アンス・ファティ弾で勝ち切ったバルセロナがセルジ体制初勝利! GS2連勝で2位に浮上《CL》

2021.11.03 07:05 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第4節、ディナモ・キエフvsバルセロナが2日に行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。
PR
ホームで行われた前節のディナモ・キエフ(勝ち点1)戦を1-0で競り勝ち今グループステージ初勝利を挙げた3位のバルセロナ(勝ち点3)。だが、直後に行われたレアル・マドリーとのエル・クラシコ、ラージョ戦に連敗した結果、クーマン前監督が電撃解任となった。また、直前までバルセロナBを率いていたセルジ・バルフアンを暫定指揮官に据えて臨んだ直近のアラベス戦では、ふくらはぎを痛めたピケと不整脈で緊急入院を余儀なくされたアグエロが戦線離脱を強いられるなど、消化不良のドロー。引き続き苦境が続く。
セルジ暫定体制初勝利を目指すディナモ・キエフとのリターンマッチではアラベス戦から先発3人を変更。前述のピケとアグエロに加え、ベンチスタートのデストに代えて負傷明けのフレンキー・デ・ヨングとアンス・ファティ、ラングレが起用された。

アグレッシブな入りを見せたバルセロナは開始3分にボックス内でのデパイ、ファティの仕掛けからゴール前のデパイに決定機が訪れるが、左足のシュートはDFのブロックに遭う。
以降もボールを握って相手を押し込むバルセロナだが、ここ数試合同様にアタッキングサードでのプレー精度、アイデアを欠き攻めあぐねる状況が続く。

さらに、焦れて強引な仕掛けが目立ち始めると、相手の狙いとするロングカウンターに晒される。25分にはセットプレーの流れからデ・ペナに際どい枠内シュートを浴びるが、これはGKテア・シュテーゲンが好守で凌ぐ。また、シャパレンコを筆頭に相手の最後の精度に救われ、0-0のイーブンを維持する。

何とか前半の内にゴールをこじ開けたいバルセロナは、42分にミンゲサのクロスに反応したニコがボックス中央で渾身のヘディングシュートを放つが、これはゴール前の味方のデパイに当たってしまい、ゴールとはならず。

至近距離でのブロックもあって記録上は枠内シュート0で試合を折り返したバルセロナは、後半も流れを変えることができず。なかなか相手の守備に脅威を与えられない。63分にはボックス内で相手DFと交錯したファティがPKを獲得するが、オンフィールドレビューによって判定が覆る。

この状況を受け、セルジ監督はガビを下げて66分に今季初出場となるデンベレを投入。すると、直後の70分には右サイド深くに抜け出したミンゲサのグラウンダーのクロスがDFに当たってボックス中央にこぼれると、これをファティが抑えの利いた見事な右足ボレーで合せてゴールをこじ開けた。

ファティの19歳初ゴールで先制に成功したバルセロナだったが、ここから畳みかける攻撃を見せられず、以降は攻撃的なメンバー変更で同点を目指す相手の攻勢に晒される。その流れの中でブヤルスキーやツィハンコフらに決定的なシュートを許すが、GKテア・シュテーゲンの圧巻のワンハンドセーブなどで何とか凌ぐ。

その後、試合終盤には前がかりな相手に対して幾度かカウンターチャンスが訪れたが、デンベレらが決め切れず。それでも、前回対戦同様に何とかディナモ・キエフの反撃を凌ぎ切ったバルセロナは、セルジ体制初勝利を挙げると共に2連勝でグループ2位に浮上した。

PR

バルセロナの関連記事

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バルセロナvsドルトムントが日本時間9日28:00にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでキックオフされる。リーグフェーズで激闘演じた両雄による、ベスト4進出を懸けた第1ラウンドだ。 バルセロナはラウンド16でベンフィカと対戦。リーグフェーズで激闘を演じた 2025.04.09 18:00 Wed
かつてバルセロナでもプレーした元フランス代表DFのジェレミー・マテュー氏(41)が意外なセカンドキャリアを歩んでいる。フランス『レキップ』が伝えている。 トゥールーズやバレンシア、バルセロナ、スポルティングCPなどでプレーしたマテュー氏。バルセロナ時代にはチャンピオンズリーグ優勝やラ・リーガ、FIFAクラブ・ワー 2025.04.09 16:50 Wed
ドルトムントのニコ・コバチ監督が、バルセロナ戦へ向けて意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 9日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでドルトムントはアウェイでバルセロナと対戦する。 ニコ・コバチ監督は、2月からドルトムントを指揮しているが、かつてバイエルンを指揮していた際には、バルセ 2025.04.09 15:40 Wed
バルセロナのハンジ・フリック監督が、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのドルトムント戦へ意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 9日、CL準々決勝1stレグでバルセロナはホームにドルトムントを迎える。 両者はリーグフェーズでも対戦しており、その際にはバルセロナが2-3で勝利を収めていた 2025.04.09 14:50 Wed
バルセロナのスペイン代表MFガビがチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のドルトムン戦に向けて記者会見に出席。自身の状態やハンジ・フリック監督との関係についても語った。 ガビは2023年にヒザの十字じん帯を断裂。およそ1年間離脱すると、2024年11月に復帰。そこから出場時間を増やしている。 ケガからの回復に 2025.04.08 23:40 Tue

