レーティング:ローマ 1-2 ミラン《セリエA》
2021.11.01 07:36 Mon
セリエA第11節、ローマvsミランが10月31日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのミランが1-2で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽ローマ採点

GK
1 パトリシオ 5.5
1失点場面は逆を突かれる形となったが、相手のシュートを褒めるべき。それ以外はいつも通りの安定したゴールキーピングを見せた
DF
2 カルスドルプ 5.0
1失点目に繋がるファウルなど、守備面では後手の対応が続いた。攻撃では良いタイミングで攻撃参加を見せたが、最後の場面での判断、精度に課題
(→ショムロドフ 5.0)
対人戦での活躍が期待されたが、相手の3センターバックに封じ込まれた
23 G・マンチーニ 5.5
最終的に2失点も流れの中では粘り強く戦えていた。決定的なシュートは相手GKの好守に遭う
痛恨のPK献上も判定が厳しすぎたか…。それ以外は機動力を生かした守備で奮闘。落ち着いた対応が光った
5 ビーニャ 5.5
開始直後に見事な仕掛けで決定機を創出。以降はカラブリアに押し返されたが、大きな穴は作らなかった
(→カルレス・ペレス 5.5)
試合終了間際に決定的なシュートを放ったが、GKの好守に遭う。ザニオーロと動きが被る場面は要改善
MF
22 ザニオーロ 5.0
個で局面を打開する場面もあったが、全体的にプレー判断が悪くボールを失う場面や流れを止めてしまうシーンも目立った
4 クリスタンテ 5.5
相手退場後は3バックの中央でプレー。無難な捌きにフィードを狙う場面もあったが、ケシエら相手中盤に苦戦
7 ペッレグリーニ 6.0
攻撃の起点として効果的なプレーを見せていた。テオの退場も誘発したが、試合終盤のケアーとの接触ではPKをもらえず
17 ヴェレトゥ 5.5
攻守に最低限の仕事はこなしたが、勤続疲労の蓄積か攻撃面でなかなか良いアクセントを付けられなかった
77 ムヒタリアン 5.5
攻撃の潤滑油の役目を担いつつ、守備でも献身性を見せたが、前半のみの出場に
(→アフェナ=ギャン 5.5)
18歳のガーナ人FWがカリアリ戦に続く途中出場でオリンピコデビュー。相手の屈強な守備陣に対して積極的にチャレンジする姿勢は見せた
FW
9 エイブラハム 4.5
シーズン序盤の身体のキレがなく親友トモリとケアーのコンビに封じ込められた。チームのためにはラクなポジションではなく厳しいエリアで戦うことも必要
(→エル・シャーラウィ 6.0)
古巣相手に一矢報いるゴール。ただ、得点以外の場面では焦りからかミスが目立った
監督
モウリーニョ 5.0
インテル時代から継続していたセリエA無敗記録が「43」でストップ。勝ちに行く姿勢は見せたが、全体的に戦い方が整理されておらず、相手との完成度の差は大きかった
▽ミラン採点

GK
1 タタルサヌ 6.5
失点は完全にノーチャンス。試合最終盤の2度のビッグセーブを含めベテランらしい安定したパフォーマンスだった
DF
2 カラブリア 6.5
前半は攻撃面で良いアクセントになり、後半は守備の局面で奮闘。簡単に一対一でやらせなかった
24 ケアー 7.0
試合を通して攻守にハイレベルのパフォーマンス。強さと巧さを兼ね備えたプレーに卓越したリーダーシップを発揮。守備の主役だった
23 トモリ 6.5
親友エイブラハムに仕事を許さず。押し込まれた状況でも冷静なクロス対応や対人対応が光った
19 テオ・エルナンデス 5.0
前半は決定機に絡んでPK奪取の起点に。ただ、課題の守備ではやや軽率な2つのファウルで退場処分に
MF
56 サーレマーケルス 5.5
味方の退場の煽りを受けるまで攻守両面で精力的にプレー。決定的な仕事はなかったが、必要な仕事なきっちりこなした
(→バロ=トゥーレ 5.5)
スクランブル投入も周囲のサポートを受けながら危なげなく守れていた
4 ベナセル 6.5
機動力と読みを利かせた守備に加え、マイボール時は的確な捌きと効果的なサポートでチームの戦いをスムーズにしていた
33 クルニッチ 5.5
トップ下の位置で効果的にボールを引き出してチャンスに関与。ただ、退場に繋がる不用意なボールロストは頂けなかった
(→バカヨコ 5.5)
球際の強さを生かした守備で逃げ切りに貢献
79 ケシエ 6.5
冷静なPKで決勝点を記録。マイボール時は低い位置で起点となり、守備時は味方を追い越す動きでボールホルダーを潰すなど、多くの仕事をこなした
17 レオン 6.0
