主力温存の川崎Fが知念&長谷川弾で危なげなく4連勝!《ACL2021》

川崎フロンターレは5日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第4節でユナイテッド・シティ(フィリピン)とウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムで対戦し、2-0で勝利した。

3日前の前回対戦で圧勝した川崎Fは、次節に行われる大邱FC戦との天王山に向けて主力を温存。前節のスタメンから大島、橘田、GKチョン・ソンリョン以外の8名を変更し、3トップには遠野、知念、長谷川を起用。最終ラインは右から橘田、山村、車屋、登里と並べた。

立ち上がりからをポゼッションで圧勝する川崎Fは19分、前戦から長谷川が積極的なプレスをかけるとパシナボのバックパスをボックス内でカットした知念が飛び出したGKをかわしシュート。これが右ポストの内側を叩きゴールに吸い込まれた。
先手を取った川崎Fは、22分にも右CKの流れ弾をファーサイドの大島がダイレクトで合わせると、最後はゴール前の知念が左足で合わせたが、これは相手GKが好セーブ。さらに25分には、小塚のパスで右サイドを抜け出した遠野のクロスをニアに走り込んだ大島がダイビングヘッドで合わせたが、シュートは左ポストを直撃した。

ハーフタイムにかけても川崎Fがポゼッションしつつ試合をコントロール。39分には橘田のループパスでボックス右深くまで抜け出した塚川の折り返しを長谷川がダイビングヘッドで合わせたが、これは枠の左に外れた。迎えた後半、川崎Fは大島を下げて脇坂を投入。その川崎は、50分にアクシデント。左CKを競り合った塚川が相手GKと頭同士で接触。治療を受けて一度はプレーに復帰したが、57分にピッチに座り込んでしまい、谷口が緊急投入された。

後半は膠着状態が続いたが、川崎Fは67分に谷口のループパスからゴールエリア左手前まで抜け出した長谷川に決定機が訪れたが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。

追加点を狙う川崎Fは、72分に小塚と遠野を下げて家長と山根を投入。山根が右サイドバックに入り、橘田を中盤に上げた。すると78分、家長のパスでボックス右深くまで抜け出した山根の折り返しをニアで収めた脇坂が反転からシュート。ゴール左に逸れたボールを最後は長谷川が押し込んだ。

試合終盤にかけてユナイテッド・シティの反撃を受けた川崎Fだが、集中した守りでこれをシャットアウト。危なげない試合運びで勝利した川崎Fが4連勝を飾っている。

また同時刻開催となったグループI第4節もう一試合の北京FC(中国)vs大邱FC(韓国)は0-3で大邱FCが勝利している。

◆グループI順位表(7/6時点)
1.川崎F 12(4/0/0/18)
2.大邱FC 9(3/0/1/14)
3.北京FC 1(0/1/3/-15)
4.ユナイテッド・シティ 1(0/1/3/-17)