泥沼バルセロナ、ラージョに敗戦で連敗…セビージャは久保欠場マジョルカとドロー《ラ・リーガ》
2021.10.28 04:13 Thu
ラ・リーガ第11節、ラージョ・バジェカーノvsバルセロナが27日にバジェカスで行われ、ホームのラージョが1-0で勝利した。
前節、カンプ・ノウで行われたエル・クラシコで1-2の敗戦を喫した9位のバルセロナは、勝ち点1差で7位に位置する昇格組ラージョ相手にバウンスバックを図った。
久々のラ・リーガ帰還となったファルカオが牽引する攻撃陣が好調を維持し、今季のホームゲーム4戦全勝の難敵との一戦に向けてクーマン監督はレアル・マドリー戦から先発4人を変更。負傷のフレンキー・デ・ヨングとアンス・ファティの代役にニコ・ゴンサレスと加入後初先発のアグエロを起用した他、セルジ・ロベルトとクラブ通算100試合目となるコウチーニョがミンゲサとガビに代わって入った。
開始直後の3分にオスカル・トレホに際どいハーフウェイライン付近からのロングシュートを許すなど、苦戦を予感させる入りとなったバルセロナ。
攻撃時にコウチーニョをトップ下に配した[4-2-3-1]の形で攻めるアウェイチームは、16分に最初の決定機を創出。コウチーニョのスルーパスに反応したアグエロが完璧に相手の背後を取るが、ボックス内でGKディミトリエフスキの勇敢な飛び出しに遭い、フィニッシュまで持ち込むことができない。
以降は相手のプレスをいなすバルセロナが押し込む時間が増えていくが、一瞬の隙を突かれて先制を許す。30分、自陣の低い位置でボールを受けたブスケッツがトレホのプレスバックに遭い、痛恨のボールロスト。そのまま背後を狙うファルカオにスルーパスを通されると、ボックス右で巧みな切り返しからDFピケを外したエル・ティグレに絶妙な左足のコントロールシュートをゴール左下隅に流し込まれた。
何とか前半の内に追いつきたいバルセロナは前半終盤にかけて攻勢を強めていくが、デパイのクロスをゴール前に飛び込んだデストが決め切れないなど、枠内シュートを放てずに試合を折り返すことになった。
迎えた後半、立ち上がりから積極的にゴールを目指すバルセロナは、ニコ、アグエロと両サイドバックのお膳立てから決定機を作り出す。だが、55分過ぎに右足を痛めたジョルディ・アルバがプレー続行不可能となり、デミルを緊急投入。この交代でデミルが右ウイング、デストが左サイドバックにポジションを移した。
以降もなかなか決定機まで持ち込めない中、70分過ぎに絶好の同点機が訪れる。ボックス内で仕掛けたデパイがバレンティンのファウルを誘いPKを獲得。だが、キッカーのデパイが左を狙って蹴ったシュートは完璧に読まれてしまい痛恨の失敗となった。
絶好の同点機を逃して意気消沈のバルセロナは、コウチーニョ、ニコを下げてガビとルーク・デ・ヨングを続けて投入。試合最終盤にはお馴染みのピケを前線に上げたパワープレーでゴールをこじ開けにいく。だが、後半アディショナルタイムにボックス内でフリーとなったガビのボレーシュートは不発に終わり、試合はこのままタイムアップ。
13連勝中だったお得意様ラージョに敗れたバルセロナはまたしてもアウェイで勝利を逃し、今季初のリーグ連敗となった。
また、同日行われたマジョルカvsセビージャは、1-1のドローに終わった。なお、マジョルカのMF久保建英は負傷でメンバー外となった。
2連勝で3位のセビージャが12位のマジョルカのホームに乗り込んだ一戦。試合は身体の重さが目立つセビージャに対して、マジョルカが優勢に試合を運んでいく。そして、22分には右サイドを起点とした攻めからボックス右でアマトが入れた折り返しがファーに流れると、これをアントニオ・サンチェスが冷静に蹴り込んだ。
その後、ラファ・ミルのミドルループなどでゴールを脅かすも、ビハインドで試合を折り返したセビージャは、後半の早い時間帯に積極的にメンバーを入れ替えていく。
すると、徐々に決定機を増やしていくと、73分にはボックス手前から途中出場のラメラが見事な左足のミドルシュートを突き刺し同点に追いつく。さらに、試合終了間際にはハウメ・コスタの退場によって数的不利を得た中、パワープレーからオカンポスが95分にゴールネットを揺らす。だが、オンフィールドレビューの結果、折り返しを入れたフェルナンドがトラップ際のハンドを取られてしまいゴールは取り消しに。土壇場の劇的逆転ゴールとはならなかった。
そして、試合は1-1のスコアでタイムアップを迎え、セビージャの連勝がストップしている。