決定的な仕事はなかったが、鋭い仕掛けで相手のファウルを誘い。幾つかの決定機にも顔を出した
(→トナーリ 5.5)
機動力と献身性を武器にフィルター役を完遂
FW
11 イブラヒモビッチ 7.0
弾丸FKでリーグ戦通算400、セリエA通算150ゴールを達成。決勝点に繋がるPK奪取を含めて攻撃の主役を担った
(→ジルー 5.5)
味方の退場で思い描いた形にはならなかったが、要所で身体を張った
監督
ピオリ 6.5
テオの退場で最終的には難しい試合になったが、初対決のモウリーニョに対してチームとしての完成度の差を見せつけた
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ケアー(ミラン)
普通に試合が終わっていた場合、イブラヒモビッチがMOMに相応しい活躍を見せていたが、思わぬ退場で試合の形が変わった中で圧巻のパフォーマンスを見せたディフェンスリーダーをMOMに選出。総合力の高い守備に加え、イブラヒモビッチの幻のゴールをお膳立てするなど持ち味のフィードやビルドアップでも存在感を示した。
ローマ 1-2 ミラン
【ローマ】
エル・シャーラウィ(後48)
【ミラン】
イブラヒモビッチ(前26)
ケシエ(後12[PK])
▽ローマ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 パトリシオ 5.5
1失点場面は逆を突かれる形となったが、相手のシュートを褒めるべき。それ以外はいつも通りの安定したゴールキーピングを見せた
DF
2 カルスドルプ 5.0
1失点目に繋がるファウルなど、守備面では後手の対応が続いた。攻撃では良いタイミングで攻撃参加を見せたが、最後の場面での判断、精度に課題
対人戦での活躍が期待されたが、相手の3センターバックに封じ込まれた
23 G・マンチーニ 5.5
最終的に2失点も流れの中では粘り強く戦えていた。決定的なシュートは相手GKの好守に遭う
3 イバニェス 5.5
痛恨のPK献上も判定が厳しすぎたか…。それ以外は機動力を生かした守備で奮闘。落ち着いた対応が光った
5 ビーニャ 5.5
開始直後に見事な仕掛けで決定機を創出。以降はカラブリアに押し返されたが、大きな穴は作らなかった
(→カルレス・ペレス 5.5)
試合終了間際に決定的なシュートを放ったが、GKの好守に遭う。ザニオーロと動きが被る場面は要改善
MF
22 ザニオーロ 5.0
個で局面を打開する場面もあったが、全体的にプレー判断が悪くボールを失う場面や流れを止めてしまうシーンも目立った
4 クリスタンテ 5.5
相手退場後は3バックの中央でプレー。無難な捌きにフィードを狙う場面もあったが、ケシエら相手中盤に苦戦
7 ペッレグリーニ 6.0
攻撃の起点として効果的なプレーを見せていた。テオの退場も誘発したが、試合終盤のケアーとの接触ではPKをもらえず
17 ヴェレトゥ 5.5
攻守に最低限の仕事はこなしたが、勤続疲労の蓄積か攻撃面でなかなか良いアクセントを付けられなかった
77 ムヒタリアン 5.5
攻撃の潤滑油の役目を担いつつ、守備でも献身性を見せたが、前半のみの出場に
(→アフェナ=ギャン 5.5)
18歳のガーナ人FWがカリアリ戦に続く途中出場でオリンピコデビュー。相手の屈強な守備陣に対して積極的にチャレンジする姿勢は見せた
FW
9 エイブラハム 4.5
シーズン序盤の身体のキレがなく親友トモリとケアーのコンビに封じ込められた。チームのためにはラクなポジションではなく厳しいエリアで戦うことも必要
(→エル・シャーラウィ 6.0)
古巣相手に一矢報いるゴール。ただ、得点以外の場面では焦りからかミスが目立った
監督
モウリーニョ 5.0
インテル時代から継続していたセリエA無敗記録が「43」でストップ。勝ちに行く姿勢は見せたが、全体的に戦い方が整理されておらず、相手との完成度の差は大きかった
▽ミラン採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 タタルサヌ 6.5
失点は完全にノーチャンス。試合最終盤の2度のビッグセーブを含めベテランらしい安定したパフォーマンスだった
DF
2 カラブリア 6.5
前半は攻撃面で良いアクセントになり、後半は守備の局面で奮闘。簡単に一対一でやらせなかった
24 ケアー 7.0
試合を通して攻守にハイレベルのパフォーマンス。強さと巧さを兼ね備えたプレーに卓越したリーダーシップを発揮。守備の主役だった
23 トモリ 6.5
親友エイブラハムに仕事を許さず。押し込まれた状況でも冷静なクロス対応や対人対応が光った
19 テオ・エルナンデス 5.0