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

パリ・サンジェルマン(PSG)とのアウェイゲームに臨むアストン・ビラだが、アルゼンチン代表の守護神を巡って早くも荒れる展開が危惧される。 今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で躍進光るアストン・ビラは、9日に敵地パルク・デ・プランスで行われる準々決勝1stレグでPSGと対戦する。 指揮官ウナイ・エメリの 2025.04.09 20:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマンvsアストン・ビラが日本時間9日28:00にキックオフされる。ラウンド16でリバプールを撃破し、一躍優勝候補に踊り出たPSGが、古巣対決となるFWアセンシオとかつてPSGを指揮した策士ウナイ・エメリ監督率いるアストン・ビラと対峙する一戦だ。 ラウ 2025.04.09 18:01 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バルセロナvsドルトムントが日本時間9日28:00にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでキックオフされる。リーグフェーズで激闘演じた両雄による、ベスト4進出を懸けた第1ラウンドだ。 バルセロナはラウンド16でベンフィカと対戦。リーグフェーズで激闘を演じた 2025.04.09 18:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)も準々決勝の戦いがスタート。ベスト4入りを目指した8チームが対戦する。 8日に行われた2試合では、アーセナルがレアル・マドリーに3-0で、インテルがバイエルンに1-2で勝利を収めている中、アーセナルの勝利により、プレミアリーグは今シーズンの5位までが来シーズンのCL権を得られることにな 2025.04.09 17:45 Wed
ドルトムントのニコ・コバチ監督が、バルセロナ戦へ向けて意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 9日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでドルトムントはアウェイでバルセロナと対戦する。 ニコ・コバチ監督は、2月からドルトムントを指揮しているが、かつてバイエルンを指揮していた際には、バルセ 2025.04.09 15:40 Wed

バルセロナの人気記事ランキング

1

バルセロナの状況一変、ダニ・オルモ&パウ・ビクトルの登録を国が認めることに! ラ・リーガやRFEFに対して「権限を持っていないことは明白」と判決

国立スポーツ評議会(CSD)は3日、バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモとスペイン人FWパウ・ビクトルの登録を認める判決を出した。 慢性的な財政難に陥っているバルセロナ。移籍市場が開くたびに選手のサラリーキャップの問題が発生。問題が解決しない中でも補強を繰り返し、選手を登録できないという事態が近年は発生している。 今シーズンも例外ではなく問題が発生。2024年12月31日までにファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の問題を解決できていないとして、ダニ・オルモとパウ・ビクトルの1月からの登録抹消が発表されていた。 しかし、バルセロナはCSDへ異議申し立てを行い、暫定的に登録を認めさせることに成功。バルセロナは改修中のカンプ・ノウのVIP席の475席を1億ユーロ(約161億9000万円)で販売したことを発表したが、スペインサッカー連盟(RFEF)とラ・リーガはこれを認めず、ダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録を認めないことを決定した。 また、ラ・リーガは2日にバルセロナに対して厳しい声明を発表。「FCバルセロナは、2024年12月31日または2025年1月3日時点、また現在も、ダニ・オルモとパウ・ビクトルを登録するための「フェアプレー」として公に知られているプラ​​スの残高または登録能力を持っていない」としていたが、バルセロナはこれに反発。CSDに委ねた中、バルセロナが勝利することとなった。 CSDは「この手続きを通じて、また当事者の主張を考慮した上で、監視委員会はFCバルセロナが要求した以前のビザやライセンスについて決定する権限がないことは明白かつ議論の余地なく立証された」とすることに。そもそも、バルセロナに対してライセンスを取り消す権利をラ・リーガ、RFEFが持っていないと結論づけた。ただ、ラ・リーガはこの決定に対して、裁判所へ上訴することが可能となっている。 バルセロナも今回の決定を受けて声明を発表。CSDの判決を喜んだ。 「国立スポーツ評議会(CSD)は木曜日、サッカー選手のダニ・オルモとパウ・ビクトル、およびFCバルセロナが1月7日に提出した控訴を支持し、RFEFとラ・リーガの調整協定の監視委員会の合意を無効にした」 「CSDの決議によると、『当事者の主張を考慮した後、この手続きを通じて、監視委員会が以前のライセンスとFCバルセロナが要求したライセンスを決定する能力がなかったことは明確かつ議論の余地なく立証された』とのことだ」 2025.04.03 23:22 Thu
2

