大量7ゴールを奪った川崎Fが若手主体の北京FCに圧勝!《ACL2021》

川崎フロンターレは29日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021グループI第2節で北京FC(中国)とウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムで対戦し、7-0で圧勝した。

初戦の大邱FC戦を逆転勝利で制した川崎Fは、その試合からスタメンを6人変更。布陣はいつも通りの[4-3-3]で、3トップは右から遠野、小林、長谷川と並べ、アンカーに谷口、インサイドハーフに脇坂と橘田を起用。最終ラインは右から山根、山村、車屋、旗手と並べ、GKはチョン・ソンリョンが起用された。

若手選手中心の北京FCに対し、川崎Fは7分に旗手のサイドチェンジを右サイドで受けた遠野のクロスをファーサイドから走り込んだ長谷川が右足ダイレクトで流し込んだ。
先制した川崎Fは、9分にもスルーパスに抜け出した小林がボックス左からシュート。これが相手GKに弾かれると、こぼれ球を再び拾った小林がクロスを供給。相手DFのクリアしきれなかったボールを最後は走り込んだ橘田がゴールに流し込んだ。

その後も主導権を握る川崎Fは、28分に長谷川のパスでボックス左までオーバーラップした旗手が右足から狙いすましたシュートを放ったが、これは枠の右に外れた。好調の川崎Fだったが32分にアクシデント。30分に相手選手と接触した小林が左ひざを負傷。一度はプレーを再開したが、すぐにピッチに座り込むとそのまま担架に乗せられピッチを後にし、代わりに知念が投入された。

やや不穏な空気が漂うも川崎Fは41分、脇坂のスルーパスで抜け出した遠野がドリブルでボックス右から侵入すると、相手DF寄せられながらも冷静にゴール右へシュートを流し込み、前半を3点のリードで終えた。

迎えた後半、川崎Fは谷口に代えて塚川を投入。すると開始早々の47分、長谷川のパスでボックス左深くに抜け出した橘田がシュ・ドンドンに倒されPKを獲得。このPKを知念がゴール右隅に沈め、リードを4点に広げた。

後半も主導権を握る川崎Fは51分、脇坂の左CKから山村がゴールネットを揺らし、5点目。さらに56分に脇坂が強烈なミドルシュートをゴール右上に突き刺すと、59分にもイサカ・ゼインの右クロスから知念がヘディングシュートを叩き込んだ。

その後も攻撃の手を緩めない川崎Fは、知念や脇坂、橘田などが北京FCゴールを脅かしたが、追加点を生まれず。試合はそのまま7-0でタイムアップ。北京FCに圧勝した川崎Fがグループステージ3連勝を飾った。

また、同日に行われたグループI第2節もう一試合の大邱FC(韓国)vsユナイテッド・シティ(フィリピン)は7-0で大邱FCが勝利している。

◆グループI順位表(6/30時点)
勝点(勝/引/負/得失)
1.川崎F 6(2/0/0/8)
2.大邱FC 3(1/0/1/6)
3.ユナイテッド・シティ 1(0/1/1/-7)
4.北京FC 1(0/1/1/-7)