前半は決定機に絡んでPK奪取の起点に。ただ、課題の守備ではやや軽率な2つのファウルで退場処分に
MF
56 サーレマーケルス 5.5
味方の退場の煽りを受けるまで攻守両面で精力的にプレー。決定的な仕事はなかったが、必要な仕事なきっちりこなした
(→バロ=トゥーレ 5.5)
スクランブル投入も周囲のサポートを受けながら危なげなく守れていた
4 ベナセル 6.5
機動力と読みを利かせた守備に加え、マイボール時は的確な捌きと効果的なサポートでチームの戦いをスムーズにしていた
33 クルニッチ 5.5
トップ下の位置で効果的にボールを引き出してチャンスに関与。ただ、退場に繋がる不用意なボールロストは頂けなかった
(→バカヨコ 5.5)
球際の強さを生かした守備で逃げ切りに貢献
79 ケシエ 6.5
冷静なPKで決勝点を記録。マイボール時は低い位置で起点となり、守備時は味方を追い越す動きでボールホルダーを潰すなど、多くの仕事をこなした
17 レオン 6.0
決定的な仕事はなかったが、鋭い仕掛けで相手のファウルを誘い。幾つかの決定機にも顔を出した
(→トナーリ 5.5)
機動力と献身性を武器にフィルター役を完遂
FW
11 イブラヒモビッチ 7.0
弾丸FKでリーグ戦通算400、セリエA通算150ゴールを達成。決勝点に繋がるPK奪取を含めて攻撃の主役を担った
(→ジルー 5.5)
味方の退場で思い描いた形にはならなかったが、要所で身体を張った
監督
ピオリ 6.5
テオの退場で最終的には難しい試合になったが、初対決のモウリーニョに対してチームとしての完成度の差を見せつけた
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ケアー(ミラン)
普通に試合が終わっていた場合、イブラヒモビッチがMOMに相応しい活躍を見せていたが、思わぬ退場で試合の形が変わった中で圧巻のパフォーマンスを見せたディフェンスリーダーをMOMに選出。総合力の高い守備に加え、イブラヒモビッチの幻のゴールをお膳立てするなど持ち味のフィードやビルドアップでも存在感を示した。
ローマ 1-2 ミラン
【ローマ】
エル・シャーラウィ(後48)
【ミラン】
イブラヒモビッチ(前26)
ケシエ(後12[PK])
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
|
|
ミランの人気記事ランキング
1
マルディーニ氏の27歳長男が現役引退へ...ミランやセリエAでのプレー叶わずもセカンドキャリアは…
ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニ氏の長男が現役引退を決断したようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミランのクラブ史における最大のバンディエラと言っても過言ではないマルディーニ氏。クラブキャリア全てをミランに捧げ、史上最高の左サイドバックとも称された男は、今夏まで古巣でテクニカル・ディレクター(SD)を務めていた。 そんなマルディーニ氏には2人の息子がおり、どちらも父に続いてサッカー選手に。次男はミランからエンポリへ武者修行中の元U-20イタリア代表FWダニエル・マルディーニで、長男が現在無所属のDFクリスティアン・マルディーニ(27)だ。 まだ21歳の次男ダニエルが偉大な父に追いつけ追い越せと言わんばかりに逞しくセリエAで奮闘する一方、長男クリスティアンはミランの下部組織を退団後、セリエCやセリエDでのキャリアが中心となり、一時はマルタでのプレーも経験した。 現在に至るまでセリエAへのステップアップが叶っていないなか、昨シーズンはセリエCのレッコに所属も1年で契約が切れて現在は無所属。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、クリスティアンは現役引退を決断したという。 セカンドキャリアは代理人業。イタリアの著名なエージェントであり、イタリア代表のMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)やMFダビデ・フラッテージ(インテル)、MFブライアン・クリスタンテ(ローマ)、また弟ダニエルなども顧客に持つジュゼッペ・リソ氏の下で働き始めるとのことだ。 祖父のチェーザレ・マルディーニ氏、そして父であるパオロ・マルディーニ氏...先代2人のように偉大なキャリアを築けなかったクリスティアン・マルディーニだが、いつの日かカルチョに大きな影響力を持つ大物代理人となる日が来るかもしれない。 2023.09.13 15:01 Wed2
