【CLグループ第4節プレビュー①】崖っぷちバルサが新体制初勝利狙う! バイエルンら3チームに今節突破の可能性
2021.11.02 18:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4節が11月2日と3日に開催される。ここではグループステージ第4節1日目となるグループE~Hの戦いを展望を紹介していく。
◆苦境バルサが新体制初勝利、バイエルンが突破目指す~グループE~

優勝候補バイエルン(勝ち点9)の圧倒的な強さが際立つグループEは、ベンフィカ(勝ち点4)と3位のバルセロナ(勝ち点3)による熾烈な2位争いに注目が集まる。今節の戦いを制して次節の直接対決を上位で迎えるのどちらのチームとなるか…。
ホームで行われた前節のディナモ・キエフ(勝ち点1)戦を1-0で競り勝ったバルセロナだが、直後に行われたレアル・マドリーとのエル・クラシコ、ラージョ戦に連敗した結果、クーマン前監督が電撃解任となった。直前までバルセロナBを率いていたセルジ・バルフアンを暫定指揮官に据えて臨んだ直近のアラベス戦では消化不良の1-1のドロー。さらに、ふくらはぎを痛めたDFピケと心臓の問題で検査入院を余儀なくされたFWアグエロが戦線離脱と、MFペドリやMFフレンキー・デ・ヨングに続く新たな離脱者まで出してしまった。
セルジ暫定体制初勝利を目指すディナモ・キエフとのアウェイゲームではFWアンス・ファティとFWデンベレがメンバー入りもコンディションに不安があり、エースFWデパイに大きな負担がかかる攻撃陣は懸念材料。不振続くMFコウチーニョやFWルーク・デ・ヨングらの奮起、MFガビに続く新たなカンテラーノの台頭が待たれる。
ここまで3試合連続で3ゴール以上を奪って全勝のバイエルンは、今節の勝利で自力での決勝トーナメント進出が決定する。先月27日に行われたボルシアMGとのDFBポカールでは屈辱的な0-5の惨敗を喫したが、直近のウニオン・ベルリン戦ではFWレヴァンドフスキのドッペルパックの活躍などで5-2の快勝。きっちりバウンスバックを達成し、ホームでのベンフィカとのリターンマッチに臨む。前回対戦では4-0で圧勝しているものの、GKノイアーの2つのビッグセーブやFWサネの見事な直接FKが決まらなければ、引き分けや負けの可能性もあっただけに、ポカールの大敗を教訓に気を引き締めて臨みたい。
【グループE】
▽11/2(火)
《29:00》
ディナモ・キエフ vs バルセロナ
バイエルン vs ベンフィカ
◆ダービー控えるユナイテッド、混戦抜け出す3連勝なるか~グループF~

三つ巴の争いが予想されたグループFでは、ヤング・ボーイズ(勝ち点3)がマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点6)に金星を挙げたこともあり、前半戦終了時点で全チームが少なくとも1勝を挙げている混戦模様だ。そのため、今節では突破チームは決まらないが、上位2チームが突破に王手をかけるか、下位2チームのリベンジによって更なる混戦となるか、重要な一節となるはずだ。
まさかの敗戦スタートからビジャレアル、アタランタとのホーム連戦をいずれも劇的な逆転勝利で連勝した首位のユナイテッド。ただ、アタランタ戦の興奮冷めやらぬ中で臨んだリバプールとのリーグ戦ではホームで0-5の屈辱的な惨敗。リーグ4戦未勝利という不振を受け、スールシャール監督の解任の可能性が盛んに報じられたが、背水の陣で臨んだ直近のトッテナム戦では[3-5-2]へのシステム変更が完璧に機能。FWクリスティアーノ・ロナウドとFWカバーニの2トップ揃い踏みの活躍に公式戦11戦ぶりのクリーンシートという最高な内容で3-0の快勝を収めた。
そして、今週末に宿敵マンチェスター・シティとの重要なダービーを控える中、今節はアタランタとのリターンレグに臨む。チームにとってはどちらの試合も重要だが、ベテラン2トップの3戦連続継続起用はリスクも大きく、ノルウェー人指揮官の採用する布陣や用兵に注目したい。
一方、敵地での前回対戦では前半に2点を先行しながらも、最終ラインの負傷者の影響などもあり、最終的に厳しい逆転負けとなった3位のアタランタ(勝ち点4)。その一戦以降は直近のラツィオ戦で2度のビハインドを追いつく劇的なゲームを演じたものの、1勝2分けと今一つ乗り切れない。とりわけ、公式戦6試合連続失点中の守備の立て直しがユナイテッド戦勝利のカギを握る。
