国民の8割がワクチン接種のカタール、W杯出場には接種が必須になる可能性

2021.09.20 22:35 Mon
Getty Images
来年11月にカタールで開幕するワールドカップ(W杯)だが、選手たちには悩ましい問題が降りかかることになるかもしれない。
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『アスレティック』によると、カタールW杯の参加には、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種が必須になる可能性があるという。カタールをはじめとした中東諸国では、ワクチン接種が大幅に進んでおり、すでにW杯を観戦する観客には2度のワクチン接種を義務付けるということを明らかにしており、ファンを迎えるにあたって100万回分のワクチンを確保しようとしているとも報じられている。
カタールではすでに460万回以上のワクチンが投与されており、これは国民の約82%がワクチンを接種していることとなり、世界で最も高い接種率を誇っている。

また、人口密度が非常に高い国家ということもあり、観光などにも大きな影響があるため、カタール国内ではとてもデリケートな問題となっている。
その結果、カタールは選手たちに対しても同じ条件を求めるとのこと。選手のワクチン接種を義務化したいとしているようだ。

しかし、副反応の影響なども含め、様々な理由で接種していない選手がいることも事実。アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカは明確に拒否している選手の1人だが、ワクチン接種を拒否することで、W杯に出場できなくなる可能性が出るかもしれない。

現在は国際サッカー連盟(FIFA)とカタールの医療当局との間で話し合いが行われているとのこと。3日ごとの検査で陰性を報告しなければならないなど、様々なオプションが議論されている。

今夏行われた東京オリンピックでは、毎日検査が実施されたこともあり、クラスターなどの発生はなし。大きな混乱が起こることはなかった。

今後どのような決定がなされるかは未定だが、最終的にはカタールの方針に従わなければいけなくなることになるため、最悪ワクチンを打たない選手はW杯で見られないことになりそうだ。

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