「サッカーが大嫌いだった」偉大な父を持つ18歳M・イブラヒモビッチ、父ズラタンとの比較は「嫌だった」
ミラン・フトゥーロのU-18スウェーデン代表FWマキシミリアン・イブラヒモビッチが自らのキャリアについて語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 現在はミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、マキシミリアン。7月にはミランとプロ契約を交わし、下部組織で父と同じプロサッカー選手の道を歩み始めている。 主に左ウイングとしてプレーする18歳は、プリマヴェーラ1でここまで7試合4ゴールと好発進のシーズンに。10月にはU-18スウェーデン代表に初招集された。 マキシミリアンは代表活動中に取材に応じると、9歳から始まったサッカーキャリアを回想。父親が所属したパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)のアカデミーを渡り歩くと、その後は母国スウェーデンのハンマルビーでプレーし、2022年8月にミランへ行き着いた。 「どこの国でも良い思い出があるけれど、ミランが一番居心地の良い場所だった」 「始めたのは9歳の時でかなり遅かった。パリの地元クラブで」 「でも(サッカーに)一目惚れしたからじゃない。その逆だ。11歳くらいまではサッカーが大嫌いだった。最悪だった。すべてが間違っていて嫌だった。父と比較されるのも嫌だった」 「でもある日、サッカーへの愛に目覚めた。突然ピンと来たんだ」 また、昔は嫌だったという父との比較についてさらにコメント。今では自分の道を見つけているようだ。 「比較については考えない。僕は僕だし、彼は彼だ。同じポジションをプレーしているわけでもないから、比べることはあまりない」 好きな選手はブラジル代表FWネイマール、先輩のポルトガル代表FWラファエル・レオン、ミランにも所属した元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏だとも明かしたマキシミリアン。ともに練習したことがあるレオンについては「初めて彼を見た時、まるでお菓子屋さんにいる気分だった」というが、「今はむしろ競争相手として見ている」と頼もしいコメントも残した。 <span class="paragraph-title">【動画】U-18代表入り! 取材に応じるマキシミリアン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vuIK6ScqWUg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 15:50 Thu3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.5 “グランデ・ミラン”CL制覇、セリエA3連覇達成/ミラン[1993-94]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.5</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1993-94シーズン/ミラン 〜グランデ・ミラン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1993-94milan.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(47) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、セリエA 攻撃力6:★★★★★★☆☆☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">CL制覇、セリエA3連覇達成</div> サッキが退任後、1991年にミランの監督に就任したカペッロは、バレージやマルディーニ、コスタクルタら守備能力の高いDFを生かしたソリッドなスタイルで、1年目からセリエA初となる無敗優勝を達成。さらに翌年もセリエAを制し、CLの決勝にも進出したミランは、1993―94シーズンに3連覇の偉業を成し遂げた。このシーズンの得点数は、わずか36得点。優勝クラブとしては、過去類を見ない少なさだった。しかし、失点数はわずか15という特筆ものの数字だった。抜群の勝負強さを発揮する当時のミランは、“グランデ・ミラン”と称され、まさに黄金期を迎えていた。 1993-94シーズンのハイライトは、何といってもCL決勝だった。