キャリック暫定体制ユナイテッドが初陣飾って3季ぶりの決勝T進出! C・ロナウドの5戦連発弾にサンチョが初弾!《CL》
2021.11.24 04:50 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループF第5節、ビジャレアルvsマンチェスター・ユナイテッドが23日にエスタディオ・デ・セラミカで行われ、アウェイのユナイテッドが0-2で勝利した。難敵アタランタとの連戦を1勝1分けで終え、グループ首位をキープしたユナイテッド(勝ち点7)。しかし、プレミアリーグではマンチェスター・シティとのダービー、ワトフォード戦に続けて惨敗。この結果、21日にスールシャール監督が解任され、アシスタントコーチを務めていたキャリック氏を暫定指揮官に据え、今回の重要な一戦に臨むことになった。
そのキャリック暫定監督は自身の初陣に向け、ワトフォード戦から先発4人を変更。脳震とうでメンバー外のショーに代えてテレス、マティッチとブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードに代えてフレッジ、ファン・デ・ベーク、マルシャルを起用した。なお、並びはマルシャルが最前線、クリスティアーノ・ロナウドが攻撃時に左に張る変則的な[4-4-2]を採用した。
一方、ヤング・ボーイズ相手に2連勝を飾ってグループ2位に位置するビジャレアル(勝ち点7)。前回対戦で惜敗した赤い悪魔相手のリベンジマッチでは、1-1のドローに終わった直近のセルタ戦から先発5人を変更。ジェレミ・ピノ、ダンジュマ、キャプーといった主力が復帰し、ウイングタイプのピノ、ダンジュマを2トップに配した変則的な[4-4-2]の布陣を採用した。
主審の通信機器トラブルによって数分遅れでキックオフを迎えたグループFの首位攻防戦。互いに相手の並びや出方を窺う慎重な入りを見せた中、ファジーなポジショニングでユナイテッドのプレスをいなすビジャレアルが主導権を握っていく。
立ち上がりから守備が嵌らず、相手に自由にボールを回されるユナイテッドは、マルシャルを左サイド、C・ロナウドとファン・デ・ベークを前に並べる形の守備に変更。対するビジャレアルもトリゲロスとピノのポジションを入れ替えるなど、微調整を施す。27分にはその変更が奏功したか、ピノのお膳立てからボックス付近のトリゲロスが鋭いシュートを枠に飛ばすが、これは再びGKデ・ヘアの好守に遭う。
時間の経過と共に相手陣内でのプレーを少しずつ増やしたユナイテッドは、相手ボックス付近で前線の選手がコンビネーションを仕掛ける場面を作り出す。30分には左CKからC・ロナウドがヘディングシュートを放ったが、以降はなかなかフィニッシュの形を作り出せず。
結局、ビジャレアルペースで進んだ試合はゴールレスのまま後半へ突入。劣勢だったユナイテッドの戦い方に大きな変化はなく、後半もホームチームが圧倒的にボールを握って押し込む展開となる。
その流れの中で59分にはビジャレアルの左を起点とした分厚い攻めからモイ・ゴメスのシュートのこぼれ球に反応したトリゲロスが、ボックス右からピッチに強く叩きつける右足のシュートを枠に飛ばす。だが、これはGKデ・ヘアがビッグセーブで阻止。続く63分にはボックス左でモイ・ゴメスの短い落としに反応したダンジュマにシュートチャンスも、ここは相手DFの寄せが気になったか、シュートを大きくふかす。
守護神の再三の好守に救われて何とか0-0のスコアを維持するユナイテッドだが、66分にはファン・デ・ベーク、マルシャルを諦めてB・フェルナンデス、ラッシュフォードを同時投入する。
すると、この交代によって徐々にアウェイチームが押し返していくと、71分には右サイドでボールを持ったサンチョが中央のB・フェルナンデスとのワンツーでゴール前に抜け出し、冷静にDFを左にかわして左足のシュート。だが、これはGKルジにうまく間合いを潰されて決め切れない。
それでも、CLの舞台では勝負強い戦いが目立つユナイテッドは、相手のミスを突いてまんまとゴールを陥れる。78分、GKルジのリスタートのボールをボックス付近で後ろ向きに受けたキャプーにフレッジが強い圧力をかけてボールロストを誘うと、こぼれ球に反応したC・ロナウドが前に出ていたルジの頭上を越えるループシュートを流し込み、開幕5試合連続ゴールとした。
