵陣で試合を進めるインテルは29分、ダンフリースが右サイドから切れ込み、左足で一閃。枠を捉えたが、GKの守備範囲だった。

それでも36分、インテルが押し切る。ラウタロのヒールパスを受けたボックス中央のガリアルディーニがシュートを蹴り込んだ。
さらに41分、ドリブルを仕掛けたコレアがボックス内から枠内シュートを浴びせるも、DFの好ブロックに阻まれる。

追加タイム1分にはピンチが訪れたが、CKからアミアンに打たれたヘディングシュートはGKハンダノビッチが好守で凌ぎ、インテルが1点をリードして前半を終えた。

迎えた後半もインテルが押し込むと52分に追加点のチャンス。ボックス内からのコレアのシュートがバーに直撃した。さらに2分後、CKの流れからチャルハノールの強烈なシュートがGKを強襲した。

それでも56分、インテルがPKを獲得する。ラウタロのシュートがボックス内のキヴィオルの手に当たった。このPKをラウタロが決めてインテルがリードを広げた。

終盤にかけても3点目に迫り続けたインテルが2-0で快勝。この後試合を行うナポリとミランにプレッシャーをかけている。


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