東京五輪開会式で不適切な表現の韓国テレビ局、ルーマニアのオウンゴールに「ありがとう」のテロップで社長が謝罪
2021.07.26 18:05 Mon
韓国のテレビ局『MBC』のパク・ソンジェ社長が記者会見を行い、東京オリンピックの中継に関する件について謝罪した。韓国『朝鮮日報』が伝えている。
しかし、その翌日の25日に行われた男子サッカー グループB第2戦のU-24ルーマニア代表vsU-24韓国代表の一戦では、27分にルーマニアのMFマリウス・マリンのオウンゴールにより韓国が先制すると、「ありがとう、マリン」というテロップを流し、新たな火種を生んでいた。
この問題が国内外で大きくなったことを受け、パク・ソンジェ社長は記者会見を実施。オリンピック精神を毀損したとして謝罪した。
「この4日間は私が社長に就任してから最も苦しい時間でした。コンテンツの検閲システムに問題がありました。徹底的に責任を問い、そして責任を負います。内部審議規定を強化し、事故再発を防ぐために努力し、大々的な刷新作業に乗り出します 」
「コンテンツを製作する際、文化的多様性、人権、平等を認識するよう、全社的に意識の改善を行います。国民の信頼を失った場合、すべてが水の泡になるということをよく知っています。骨身を削る努力で、私たちは視聴者の信頼を取り戻せるように努力します」
また、ルーマニアをはじめ、無礼を働いてしまった国に対してはそれぞれへの謝罪を行っていると明かした。
「ルーマニア、ウクライナなど私たちがミスを犯した国の大使館に謝罪の言葉を伝えました。ほとんどの大使館職員が新型コロナウイルスの感染拡大により在宅勤務中のため、メールで送りました。ただし、ハイチ大使館は、韓国から既に撤退しているため、まだ謝罪の言葉を伝えられていません。今日この場に参加していなかった海外メディアにも、今後謝罪文と謝罪映像を配信できるようにしていきます」
立て続けの失態で信頼を失った『MBC』。よくない形で世界から注目を集めている状況だが、ここから挽回することはあるだろうか。
PR
『MBC』は23日の東京五輪開会式で参加国を紹介する際、ウクライナの説明としてチェルノブイリ原発事故の画像を使用。他にもエルサルバドル選手団の紹介では同国が法定通貨に採用するビットコインの写真を使用した。さらにマーシャル諸島については「アメリカの元核実験場」、ハイチに対しては「大統領暗殺で政情が不安定」などと説明し、国内外から批判が殺到していた。これを受けて『MBC』は24日に、「オリンピックの中継で発生した今回の事案の深刻性を認識し、映像資料の選定と字幕の整理、検閲プロセス全体について徹底的に調査した後、その結果に基づいて厳正な措置を取ります。さらに、スポーツ番組の制作システムを根本的に再度見直し、同じようなことが再び発生しないようにいたします」と謝罪声明を発表した。この問題が国内外で大きくなったことを受け、パク・ソンジェ社長は記者会見を実施。オリンピック精神を毀損したとして謝罪した。
「MBCは世界を覆うコロナ禍の状況で、世界的な親交と連帯、団結というオリンピック精神を毀損しました。オリンピック中継で各国を紹介していた過程で、過剰な字幕と軽率な字幕を使用しました。心に傷を負った国々と失望した視聴者に対し、MBC最高のコンテンツ責任者として頭を下げて謝罪申し上げます」
「この4日間は私が社長に就任してから最も苦しい時間でした。コンテンツの検閲システムに問題がありました。徹底的に責任を問い、そして責任を負います。内部審議規定を強化し、事故再発を防ぐために努力し、大々的な刷新作業に乗り出します 」
「コンテンツを製作する際、文化的多様性、人権、平等を認識するよう、全社的に意識の改善を行います。国民の信頼を失った場合、すべてが水の泡になるということをよく知っています。骨身を削る努力で、私たちは視聴者の信頼を取り戻せるように努力します」
また、ルーマニアをはじめ、無礼を働いてしまった国に対してはそれぞれへの謝罪を行っていると明かした。
「ルーマニア、ウクライナなど私たちがミスを犯した国の大使館に謝罪の言葉を伝えました。ほとんどの大使館職員が新型コロナウイルスの感染拡大により在宅勤務中のため、メールで送りました。ただし、ハイチ大使館は、韓国から既に撤退しているため、まだ謝罪の言葉を伝えられていません。今日この場に参加していなかった海外メディアにも、今後謝罪文と謝罪映像を配信できるようにしていきます」
立て続けの失態で信頼を失った『MBC』。よくない形で世界から注目を集めている状況だが、ここから挽回することはあるだろうか。
PR
1
2
オリンピックの関連記事
|