メッシ退団のバルセロナが難敵ソシエダ撃破で白星発進! 終盤冷や汗も力強いパフォーマンスで新時代告げる《ラ・リーガ》
2021.08.16 05:02 Mon
ラ・リーガ第1節、バルセロナvsレアル・ソシエダが15日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが4-2で勝利した。
昨シーズン、クーマン体制1年目を3位でフィニッシュしたバルセロナは今夏、前経営陣の放漫経営による深刻な財政難の影響により、契約延長で合意していたメッシの登録かなわず、世界中のフットボールファンを驚愕させる電撃退団という大失態を犯した。
そして、クラブもサポーターも背番号10不在を消化し入れない状況の中、メッシに関するあらゆる広告物が撤去されたカンプ・ノウで昨季5位のソシエダとの開幕戦に臨んだ。クーマン監督は新時代を告げる初陣に向け、ブスケッツやピケ、ジョルディ・アルバという重鎮、ペドリとデ・ヨングというクラブの未来、さらに新戦力のエリック・ガルシア、デパイをスタメンで起用。さらに、守護神テア・シュテーゲンやアグエロ、アンス・ファティら負傷者の存在によってガビやバルデ、ニコ・ゴンサレスといったカンテラーノがベンチに入った。
一方、対戦相手のソシエダはペドリ同様に東京五輪を戦ったオヤルサバル、メリノ、スビメンディが早速スタメンに名を連ねた一方、コンディションに問題を抱える主砲のイサクが招集外となった。
観客の上限は設けられたものの、約1年半ぶりにホームサポーターが戻ってきたカンプ・ノウで幕を開けた2021-22シーズンのラ・リーガ開幕節屈指の好カード。試合は開始直後のブラースヴァイトの強烈なシュートを合図にバルセロナがアグレッシブな入りを見せる。
以降も徹底された攻守の切り替えでソシエダに自由を与えないホームチームは18分、相手陣内中央右やや距離のある位置で得たFKの場面でキッカーのデパイがゴール前に絶妙なボールを入れると、これをピケが渾身のヘディングシュート。そして、先日に大幅な減俸を受け入れ、クラブへの忠誠を示した重鎮DFが今季最初のゴールを奪った。
これで俄然勢いが出るバルセロナは25分にもデ・ヨングの斜めのパスに抜け出したブラースヴァイトがボックス左から鋭いクロスを入れると、これをゴール前のデパイがワンタッチで合わすが、これはGKレミロの好守に遭う。
それでも、ソシエダに全く攻撃のチャンスを与えないバルセロナは、前半終了間際の47分に追加点を奪う。相手陣内でのエリック・ガルシアの潰しからショートカウンターに持ち込んで右サイドのデ・ヨングが絶妙な浮き球のクロスを供給。これを大外に飛び込んできたブラースヴァイトが狙いすましたヘディングシュートで合わせ、ゴールネットを揺らした。
バルセロナ相手に何もできずに前半を終えたソシエダはダビド・シルバ、ヤヌザイを下げてバレネチェア、バウティスタをハーフタイム明けに投入した。
一方、後半も気持ちよくプレーするバルセロナは50分、デ・ヨングのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したアルバがボックス内でGKと一対一の絶好機を迎えるが、これは左ポストを掠めるシュートとなり痛恨の決定機逸に。だが、59分には左サイドでデパイとのパス交換からボックス内に侵入したアルバの鋭いクロスのこぼれ球をブラースヴァイトが豪快に蹴り込んでドブレーテを達成した。
この3点目で勝利を確信したクーマン監督は70分過ぎにデストとデ・ヨングを下げてセルジ・ロベルトと共に、バルセロナデビューのエメルソンをピッチに送り出す。
後半に入って幾度かピンチを迎えたものの、危なげなく試合を運んできたバルセロナだったが、82分にバレネチェアに簡単に左サイドを破られて斜めのラストパスを通されると、これを途中出場のロベーテにワンタッチで流し込まれてプリメーラ初ゴールを献上してしまう。
さらに、この直後にエリック・ガルシアとブスケッツを下げてアラウホと、プリメーラデビューのニコ・ゴンサレスをピッチに送り込んだ中、85分にはそのニコ・ゴンサレスが不運な形で与えたボックス手前中央のFKをオヤルサバルに見事な左足のシュートで直接決められ、瞬く間に点差を1点に縮められる。
昨季終盤戦の悪夢を彷彿とさせるバタバタした展開を強いられたクーマン監督は89分に殊勲のデパイを下げてラングレを投入。5バックでの逃げ切りを図ることに。それでも、試合終了間際の91分にはカウンターからグリーズマンが中央を持ち上がり右サイドのブラースヴァイトに展開。デンマークが即座にギアを上げて縦に運んで絶妙な折り返しを入れると、最後はセルジ・ロベルトがワンタッチで流し込み、勝利を決定づける4点目とした。
試合終盤はかなりバタついたものの、ブラースヴァイトの2ゴール1アシストの活躍にデパイやエリック・ガルシアの新戦力の活躍も光った新生バルセロナが、メッシなき新時代を告げる力強いパフォーマンスで新シーズンを白星でスタートした。