前節、カンプ・ノウで行われたエル・クラシコで1-2の敗戦を喫した9位のバルセロナは、勝ち点1差で7位に位置する昇格組ラージョ相手にバウンスバックを図った。
久々のラ・リーガ帰還となったファルカオが牽引する攻撃陣が好調を維持し、今季のホームゲーム4戦全勝の難敵との一戦に向けてクーマン監督はレアル・マドリー戦から先発4人を変更。負傷のフレンキー・デ・ヨングとアンス・ファティの代役にニコ・ゴンサレスと加入後初先発のアグエロを起用した他、セルジ・ロベルトとクラブ通算100試合目となるコウチーニョがミンゲサとガビに代わって入った。
攻撃時にコウチーニョをトップ下に配した[4-2-3-1]の形で攻めるアウェイチームは、16分に最初の決定機を創出。コウチーニョのスルーパスに反応したアグエロが完璧に相手の背後を取るが、ボックス内でGKディミトリエフスキの勇敢な飛び出しに遭い、フィニッシュまで持ち込むことができない。
一方、ラージョも20分にこの日の主役の一人に見せ場。ペナルティアーク付近で足元にボールを受けたファルカオが反転から左足のシュートを放つが、これはDFピケとGKテア・シュテーゲンに触られて枠の左に外れる。
以降は相手のプレスをいなすバルセロナが押し込む時間が増えていくが、一瞬の隙を突かれて先制を許す。30分、自陣の低い位置でボールを受けたブスケッツがトレホのプレスバックに遭い、痛恨のボールロスト。そのまま背後を狙うファルカオにスルーパスを通されると、ボックス右で巧みな切り返しからDFピケを外したエル・ティグレに絶妙な左足のコントロールシュートをゴール左下隅に流し込まれた。
何とか前半の内に追いつきたいバルセロナは前半終盤にかけて攻勢を強めていくが、デパイのクロスをゴール前に飛び込んだデストが決め切れないなど、枠内シュートを放てずに試合を折り返すことになった。
迎えた後半、立ち上がりから積極的にゴールを目指すバルセロナは、ニコ、アグエロと両サイドバックのお膳立てから決定機を作り出す。だが、55分過ぎに右足を痛めたジョルディ・アルバがプレー続行不可能となり、デミルを緊急投入。この交代でデミルが右ウイング、デストが左サイドバックにポジションを移した。
以降もなかなか決定機まで持ち込めない中、70分過ぎに絶好の同点機が訪れる。ボックス内で仕掛けたデパイがバレンティンのファウルを誘いPKを獲得。だが、キッカーのデパイが左を狙って蹴ったシュートは完璧に読まれてしまい痛恨の失敗となった。
絶好の同点機を逃して意気消沈のバルセロナは、コウチーニョ、ニコを下げてガビとルーク・デ・ヨングを続けて投入。試合最終盤にはお馴染みのピケを前線に上げたパワープレーでゴールをこじ開けにいく。だが、後半アディショナルタイムにボックス内でフリーとなったガビのボレーシュートは不発に終わり、試合はこのままタイムアップ。
13連勝中だったお得意様ラージョに敗れたバルセロナはまたしてもアウェイで勝利を逃し、今季初のリーグ連敗となった。
また、同日行われたマジョルカvsセビージャは、1-1のドローに終わった。なお、マジョルカのMF久保建英は負傷でメンバー外となった。
2連勝で3位のセビージャが12位のマジョルカのホームに乗り込んだ一戦。試合は身体の重さが目立つセビージャに対して、マジョルカが優勢に試合を運んでいく。そして、22分には右サイドを起点とした攻めからボックス右でアマトが入れた折り返しがファーに流れると、これをアントニオ・サンチェスが冷静に蹴り込んだ。
その後、ラファ・ミルのミドルループなどでゴールを脅かすも、ビハインドで試合を折り返したセビージャは、後半の早い時間帯に積極的にメンバーを入れ替えていく。
すると、徐々に決定機を増やしていくと、73分にはボックス手前から途中出場のラメラが見事な左足のミドルシュートを突き刺し同点に追いつく。さらに、試合終了間際にはハウメ・コスタの退場によって数的不利を得た中、パワープレーからオカンポスが95分にゴールネットを揺らす。だが、オンフィールドレビューの結果、折り返しを入れたフェルナンドがトラップ際のハンドを取られてしまいゴールは取り消しに。土壇場の劇的逆転ゴールとはならなかった。
そして、試合は1-1のスコアでタイムアップを迎え、セビージャの連勝がストップしている。
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