優勢に試合を運びながらもミスから先制を許したビジャレアルは、すでに投入していたアルベルト・モレノ、チュクウェゼに続き、ラバ、ディアをピッチに送り込んでいく。
一方、先制してからより落ち着いた試合運びを見せるユナイテッドは、カウンターを軸にC・ロナウド、ラッシュフォード、B・フェルナンデスと2点目に迫る際どいチャンスを作り出す。
すると、試合終了間際の90分にはハーフウェイライン付近でのC・ロナウドのボール奪取からカウンターを発動すると、C・ロナウド、ラッシュフォード、B・フェルナンデスと左から右サイドへボールを展開。最後はボックス右でパスを受けたサンチョがクロスバーの内側を叩く強烈な右足のシュートを叩き込み、待望の加入後初ゴールとした。
これで勝利を決定づけたユナイテッドがキャリック暫定体制の初陣を白星で飾り、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出を決めた。
そのキャリック暫定監督は自身の初陣に向け、ワトフォード戦から先発4人を変更。脳震とうでメンバー外のショーに代えてテレス、マティッチとブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードに代えてフレッジ、ファン・デ・ベーク、マルシャルを起用した。なお、並びはマルシャルが最前線、クリスティアーノ・ロナウドが攻撃時に左に張る変則的な[4-4-2]を採用した。
主審の通信機器トラブルによって数分遅れでキックオフを迎えたグループFの首位攻防戦。互いに相手の並びや出方を窺う慎重な入りを見せた中、ファジーなポジショニングでユナイテッドのプレスをいなすビジャレアルが主導権を握っていく。
開始5分にはボックス手前でフリーとなったモイ・ゴメスが枠の右隅を狙った左足のシュートを放つが、これはGKデ・ヘアがファインセーブ。続く10分にはボックス右に抜け出したピノが右足を振り抜くが、これは惜しくもサイドネットを叩いた。
立ち上がりから守備が嵌らず、相手に自由にボールを回されるユナイテッドは、マルシャルを左サイド、C・ロナウドとファン・デ・ベークを前に並べる形の守備に変更。対するビジャレアルもトリゲロスとピノのポジションを入れ替えるなど、微調整を施す。27分にはその変更が奏功したか、ピノのお膳立てからボックス付近のトリゲロスが鋭いシュートを枠に飛ばすが、これは再びGKデ・ヘアの好守に遭う。
時間の経過と共に相手陣内でのプレーを少しずつ増やしたユナイテッドは、相手ボックス付近で前線の選手がコンビネーションを仕掛ける場面を作り出す。30分には左CKからC・ロナウドがヘディングシュートを放ったが、以降はなかなかフィニッシュの形を作り出せず。
結局、ビジャレアルペースで進んだ試合はゴールレスのまま後半へ突入。劣勢だったユナイテッドの戦い方に大きな変化はなく、後半もホームチームが圧倒的にボールを握って押し込む展開となる。
その流れの中で59分にはビジャレアルの左を起点とした分厚い攻めからモイ・ゴメスのシュートのこぼれ球に反応したトリゲロスが、ボックス右からピッチに強く叩きつける右足のシュートを枠に飛ばす。だが、これはGKデ・ヘアがビッグセーブで阻止。続く63分にはボックス左でモイ・ゴメスの短い落としに反応したダンジュマにシュートチャンスも、ここは相手DFの寄せが気になったか、シュートを大きくふかす。
守護神の再三の好守に救われて何とか0-0のスコアを維持するユナイテッドだが、66分にはファン・デ・ベーク、マルシャルを諦めてB・フェルナンデス、ラッシュフォードを同時投入する。
すると、この交代によって徐々にアウェイチームが押し返していくと、71分には右サイドでボールを持ったサンチョが中央のB・フェルナンデスとのワンツーでゴール前に抜け出し、冷静にDFを左にかわして左足のシュート。だが、これはGKルジにうまく間合いを潰されて決め切れない。
それでも、CLの舞台では勝負強い戦いが目立つユナイテッドは、相手のミスを突いてまんまとゴールを陥れる。78分、GKルジのリスタートのボールをボックス付近で後ろ向きに受けたキャプーにフレッジが強い圧力をかけてボールロストを誘うと、こぼれ球に反応したC・ロナウドが前に出ていたルジの頭上を越えるループシュートを流し込み、開幕5試合連続ゴールとした。
優勢に試合を運びながらもミスから先制を許したビジャレアルは、すでに投入していたアルベルト・モレノ、チュクウェゼに続き、ラバ、ディアをピッチに送り込んでいく。
一方、先制してからより落ち着いた試合運びを見せるユナイテッドは、カウンターを軸にC・ロナウド、ラッシュフォード、B・フェルナンデスと2点目に迫る際どいチャンスを作り出す。
すると、試合終了間際の90分にはハーフウェイライン付近でのC・ロナウドのボール奪取からカウンターを発動すると、C・ロナウド、ラッシュフォード、B・フェルナンデスと左から右サイドへボールを展開。最後はボックス右でパスを受けたサンチョがクロスバーの内側を叩く強烈な右足のシュートを叩き込み、待望の加入後初ゴールとした。
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スタンドに共同オーナーら集結も過去35年で最悪の出だし テン・ハグ監督は上層部の信頼強調
マンチェスター・ユナイテッドがまたも勝てなかった。 プレミアリーグ前節のトッテナム戦で完敗してからエリク・テン・ハグ監督の去就を巡り、より慌ただしくなるユナイテッド。チャンピオンズリーグのポルト戦をどうにかドローに持ち込み、6日のプレミアリーグ第7節でアストン・ビラと対戦した。 プレス意識の部分では改善が感じられる戦いぶりだったが、結果は0-0のドローに終わり、2勝2分け3敗の14位で代表ウィークに。これで公式戦5試合未勝利のオランダ人指揮官だが、イギリス『スカイ・スポーツ』でこう評す。 「組織力と個性で非常に良いものがあった。粘り強く、決意に満ちてもいたし、チームとして非常に良いスピリットを示しくれた。ほとんどチャンスを許さなかったし、ああいう守備をすれば、ツキが巡ってくることもある」 「最後にチャンスを許したが、あれが唯一だったと思う。我々はボールを握り、いくつかのチャンスを作ったが、そんなに多くもなかった。本当に均衡した試合で、バーに直撃したり、ラシーの良いチャンスもあったがね」 この試合のスタンドにはアレックス・ファーガソン元監督をはじめ、ジム・ラトクリフ共同オーナーら上層部の姿も。「我々は常に話をしている。毎週にわたってね」とし、改めて上層部との信頼関係を強調した。 「我々は誰もが同じ船に乗り、一致団結している。何を目指しているのか理解しているんだ。長期的なプロジェクトだし、プロセスを改善し続けないといけない」 「とてもタフなアウェイでの2試合だったが、我々の信念とスピリットを示した」 ちなみに、開幕7試合で8ポイントというのは『Opta』いわく、勝ち点7を記録した1989-90シーズン以降で最低のスタートという。 <span class="paragraph-title">【画像】スタンドに上層部の姿も</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Manchester United’s co-owner Sir Jim Ratcliffe and the management are all in attendance at Villa Park today. <a href="https://t.co/CfwKXoE9L6">pic.twitter.com/CfwKXoE9L6</a></p>— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) <a href="https://twitter.com/FabrizioRomano/status/1842913945310335398?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】ブルーノの直接FKもクロスバー…アストン・ビラの牙城崩せず</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="lbvsaFOypEU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.07 10:01 Mon3
36歳エバンスの活躍際立ったユナイテッド現状にOBベルバトフが喝 「ピッチの全員が恥じるべき」「批判は今後も強まる」
マンチェスター・ユナイテッドOBのディミタール・ベルバトフ氏が古巣の後輩選手を叱責した。 プレミアリーグ前節のトッテナム戦で完敗してからエリク・テン・ハグ監督の去就を巡り、より慌ただしくなるユナイテッド。チャンピオンズリーグのポルト戦をどうにかドローに持ち込み、6日のプレミアリーグ第7節でアストン・ビラと対戦した。 プレス意識の部分では改善が感じられる戦いぶりだったが、結果は0-0に終わり、2勝2分け3敗の14位。公式戦5試合勝ちなしとなり、『Opta』によると、開幕7試合で8ポイントは勝ち点7を記録した1989-90シーズン以降で最低のスタートという始末だ。 テン・ハグ監督に対するプレッシャーも強まるばかりの結果にイギリス『スカイ・スポーツ』で解説を務めたベルバトフ氏も「ピッチにいた誰もが恥じるべき。36歳のジョニー・エバンスがマン・オブ・ザ・マッチなのだから」と厳しい言葉を飛ばす。 「ユナイテッドは勝ち点を掴むために勝たないといけないのだから、批判は今後も強まっていくだろう。順位は14位で、信じられないことだ。現状を正すには勝ち点を掴むしかないが、今の戦い方では難しいだろう」 この試合のスタンドにはアレックス・ファーガソン元監督をはじめ、ジム・ラトクリフ共同オーナーら上層部の姿もあったが、彼らの目にはどう映ったのだろうか。 <span class="paragraph-title">【画像】スタンドに上層部の姿も</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Manchester United’s co-owner Sir Jim Ratcliffe and the management are all in attendance at Villa Park today. <a href="https://t.co/CfwKXoE9L6">pic.twitter.com/CfwKXoE9L6</a></p>— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) <a href="https://twitter.com/FabrizioRomano/status/1842913945310335398?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】ブルーノの直接FKもクロスバー…アストン・ビラの牙城崩せず</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="lbvsaFOypEU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.07 18:30 Mon4
セインツのワンダーキッド巡って争奪戦開始…スパーズやユナイテッドがすでに強い関心
サウサンプトンのワンダーキッドを巡って争奪戦が開始されたようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が報じている。 これまでセオ・ウォルコットやガレス・ベイルといった早熟な逸材を輩出してきたサウサンプトンにおいて、現在最も注目を集めているのが、U-19イングランド代表MFタイラー・ディブリング(18)。 左足の正確な技術と創造性に優れる右ウイングは、2022年4月に行われたプレミアリーグ2のニューカッスル戦でハットトリックを記録。一気に国内のスカウトの注目を集めると、5月7日に行われたプレミアリーグ第36節のブレントフォード戦では16歳でファーストチームでのベンチ入りも果たした。 その後、一度はチェルシーのU-18チームに加入したが、わずか数カ月で古巣セインツへ復帰すると、17歳の誕生日を迎えてプロ契約を締結。昨年8月に行われたEFLカップのジリンガム戦でファーストデビューし、昨シーズンは公式戦5試合に出場した。 そして、チームが1年でのプレミアリーグ復帰を決めた今シーズンは開幕からリーグ戦全試合に出場。先月に行われたイプスウィッチ・タウン戦ではチームに今季初の勝ち点をもたらす初ゴールを記録した。 以前からの優れたテクニックに加え、ここにきてフィジカル面の向上によって馬力のある仕掛けも印象的な18歳に対しては、トッテナムとマンチェスター・ユナイテッドが獲得への関心を強めており、その他のクラブもこれに追随する動きを見せているという。 開幕から下位に低迷するセインツは降格の可能性が高いとみられており、仮に降格した場合、逸材を引き留めることは困難。今冬あるいは来夏にもステップアップを果たす見込みだ。 2024.10.08 22:25 Tue5