相手はクライフの下で、ミランと同じく黄金期を迎えていたバルセロナ。下馬評では、ロマーリオやストイチコフ、クーマンらを擁するバルセロナが圧倒的有利との見方が大勢を占めたが、フタを開けてみればミランが4-0で圧勝した。ミランは序盤から、お家芸となっていたハイプレスを敢行し、デサイーを中心に中盤で主導権を掌握。マッサーロの2ゴールでリードして試合を折り返すと、後半開始直後にはサビチェビッチの鮮やかなループシュートで加点した。そして、終盤にはデサイーにもゴールが生まれ、“ドリームチーム”を見事に粉砕してみせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鉄壁の守備陣</div> このシーズンのミランは、それまでチームを支えてきたオランダ・トリオが崩壊していた。ライカールトとフリットがクラブを去り、ファン・バステンも慢性的な負傷でコンディションが整わず。チームは転換期を迎えていた。そのなかでも、セリエAとCLを制覇できたのは、バレージとマルディーニ、コスタクルタ、タソッティというサッキ時代から不変のバックラインを擁していたからだ。パヌッチとガッリという優秀な選手もベンチに控えており、まさに隙のない守備陣だった。 守備に関して言えば、デサイーとアルベルティーニというセントラルMF2選手も効いていた。そして、前線にはテクニシャンのボバンとサビチェビッチが並んだ。チームはファン・バステンとフリットという得点源を補うようなストライカーが不在だったが、全体のバランスが良いチームだった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデヤン・サビチェビッチ(28)</span> イタリア語で天才を意味する“ジェニオ”のニックネームを持つモンテネグロ人アタッカー。ミランに加入した1992―93シーズンは、ファン・バステンやフリットの高い壁に苦しんだが、カペッロ就任後はチームにとって欠かせない存在となった。とりわけ、1993-94シーズンのCL決勝の活躍は印象的。前半22分に右サイドのドリブル突破からマッサーロの先制弾をアシストすると、後半2分には巧みな仕掛けから見事なループシュートを決めて、タイトル獲得に大きく貢献した。一方、ユーゴスラビア代表(当時)としては、内戦などの影響で全盛期に国際舞台への出場が叶わず、晩年に1998年フランスW杯に出場するにとどまった。 2019.04.05 22:00 Fri4
「神々しい」「芸術だ」イブラヒモビッチの髪をほどいた貴重な姿にファン反応「愛してる」「美術館に飾ってくれ」
元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏の普段とは異なる姿が話題だ。 昨シーズン限りで現役を引退し、2023年末にミランのアドバイザーに就任したイブラヒモビッチ。セリエAで2位にはつけるものの、首位インテルに独走を許すチームのさらなる強化にいそしんでいる。 そのイブラヒモビッチ氏が自身のSNSを更新。「モナリザ」のコメントとともに、普段は結んでいる長髪をほどいた姿を白黒に加工した写真を投稿した。 2010年頃から、後ろ髪を結ったマンバンと呼ばれるヘアスタイルを取り入れているイブラヒモビッチ氏。時折髪をほどくことはあるが、オフィシャルな場ではほとんど髪を結んだ姿で登場しており、珍しい姿となった。 これには、ファンも「愛してる」、「神々しい」、「モナ・イブラだ」、「ルーブル美術館に飾ってくれ」、「芸術だ」と反応している。 今度は経営陣の一角としてミランを支えているイブラヒモビッチ氏。現役を退いてもなお、その注目度は変わらない。 <span class="paragraph-title">【画像】イブラヒモビッチ氏の髪をほどいた貴重な姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C4vJb4ztvtK/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C4vJb4ztvtK/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C4vJb4ztvtK/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Zlatan Ibrahimović(@iamzlatanibrahimovic)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.21 12:10 Thu5