年俸30.6億円のデ・ヨング、放出候補から一転バルセロナに長期滞在の可能性

バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)だが、放出候補から一転してクラブに長期滞在する可能性があるようだ。 2019年7月にアヤックスからバルセロナに完全移籍で加入したデ・ヨング。ここまで公式戦246試合で19ゴール23アシストを記録している。 中盤だけでなくセンターバックとしてもプレーしたデ・ヨングだが、今シーズンはケガの影響もあり出番が減少。ファンからはパフォーマンスの低さに口笛を吹かれたりブーイングを受けるなどしていた。 また、慢性的な財政問題を抱えるクラブにおいて、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキと共に最高水準のサラリーをもらっていることもあり、常に売却候補として名前が挙げられていたが、どうやら状況は一変したようだ。 ハンジ・フリック監督はデ・ヨングを起用し、チームの中でのポジションも変化。クラブも扱いを再考することとなり、デ・ヨング自身もバルセロナに留まる意思を持っているという。 スペイン『スポルト』によれば、デ・ヨングの代理人とバルセロナが交渉を行っているとのこと。現行契約は2026年夏までとなっているが、ボーナスやパフォーマンスに絡む条件を含め、現在の1900万ユーロ(約30億6000万円)を支払うことに同意する可能性があるようだ。 ただ、バルセロナのサラリー問題は解決していない状況。夏にどういった状況になるかは不明だが、それでもデ・ヨングは今の条件のままチームに残ることが濃厚になりそうだ。 2025.04.07 23:50 Mon
3

強引なダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録に待った、ラ・リーガがバルセロナのサラリーキャップに声明「現在も登録能力は持っていない」

ラ・リーガは2日、バルセロナのサラリーキャップに関して上限を引き下げることを発表した。 慢性的な財政難に陥っているバルセロナ。移籍市場が開くたびに選手のサラリーキャップの問題が発生。問題が解決しない中でも補強を繰り返し、選手を登録できないという事態が近年は発生している。 今シーズンも例外ではなく、スペイン代表MFダニ・オルモとスペイン人FWパウ・ビクトルの登録に問題が発生。2024年12月31日までにファイナンシャルフェアプレーの問題を解決できていないとして、1月からの登録抹消が発表されていた。 しかし、バルセロナは国立スポーツ評議会(CSD)へ異議申し立てを行い、暫定的に登録を認めさせることに成功していた。 バルセロナは改修中のカンプ・ノウのVIP席の475席を1億ユーロ(約161億9000万円)で販売したことを発表。投資家のフォルタ・アドバイザーズとニュー・エラ・ビジョナリー・グループは、この取引ですでに5700万ユーロ(約92億3000万円)をバルセロナに支払っているとしていたが、バルセロナが会計に含めなかったことを受け、ラ・リーガはこれを認めず、ダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録を認めないことを決定した。 また、ラ・リーガはバルセロナに厳しい声明を発表。「FCバルセロナは、2024年12月31日または2025年1月3日時点、また現在も、ダニ・オルモとパウ・ビクトルを登録するための「フェアプレー」として公に知られているプラ​​スの残高または登録能力を持っていない」とした。 これにより、バルセロナはサラリーキャップの上限が大幅に削減され、夏の補強に大きな打撃が。選手の売却に動く必要が出てくることとなるが、これは今に始まった問題ではなく、バルセロナはクラブの方針を正す時が来たのかもしれない。 2025.04.02 23:40 Wed
4

【ラ・リーガ第30節プレビュー】9連勝のバルセロナと6連勝のベティスの絶好調対決!