昨シーズン、クーマン体制1年目を3位でフィニッシュしたバルセロナは今夏、前経営陣の放漫経営による深刻な財政難の影響により、契約延長で合意していたメッシの登録かなわず、世界中のフットボールファンを驚愕させる電撃退団という大失態を犯した。
そして、クラブもサポーターも背番号10不在を消化し入れない状況の中、メッシに関するあらゆる広告物が撤去されたカンプ・ノウで昨季5位のソシエダとの開幕戦に臨んだ。クーマン監督は新時代を告げる初陣に向け、ブスケッツやピケ、ジョルディ・アルバという重鎮、ペドリとデ・ヨングというクラブの未来、さらに新戦力のエリック・ガルシア、デパイをスタメンで起用。さらに、守護神テア・シュテーゲンやアグエロ、アンス・ファティら負傷者の存在によってガビやバルデ、ニコ・ゴンサレスといったカンテラーノがベンチに入った。
観客の上限は設けられたものの、約1年半ぶりにホームサポーターが戻ってきたカンプ・ノウで幕を開けた2021-22シーズンのラ・リーガ開幕節屈指の好カード。試合は開始直後のブラースヴァイトの強烈なシュートを合図にバルセロナがアグレッシブな入りを見せる。
キックオフから10分後には退団したメッシへのリスペクトによりスタンドから拍手も送られた中、直後の12分には右CKのショートコーナーからデパイの正確なクロスにニアで反応したグリーズマンがクロスバー直撃のヘディングシュートを放つ。
以降も徹底された攻守の切り替えでソシエダに自由を与えないホームチームは18分、相手陣内中央右やや距離のある位置で得たFKの場面でキッカーのデパイがゴール前に絶妙なボールを入れると、これをピケが渾身のヘディングシュート。そして、先日に大幅な減俸を受け入れ、クラブへの忠誠を示した重鎮DFが今季最初のゴールを奪った。
これで俄然勢いが出るバルセロナは25分にもデ・ヨングの斜めのパスに抜け出したブラースヴァイトがボックス左から鋭いクロスを入れると、これをゴール前のデパイがワンタッチで合わすが、これはGKレミロの好守に遭う。
それでも、ソシエダに全く攻撃のチャンスを与えないバルセロナは、前半終了間際の47分に追加点を奪う。相手陣内でのエリック・ガルシアの潰しからショートカウンターに持ち込んで右サイドのデ・ヨングが絶妙な浮き球のクロスを供給。これを大外に飛び込んできたブラースヴァイトが狙いすましたヘディングシュートで合わせ、ゴールネットを揺らした。
バルセロナ相手に何もできずに前半を終えたソシエダはダビド・シルバ、ヤヌザイを下げてバレネチェア、バウティスタをハーフタイム明けに投入した。
一方、後半も気持ちよくプレーするバルセロナは50分、デ・ヨングのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したアルバがボックス内でGKと一対一の絶好機を迎えるが、これは左ポストを掠めるシュートとなり痛恨の決定機逸に。だが、59分には左サイドでデパイとのパス交換からボックス内に侵入したアルバの鋭いクロスのこぼれ球をブラースヴァイトが豪快に蹴り込んでドブレーテを達成した。
この3点目で勝利を確信したクーマン監督は70分過ぎにデストとデ・ヨングを下げてセルジ・ロベルトと共に、バルセロナデビューのエメルソンをピッチに送り出す。
後半に入って幾度かピンチを迎えたものの、危なげなく試合を運んできたバルセロナだったが、82分にバレネチェアに簡単に左サイドを破られて斜めのラストパスを通されると、これを途中出場のロベーテにワンタッチで流し込まれてプリメーラ初ゴールを献上してしまう。
さらに、この直後にエリック・ガルシアとブスケッツを下げてアラウホと、プリメーラデビューのニコ・ゴンサレスをピッチに送り込んだ中、85分にはそのニコ・ゴンサレスが不運な形で与えたボックス手前中央のFKをオヤルサバルに見事な左足のシュートで直接決められ、瞬く間に点差を1点に縮められる。
昨季終盤戦の悪夢を彷彿とさせるバタバタした展開を強いられたクーマン監督は89分に殊勲のデパイを下げてラングレを投入。5バックでの逃げ切りを図ることに。それでも、試合終了間際の91分にはカウンターからグリーズマンが中央を持ち上がり右サイドのブラースヴァイトに展開。デンマークが即座にギアを上げて縦に運んで絶妙な折り返しを入れると、最後はセルジ・ロベルトがワンタッチで流し込み、勝利を決定づける4点目とした。
試合終盤はかなりバタついたものの、ブラースヴァイトの2ゴール1アシストの活躍にデパイやエリック・ガルシアの新戦力の活躍も光った新生バルセロナが、メッシなき新時代を告げる力強いパフォーマンスで新シーズンを白星でスタートした。
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