アタランタvsユナイテッドの結果次第で首位浮上の可能性がある2位のビジャレアル(勝ち点4)は、最下位のヤング・ボーイズ相手に連勝を狙う。敵地での前回対戦ではFWジェレミ・ピノ、FWジェラール・モレノのスペイン代表コンビの活躍などもあり、決定力の差を見せつけて4-1の快勝を収めた昨季のヨーロッパリーグ王者。だが、不振が続くリーグ戦ではアスレティック・ビルバオ、バレンシアに敗戦を喫するなど、4戦未勝利と苦境に陥る。直近3試合連続複数失点中の守備に加え、ジェラール・モレノが再離脱した攻撃面と多くの問題を抱える中、攻守両面でアグレッシブさが光るスイス王者に勝ち切ることはできるか。
【グループF】
▽11/2(火)
《29:00》
ビジャレアル vs ヤング・ボーイズ
アタランタ vs マンチェスター・ユナイテッド
◆新生ヴォルフスブルクvs突破懸かるザルツブルク~グループG~

本命不在のグループGでは本命と思われたセビージャが3試合連続ドローと思わぬ苦戦を強いられている中、2連勝中のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)が首位に立つ。そして、今節で勝利した場合、ザルツブルクは一足先に混戦を抜け出すことになる。
前節、FWアデイェミとFWオカフォルの活躍によってヴォルフスブルクに3-1の快勝を収めたザルツブルクは、国内リーグでも開幕から無敗継続と好調を維持。その好調をけん引する前述の2選手ら攻撃陣は直近の2試合でもきっちり結果を残しており、アウェイで戦うリターンレグに良い形で臨めるはずだ。
一方、僅差でグループ最下位に沈むヴォルフスブルク(勝ち点2)は、先月24日にファン・ボメル前監督を解任。前ブレーメンのコーフェルト監督を新指揮官に据え、ここからの逆転突破を目指す。その新体制初陣となった先週末のリーグ戦では強豪レバークーゼンに2-0で勝利し、公式戦8試合ぶりの勝利。最高の形で新体制をスタートさせている。前回対戦を見れば、ザルツブルク相手に難しい戦いが予想されるが、ホーム初采配の新指揮官の下でグループステージ初勝利を目指す。
前回対戦を0-0のドローで終えた2位のセビージャ(勝ち点3)と、3位のリール(勝ち点2)のリターンマッチは引き続き拮抗した戦いが予想される。
国内リーグと異なり、全体的に硬さが見受けられるセビージャは、エースFWエン=ネシリの戦列復帰によってほぼ主力が戻ってきており、5枚の交代カードの切り方を含め、よりアグレッシブな戦いが求められる。ラ・リーガでは直近の3試合の内、2試合で複数ゴールを上げており、FWオカンポスらの復調は大きなプラス材料だ。また、DFジエゴ・カルロスがこの間に2ゴールを上げており、接戦をモノにする上で重要なセットプレーで存在感を発揮してくれそうだ。
対するリールは直近のパリ・サンジェルマン戦での敗戦によって公式戦4試合未勝利と苦境が続く。攻撃面においては2戦連発中のFWデイビッドへの依存が顕著となっており、FWブラク・ユルマズやFWイコネ、FWウェアといったアタッカー陣の奮起が求められる。
【グループG】
▽11/2(火)
《26:45》
ヴォルフスブルク vs ザルツブルク
《29:00》
セビージャ vs リール
◆ユーベ、突破決定で不振リーグ戦に集中できるか~グループH~

2強2弱の構成となったグループGは前半戦終了時点で全勝のユベントス(勝ち点9)が首位、2勝のチェルシー(勝ち点6)が2位と戦前の予想通りに近い形で進んでいる。後半戦の初戦となる今節は3位のゼニト(勝ち点3)と直接対峙するユベントスに突破の可能性がある。
前節、敵地でのゼニト戦を試合終盤のMFクルゼフスキのゴールによって公式戦4試合連続でウノゼロを達成したユベントス。だが、直後のインテルとのデルビーを1-1のドローで終え、公式戦の連勝が「6」でストップすると、以降はサッスオーロ、ヴェローナとプロヴィンチアの格下相手にまさかの連敗。9位に甘んじる屈辱を味わっている。
引き分け以上で突破を決められる今回のゼニトとのリターンレグでは、セリエAでの失態を払しょくする勝利を挙げると共に、残り2試合を消化試合にすることでリーグ戦に集中できる環境を整えたい。ただ、対戦相手のゼニトは直近のスパルタク・モスクワ(7-1)、ディナモ・モスクワ(4-1)との強豪対決を連勝しており、MFクラウジーニョやFWアズムンら好調な攻撃陣は脅威となるはずだ。これまで通り、守備をベースにFWモラタとFWディバラらアタッカー陣には決定的な仕事が求められる。