先週末に行われた第29節ではバルセロナ、レアル・マドリーが揃って勝利を収めた一方、3位のアトレティコ・マドリーは痛恨のドローに終わってリーグタイトルレースは2強に絞り込まれた印象だ。また、第2集団の勝ち点差も徐々に詰まってきている。 週明けにUEFAコンペティションの準々決勝1stレグが控えるなか、今節の最注目カードは9連勝で首位に位置するバルセロナ(勝ち点66)と、6連勝で6位につけるレアル・ベティス(勝ち点47)による絶好調同士の上位対決だ。 バルセロナは前節、ジローナとの自治州ダービーをFWレヴァンドフスキのドブレーテの活躍などで4-1の圧勝。リーグ連勝を「9」に更新した。続くコパ・デル・レイ準決勝2ndレグではアトレティコとのタフなアウェイゲームを、絶好調のFWフェラン・トーレスの公式戦4試合連続ゴールの活躍で1-0と制し、2戦合計5-4で決勝進出を決めた。 週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦を控えるなか、今回のホームゲームでは難敵ベティスと対戦。直近の対戦となったコパのラウンド16では5-1とマニータの圧勝を収めたが、リーグ前回対戦は土壇場の失点によって2-2のドローに持ち込まれている。過密日程が続くなか、再びある程度のターンオーバーも見込まれるが、ハイレベルのポジション争いを繰り広げる攻撃陣の活躍に期待だ。 対するベティスは前節、ホームで行われたエル・グラン・デルビをMFカルドーソ、FWクチョ・エルナンデスのゴールで2-1と逆転勝利。圧巻の6連勝達成となった。週明けにはカンファレンスリーグ(ECL)のヤギエロニア戦を控えるが、対戦相手との力関係を鑑みれば、リーグ首位チームとのアウェイゲームにより注力できる。MFイスコ、FWアントニーにクチョと前線は充実している一方、敵地でのバルサ撃破に向けてはディフェンスライン、ドブレピボーテの奮闘が必須となる。 ベティスのアシストを期待しつつ、リーグ4連勝を目指す2位のマドリー(勝ち点63)。前節はレガネスに思わぬ打ち合いに持ち込まれたものの、FWキリアン・ムバッペのドブレーテによって3-2の勝利。続くコパではホームでレアル・ソシエダに90分間では3-4の敗戦を喫したが、延長戦をDFリュディガーのゴールで制してファイナル進出を決めた。 週明けにCLアーセナル戦を控えるなか、今節は15位のバレンシアとのホームゲームを戦う。前回対戦で激闘を演じた曲者との対戦だが、相手はDFフルキエやDFガヤといった一部主力をサスペンションで欠くこともあり、ホームでしっかりと勝ち切りたい。ただ、ラ・レアル戦の消耗に加え、GKルニンの負傷が報じられており、守護神クルトワを引き続き欠く状況で19歳GKフラン・ゴンサレスのプリメーラデビューの可能性も伝えられる。仮に、そうなった場合は守備陣の集中と攻撃陣のさらなる活躍が求められる。 3位のアトレティコ(勝ち点57)は11位のセビージャとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を目指す。ここ数試合のリーグ戦での不振に加え、コパ準決勝敗退で今季無冠が濃厚となったシメオネのチーム。また、4位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点53)とのポイント差も詰まっており、今回の一戦では同じくデルビ敗戦で気落ちする相手にリバウンドメンタリティを示したいところだ。 MF久保建英の所属する10位のソシエダは、降格圏の19位ラス・パルマスと対戦。リーグ前節は最下位のバジャドリー相手に4戦ぶりの白星を挙げたが、前述のコパではマドリーをあと一歩のところに追い詰めながらも無念の準決勝敗退となった。その古巣対戦で躍動した久保を筆頭にチームは疲労困憊の状況だが、シーズン残りの目標であるヨーロッパ出場権獲得には1つの取りこぼしも許されず、日本人エースを筆頭にここが踏ん張りどころだ。 FW浅野拓磨を擁する9位のマジョルカは、同勝ち点で8位のセルタとのトップハーフ対決に挑む。バレンシアとの前節は0-1の敗戦に終わり、7戦ぶりの黒星に。スタメン出場となった浅野も2度の決定機をモノにできず、悔しい一戦となった。今回の一戦ではその日本人ストライカーの奮起にも期待しつつ、ヨーロッパ出場権獲得へ重要なホームゲームをモノにしたい。 週明けにヨーロッパリーグ(EL)のレンジャーズ戦を控えるアスレティックは、6ポイント差で5位に位置するビジャレアルとの上位対決に臨む。EL決勝が本拠地サン・マメス開催となるため、プライオリティはELにあることは間違いないが、ここにきて選手層も充実しており、総力戦でホームチーム撃破といきたい。 《ラ・リーガ第30節》 ▽4/4(金) 《28:00》 ラージョ vs エスパニョール ▽4/5(土) 《21:00》 ジローナ vs アラベス 《23:15》 レアル・マドリー vs バレンシア 《25:30》 マジョルカ vs セルタ 《28:00》 バルセロナ vs ベティス ▽4/6(日) 《21:00》 ラス・パルマス vs レアル・ソシエダ 《23:15》 セビージャ vs アトレティコ・マドリー 《25:30》 バジャドリー vs ヘタフェ 《28:00》 ビジャレアル vs アスレティック・ビルバオ ▽4/7(月) 《29:00》 レガネス vs オサスナ 2025.04.04 22:00 Fri
5

