世界で見られるスポーツ観戦の緩和、専門家は「日本国民の意識も重要に」と考え方の差がポイントと見解

2021.11.15 11:58 Mon
©超ワールドサッカー
JリーグとNPB(日本野球機構)は15日、「第43回 新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施した。

Jリーグ、プロ野球共にシーズンが佳境に入っており、2021シーズンも無事に終わりを迎えようとしている。

コロナ禍で過ごした2シーズンをやり切ることになる両リーグ。これまで感染状況、政府方針に合わせて、何度となくガイドラインを変更し、スタジアムでのクラスター発生は一度も起こしていない状況だ。
9月末をもって日本政府より一部地域に発出されていた「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が解除に。コロナ禍でありながらも、徐々に従来の生活を取り戻す動きが進んでいる。

スタジアムでの緩和も進んでおり、観客動員の制限が緩和される他、「ワクチン・検査パッケージ」を利用した上限以上の入場など、徐々に従来のスタイルに戻る動きを見せている。
一方で、海外ではサッカーにおいても野球においても多くの観客が入り、特に大きな違いは声出しの応援。マスクも着用せず、大騒ぎしている姿を何度も映像で見ており、Jリーグやプロ野球の状況とは大きく違う。

この点は多くの議論がなされる一方で、海外では再び感染者が急増中。ワクチンを打っていても、やはりマスクなし、感染予防対策なしでは、再びパンデミックに陥る可能性も見えている状況だ。

ここまで応援スタイルに関しては、タオルマフラーを振ることや大旗を振ることは解禁された中、声出しはいまだに緩和されず。その点について、賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)が国民意識の違いも大きいと語った。

「海外で野球にしてもサッカーにしてもフルオープンだと。ワクチン証明はあるかもしれないが、歓声をあげても良いという形になっている」

「それは理想的、本来そうあるべきだとは思う。我々はそれを受け入れないということではなく、できるだけそういう方向では行きたいが、国によっては感染が急増しても、色々な緩和を撤廃すると。国民の方が受け入れている現実もある」

「国民が大反対して、「何言ってんだ。感染が広がっているんだから規制すべきだ」となれば、その国はそういった方向になる。そのため、日本国民の意識も重要になる」

「色々なデータを見ていると、日本国民のかなり多くの方は、感染、重症化する可能性も否定できないので、かなり注意をされているという国民性がある」

「スポーツの世界も国民の考え方が重要。ただ、本来はフルでお客さんが入り、全員で応援したいというのがもともとスポーツの原点なので、そういう方向に持っていきたいが、国民の意識や国の考えを受けて安心・安全を守ろうとした時には、4月からすぐフルには難しいと思う」

「ただ、これは国によって大きく違う。「アメリカはやっているのに、なぜ日本ではできないんだ」という議論はあるが、日本の国の中で考えていく必要があると思う」

日本では、感染者数が大幅に減少していることもあり、飲食店の制限緩和や、市中へ繰り出す人の数は増加。それでもまだ感染が爆発はしていないが、マスクの着用などを徹底している側面が影響していることもある。

日常を取り戻したい欲求がある一方で、再び制限された生活に戻るというリスクも含んでおり、海外の事例を見る限りは時期尚早ということになるだろう。声出し応援の解禁は、来シーズンもいきなり緩和ということにはならなそうだ。

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