そのユベントスに唯一の敗戦を喫し、2位に甘んじるチェルシーは4-0で圧勝した前回のマルメ(勝ち点0)戦でFWルカクとFWヴェルナーの2トップを負傷で失ったが、以降の公式戦では中盤の選手たちがゴールスコアラーとして躍動し3連勝中だ。
今季最多の7ゴールを挙げたノリッジ戦ではMFマウントがハットトリック、3-0で勝利した直近のニューカッスル戦ではウイングバック起用のDFリース・ジェームズが初の1試合2ゴールと見事な決定力を発揮。引き続き2トップを含む数人の主力を欠くことになるが、実力差があるマルメ相手に3勝目を手にして突破に王手をかける可能性は高い。
【グループH】
▽11/2(火)
《26:45》
マルメ vs チェルシー
《29:00》
ユベントス vs ゼニト
◆苦境バルサが新体制初勝利、バイエルンが突破目指す~グループE~

Getty Images
優勝候補バイエルン(勝ち点9)の圧倒的な強さが際立つグループEは、ベンフィカ(勝ち点4)と3位のバルセロナ(勝ち点3)による熾烈な2位争いに注目が集まる。今節の戦いを制して次節の直接対決を上位で迎えるのどちらのチームとなるか…。
ホームで行われた前節のディナモ・キエフ(勝ち点1)戦を1-0で競り勝ったバルセロナだが、直後に行われたレアル・マドリーとのエル・クラシコ、ラージョ戦に連敗した結果、クーマン前監督が電撃解任となった。直前までバルセロナBを率いていたセルジ・バルフアンを暫定指揮官に据えて臨んだ直近のアラベス戦では消化不良の1-1のドロー。さらに、ふくらはぎを痛めたDFピケと心臓の問題で検査入院を余儀なくされたFWアグエロが戦線離脱と、MFペドリやMFフレンキー・デ・ヨングに続く新たな離脱者まで出してしまった。
ここまで3試合連続で3ゴール以上を奪って全勝のバイエルンは、今節の勝利で自力での決勝トーナメント進出が決定する。先月27日に行われたボルシアMGとのDFBポカールでは屈辱的な0-5の惨敗を喫したが、直近のウニオン・ベルリン戦ではFWレヴァンドフスキのドッペルパックの活躍などで5-2の快勝。きっちりバウンスバックを達成し、ホームでのベンフィカとのリターンマッチに臨む。前回対戦では4-0で圧勝しているものの、GKノイアーの2つのビッグセーブやFWサネの見事な直接FKが決まらなければ、引き分けや負けの可能性もあっただけに、ポカールの大敗を教訓に気を引き締めて臨みたい。
対するベンフィカは前回対戦の大敗のショックの影響か、直近のリーグ戦2試合では思わぬ苦戦が続く。敗戦直後のヴィゼラ戦はMFラファ・シウバの後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝ち切ったものの、先週末のエストリル戦では逆に後半アディショナルタイムの失点で逃げ切りに失敗し、1-1のドローに終わった。前回対戦に加え、直近のリーグ戦では3試合複数得点がなく、FWヌニェスやFWヤレムチュクの奮起が求められるところだ。
【グループE】
▽11/2(火)
《29:00》
ディナモ・キエフ vs バルセロナ
バイエルン vs ベンフィカ
◆ダービー控えるユナイテッド、混戦抜け出す3連勝なるか~グループF~

Getty Images
三つ巴の争いが予想されたグループFでは、ヤング・ボーイズ(勝ち点3)がマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点6)に金星を挙げたこともあり、前半戦終了時点で全チームが少なくとも1勝を挙げている混戦模様だ。そのため、今節では突破チームは決まらないが、上位2チームが突破に王手をかけるか、下位2チームのリベンジによって更なる混戦となるか、重要な一節となるはずだ。
まさかの敗戦スタートからビジャレアル、アタランタとのホーム連戦をいずれも劇的な逆転勝利で連勝した首位のユナイテッド。ただ、アタランタ戦の興奮冷めやらぬ中で臨んだリバプールとのリーグ戦ではホームで0-5の屈辱的な惨敗。リーグ4戦未勝利という不振を受け、スールシャール監督の解任の可能性が盛んに報じられたが、背水の陣で臨んだ直近のトッテナム戦では[3-5-2]へのシステム変更が完璧に機能。FWクリスティアーノ・ロナウドとFWカバーニの2トップ揃い踏みの活躍に公式戦11戦ぶりのクリーンシートという最高な内容で3-0の快勝を収めた。
そして、今週末に宿敵マンチェスター・シティとの重要なダービーを控える中、今節はアタランタとのリターンレグに臨む。チームにとってはどちらの試合も重要だが、ベテラン2トップの3戦連続継続起用はリスクも大きく、ノルウェー人指揮官の採用する布陣や用兵に注目したい。
一方、敵地での前回対戦では前半に2点を先行しながらも、最終ラインの負傷者の影響などもあり、最終的に厳しい逆転負けとなった3位のアタランタ(勝ち点4)。その一戦以降は直近のラツィオ戦で2度のビハインドを追いつく劇的なゲームを演じたものの、1勝2分けと今一つ乗り切れない。とりわけ、公式戦6試合連続失点中の守備の立て直しがユナイテッド戦勝利のカギを握る。
アタランタvsユナイテッドの結果次第で首位浮上の可能性がある2位のビジャレアル(勝ち点4)は、最下位のヤング・ボーイズ相手に連勝を狙う。敵地での前回対戦ではFWジェレミ・ピノ、FWジェラール・モレノのスペイン代表コンビの活躍などもあり、決定力の差を見せつけて4-1の快勝を収めた昨季のヨーロッパリーグ王者。だが、不振が続くリーグ戦ではアスレティック・ビルバオ、バレンシアに敗戦を喫するなど、4戦未勝利と苦境に陥る。直近3試合連続複数失点中の守備に加え、ジェラール・モレノが再離脱した攻撃面と多くの問題を抱える中、攻守両面でアグレッシブさが光るスイス王者に勝ち切ることはできるか。
【グループF】
▽11/2(火)
《29:00》
ビジャレアル vs ヤング・ボーイズ
アタランタ vs マンチェスター・ユナイテッド
◆新生ヴォルフスブルクvs突破懸かるザルツブルク~グループG~

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本命不在のグループGでは本命と思われたセビージャが3試合連続ドローと思わぬ苦戦を強いられている中、2連勝中のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)が首位に立つ。そして、今節で勝利した場合、ザルツブルクは一足先に混戦を抜け出すことになる。
前節、FWアデイェミとFWオカフォルの活躍によってヴォルフスブルクに3-1の快勝を収めたザルツブルクは、国内リーグでも開幕から無敗継続と好調を維持。その好調をけん引する前述の2選手ら攻撃陣は直近の2試合でもきっちり結果を残しており、アウェイで戦うリターンレグに良い形で臨めるはずだ。
一方、僅差でグループ最下位に沈むヴォルフスブルク(勝ち点2)は、先月24日にファン・ボメル前監督を解任。前ブレーメンのコーフェルト監督を新指揮官に据え、ここからの逆転突破を目指す。その新体制初陣となった先週末のリーグ戦では強豪レバークーゼンに2-0で勝利し、公式戦8試合ぶりの勝利。最高の形で新体制をスタートさせている。前回対戦を見れば、ザルツブルク相手に難しい戦いが予想されるが、ホーム初采配の新指揮官の下でグループステージ初勝利を目指す。
前回対戦を0-0のドローで終えた2位のセビージャ(勝ち点3)と、3位のリール(勝ち点2)のリターンマッチは引き続き拮抗した戦いが予想される。
国内リーグと異なり、全体的に硬さが見受けられるセビージャは、エースFWエン=ネシリの戦列復帰によってほぼ主力が戻ってきており、5枚の交代カードの切り方を含め、よりアグレッシブな戦いが求められる。ラ・リーガでは直近の3試合の内、2試合で複数ゴールを上げており、FWオカンポスらの復調は大きなプラス材料だ。また、DFジエゴ・カルロスがこの間に2ゴールを上げており、接戦をモノにする上で重要なセットプレーで存在感を発揮してくれそうだ。
対するリールは直近のパリ・サンジェルマン戦での敗戦によって公式戦4試合未勝利と苦境が続く。攻撃面においては2戦連発中のFWデイビッドへの依存が顕著となっており、FWブラク・ユルマズやFWイコネ、FWウェアといったアタッカー陣の奮起が求められる。
【グループG】
▽11/2(火)
《26:45》
ヴォルフスブルク vs ザルツブルク
《29:00》
セビージャ vs リール
◆ユーベ、突破決定で不振リーグ戦に集中できるか~グループH~

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2強2弱の構成となったグループGは前半戦終了時点で全勝のユベントス(勝ち点9)が首位、2勝のチェルシー(勝ち点6)が2位と戦前の予想通りに近い形で進んでいる。後半戦の初戦となる今節は3位のゼニト(勝ち点3)と直接対峙するユベントスに突破の可能性がある。
前節、敵地でのゼニト戦を試合終盤のMFクルゼフスキのゴールによって公式戦4試合連続でウノゼロを達成したユベントス。だが、直後のインテルとのデルビーを1-1のドローで終え、公式戦の連勝が「6」でストップすると、以降はサッスオーロ、ヴェローナとプロヴィンチアの格下相手にまさかの連敗。9位に甘んじる屈辱を味わっている。
引き分け以上で突破を決められる今回のゼニトとのリターンレグでは、セリエAでの失態を払しょくする勝利を挙げると共に、残り2試合を消化試合にすることでリーグ戦に集中できる環境を整えたい。ただ、対戦相手のゼニトは直近のスパルタク・モスクワ(7-1)、ディナモ・モスクワ(4-1)との強豪対決を連勝しており、MFクラウジーニョやFWアズムンら好調な攻撃陣は脅威となるはずだ。これまで通り、守備をベースにFWモラタとFWディバラらアタッカー陣には決定的な仕事が求められる。
そのユベントスに唯一の敗戦を喫し、2位に甘んじるチェルシーは4-0で圧勝した前回のマルメ(勝ち点0)戦でFWルカクとFWヴェルナーの2トップを負傷で失ったが、以降の公式戦では中盤の選手たちがゴールスコアラーとして躍動し3連勝中だ。
今季最多の7ゴールを挙げたノリッジ戦ではMFマウントがハットトリック、3-0で勝利した直近のニューカッスル戦ではウイングバック起用のDFリース・ジェームズが初の1試合2ゴールと見事な決定力を発揮。引き続き2トップを含む数人の主力を欠くことになるが、実力差があるマルメ相手に3勝目を手にして突破に王手をかける可能性は高い。
【グループH】
▽11/2(火)
《26:45》
マルメ vs チェルシー
《29:00》
ユベントス vs ゼニト
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1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.47</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2014-2015シーズン/バルセロナ ~“MSN”ここにあり&3冠~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2014-15barca.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルイス・エンリケ 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント10:★★★★★★★★★ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層9:★★★★★★★★★☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">バルサ復活を遂げる3冠</div> 2013-14シーズンに指揮を執ったヘラルド・マルティーノ監督の下では、リーガエスパニョーラ2位、コパ・デル・レイ準優勝、チャンピオンズリーグベスト8と無冠に終わっていた。これはフランク・ライカールト監督が率いていた2007-08シーズン以来の出来事であり、タイトル獲得に慣れてきたチームとしては、屈辱のシーズンでもあった。 このシーズンは、前年の王者であるアトレティコ・マドリーがつまづく中、レアル・マドリーとの一騎打ちのシーズンとなった。両者の差を分けたのはアウェイゲームの戦績。シーズン終了時の勝ち点差は「2」であり、優勝争いは第37節まで続いていた。 シーズン序盤はバルセロナ、バレンシア、セビージャがリーグを牽引。一方でマドリーは開幕5試合で2敗を喫するなど、躓いたスタートとなる。そのままバルセロナが首位をキープしていく中、迎えた第9節のクラシコでマドリーが3-1と快勝。バルセロナにとってリーグ初黒星となり、ここから調子を落とす。続くセルタ戦でも敗れ連敗を喫すると、マドリーが首位に浮上。ここからはマドリーが常にリードしたまま終盤に入る。 迎えた第26節でバルセロナが首位に返り咲くと、そのまま首位を守りきり2シーズンぶりのリーグ優勝。コパ・デル・レイでもアスレティック・ビルバオを決勝で下し、国内2冠を達成する。 チャンピオンズリーグでは、史上初の快挙が。グループステージではアヤックス、パリ・サンジェルマン、APOELと各国リーグの王者と同居。決勝トーナメントでは、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バイエルンとこれまた各国王者と対戦。決勝まで勝ち上がると、待ち受けていたのはイタリア王者のユベントスだった。決勝でも王者を倒したバルセロナが、史上初となる各国王者を全て下しての優勝。また、史上初の2度目の3冠達成を果たし、無冠から見事に返り咲いた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">“MSN”が誕生</div> クラブOBであるルイス・エンリケを監督に迎え、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長としても正式に会長職についた1年目。夏の移籍市場では、落ち目であったセスク・ファブレガス、アレクシス・サンチェスを放出し、当時のクラブ市場最高額でウルグアイ代表FWルイス・スアレスを獲得。これが後に大当たりの補強となる。また、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンやイバン・ラキティッチなど補強に動いた。 リオネル・メッシ、ネイマールに加え、リバプールから加入したスアレスの影響で攻撃力が増大。3人はそれぞれ、58ゴール(メッシ)、39ゴール(ネイマール)、25ゴール(スアレス)を記録し、公式戦合計122ゴールを記録。スペインサッカー史上最多ゴールの3トップとなり、3人の頭文字をとって“MSN"と名付けられた。 攻撃陣の破壊力に目がいってしまいがちだが、守備陣もかなり強固だったことを忘れてはいけない。リーガエスパニョーラでは、シーズンで21失点とリーグ最少。チャンピオンズリーグでも決勝までの13試合を戦い11失点と堅い守備をみせ、見事にタイトルを獲得している。 また、このシーズンから加入したテア・シュテーゲンとクラウディオ・ブラーボの両守護神をルイス・エンリケ監督は完全分業制に。テア・シュテーゲンはカップ戦で、ブラーボはリーグ戦で起用し、それぞれの活躍で全タイトルを獲得したことも注目すべきポイントとなった。 なお、チームの生え抜き選手であり、このシーズンもチームを支え続けたチャビ・エルナンデスがシーズン終了後に対談。カタールのアル・サッドへと活躍の場を移している。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:リオネル・メッシ(27)</span> このシーズンのバルセロナを語る上では、この3人を外すことはできない。どの1人が欠けていても、3冠は達成できなかったと言えるだろう。しかし、その中でも“MSN”を機能させたのはメッシ以外にはあり得ない。 このシーズンから加わった「S」ことスアレスは、ブラジル・ワールドカップでの噛みつき事件の影響でシーズン序盤が出場停止に。出場機会を得ても、メッシとネイマールのコンビネーションにどことなく遠慮気味であった。一方の「N」ことネイマールは、バルセロナで2シーズン目のシーズンを過ごしていた。チームのスタイルに慣れ、ゴール数も増加。その多くを助けたのはメッシだった。 そもそも、メッシはスアレスの加入にも影響を与えている。ワールドクラスのFWを獲得してほしいという要望に対し、クラブが獲得したのがスアレス。アルゼンチン代表のチームメイトであるセルヒオ・アグエロが第一希望だったとのことだが、スアレスという相棒は今となっては欠かせない存在だ。 シーズン中にはルイス・エンリケ監督との確執も明るみに出たものの、シーズン後半戦で21試合28ゴールという驚異的なペースでゴールを記録。また、3トップの並びもスアレスに中央を譲ること、そしてスアレスへのアシストを増やすことで、チームに3つのタイトルをもたらせた。 2019.04.28 12:10 Sun3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4