敵地でアトレティコ撃破のバルセロナがマドリー待つ決勝進出! 殊勲フェランが公式戦4連発【コパ・デル・レイ】

コパ・デル・レイ準決勝2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsバルセロナが2日にリヤド・エア・メトロポリターノで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利。この結果、2戦合計4-5としたバルセロナの決勝進出が決まった。 ホームでの1sレグを壮絶な4-4のドローで終えたバルセロナ。直近のリーグ戦ではジローナとの自治州ダービーを4-1で快勝し、リーグ9連勝と好調を維持したなかで敵地での大一番に臨んだ。フリック監督はこの一戦で先発5人を変更。クバルシ、バルデ、フレンキー・デ・ヨング、ハフィーニャらが復帰した一方、レヴァンドフスキに代えてフェラン・トーレスを1トップに配置した。 一方、敵地で粘り強く戦ってドローに持ち込んでホーム開催の2ndレグを迎えたアトレティコ。ただ、リーグ戦では直近のエスパニョール戦で格下相手に痛恨の1-1のドロー。不振が続く。この大一番では先発5人を変更し、GKをムッソに入れ替えたほか、アルバレスやデ・パウル、ヒメネスらが復帰した。 立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられるなか、開始6分には流れを左右するインシデントが発生。アスピリクエタがハフィーニャのふくらはぎ付近に足裏を見せたアフターチャージを見舞うと、これがオンフィールド・レビューの対象に。ただ、主審は当初の判定通りにイエローカードにとどめた。 時間の経過とともに押し込む形となったバルセロナは、ラミン・ヤマルのミドルシュートやクンデのボックス内への侵入からのシュートと際どい場面を創出。 すると、27分にはボックス手前右でボールを持ったヤマルが絶妙な斜めのスルーパスを通すと、これに完璧なタイミングで飛び出したフェランがGKムッソの寄せ切られる寸前で右足シュートを流し込み、公式戦4試合連続ゴールとした。 これで2戦合計スコアで勝ち越したアウェイチームは完全にリズムに乗ってホームチームを攻め立てると、39分には再びヤマルのお膳立てからボックス左に抜け出したハフィーニャにビッグチャンスが舞い込むが、ここはGKムッソの好守に阻まれて2点目とはならず。 辛くも2失点目は回避も、前半はほぼ攻撃の形を作れなかったアトレティコはハーフタイムに3枚替えを敢行。ヘイニウドとジュリアーノ・シメオネ、アスピリクエタを下げてラングレ、ガラン、セルロートを投入。後半はハッキリと5バックの形に変更した。 この変更によって押し込む展開に持ち込むと、バルサキラーのセルロートが幾度となくゴールへ迫るが、オフサイドやバルセロナの好守に阻まれて同点ゴールとはならず。 一方、バルセロナは58分、クバルシとフェルミン・ロペスを下げてアラウホ、エリック・ガルシアを投入。守備の強度を高めると、74分には殊勲のフェランを下げてレヴァンドフスキを投入。前線でタメを作れる選手の投入で追加点を意識しつつ、逃げ切りを図る。 後半終盤にかけては追加点こそ奪えずも、ボールを保持しながら時計を進めるバルセロナが安定したゲームクローズを見せると、後半アディショナルタイムのアトレティコの決死のセットプレーも撥ね返してウノセロ勝利。 この結果、2戦合計5-4で激闘を制したバルセロナがレアル・マドリーが待つ決勝進出を決定。4月26日に行われるファイナルは激戦必至のコパ・クラシコとなった。 アトレティコ・マドリー 0-1(AGG:4-5) バルセロナ 【バルセロナ】 フェラン・トーレス(前27) 2025.04.03 06:40 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly