メッシ2G1Aのアルゼンチンが首位通過! 連勝締めのウルグアイは2位でベスト8の戦いへ《コパ・アメリカ2021》

2021.06.29 11:04 Tue
Getty Images
コパ・アメリカ2021の10日目が現地時間28日に開催。グループA最終節のボリビア代表vsアルゼンチン代表、ウルグアイ代表vsパラグアイ代表が行われた。

◆メッシ2G1Aの活躍で首位通過
勝てば文句なしの首位通過が決まるアルゼンチンは敗退決定のボリビアと対戦。序盤からアグエロがゴールに迫るなど、鋭い攻撃を展開すると、6分にバイタルエリア中央のメッシが相手DFの視線を自身に集めながらボックス左のスペースに浮き球パスを出す。見事な裏抜けでそのスペースを突いたパプ・ゴメスが左足ダイレクトで合わせ、アルゼンチンが先取する。

パプ・ゴメスの2戦連発となるゴールで先制のアルゼンチンはその後も攻勢。31分にパプ・ゴメスの仕掛けでPKのチャンスをゲットすると、キッカーのメッシが左足シュートをゴール右下に落ち着いて沈め、勝利により前進した。続く42分にもアグエロのDFライン背後を突く浮き球パスに反応したメッシが技ありの左足ループでゴール。ボリビアをさらに突き放した。
圧倒的優勢のアルゼンチンは60分にサベドラの得点で1点を返されるが、65分にボックス左のアクーニャがメッシのパスを左足ダイレクトで折り返すと、相手GKが弾いたボールにファーサイドのモンティエルが反応。左足シュートが相手DFにディフレクトしてゴール前に流れると、63分から出場したラウタロ・マルティネスが押し込み、リードを再び3点差とする。

結局、最後まで攻撃でボリビアを圧倒し続けたアルゼンチンが今グループステージ3勝目を挙げ、首位通過が決定。ノックアウトステージの一発目となる準々決勝ではグループBを4位で突破したエクアドル代表と対戦する。
ボリビア代表 1-4 アルゼンチン代表
【ボリビア】
サベドラ(後15)
【アルゼンチン】
パプ・ゴメス(前6)
メッシ(前33[PK]、前42)
ラウタロ・マルティネス(後20)

◆PKを守り切りウルグアイが2位通過

すでにグループステージ突破を決めている4位のウルグアイ代表と2位のパラグアイ代表の一戦。結果次第で準々決勝の相手が変わるという状況の試合となった。

立ち上がりから互いにゴールに迫りながらも決め手を欠く展開となる中、20分にナンデスがボックス内でアンヘル・ロメロに倒され、ウルグアイがPKを獲得。これをカバーニが豪快に蹴り込み、ウルグアイが先制する。

先制したウルグアイは、28分には左サイドを突破したカバーニがボックス左からグラウンダーのクロス。ファーに滑り込んだベンタンクールが合わせに行くが、先にクリアされてしまう。

先制を許したパラグアイにはアクシデント。アルミロンがハムストリングを痛めてしまい、ピッチを去ることに。33分にオスカル・ロメロと交代した。

45分にもウルグアイが決定機。ボックス付近でパスを回し、最後はカバーニの落としをベシーノが流し込むが、カバーニがオフサイドポジションにいたためにノーゴールとなった。

後半はビハインドのパラグアイが積極的にゴールを目指して追いかける展開となった中、ウルグアイゴールに迫るものの、決定的なチャンスは生み出せない。

対するウルグアイも攻勢を見せるものの、決定機は作れず。終盤にカバーニを下げてルイス・スアレスを投入すると、前線が活性化。パラグアイのファウルが増えたことでボックス付近でFKを獲得するシーンが増えたが、これを生かせずに終了。1-0でウルグアイが勝利し、2位でグループステージを終えた。

ウルグアイ代表 1-0 パラグアイ代表
【ウルグアイ】
カバーニ(前21)[PK]

◆グループA順位表
1:アルゼンチン 10(3/1/0/5)
2:ウルグアイ 7(2/1/1/2)
3:パラグアイ 6(2/0/2/2)
4:チリ 5(1/2/1/-1)
5:ボリビア 0(0/0/4/-8)

コパ・アメリカの関連記事

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は13日、ウルグアイサッカー協会(AUF)が同国代表5選手に対する出場停止処分の軽減を控訴していた件について棄却した。 同件は昨年7月のコパ・アメリカ準決勝コロンビア代表戦後、コロンビアサポーターと乱闘を起こし、南米サッカー連盟(CONMEBOL)からウルグアイ代表5選手が出場停止処分 2025.05.14 10:30 Wed
元アルゼンチン代表FWのマルティン・パレルモ氏が、スペイン『Relevo』で現役時代の「1試合でPKを3本失敗」を振り返った。 かつてカルト的人気を誇ったアルゼンチン産ストライカー、“エル・ロコ(奇人)”パレルモ。名門ボカ・ジュニアーズのスーパーエースとして南米制覇2回、日本でのトヨタカップ2000優勝&MVPな 2025.03.15 21:17 Sat
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのヤシン・トロフィー候補10名を発表した。 昨年はアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)が受賞していた同賞。 今回もコパ・アメリカ優勝を果たし、バロンドール候補にも10名のなかで唯一選出されているマルティネスが有力と見られる。受賞 2024.09.05 07:00 Thu
南米サッカー連盟(CONMEBOL)は27日、コパ・アメリカ2024でのウルグアイ代表の選手たちの行動に対し、懲戒処分を下したことを発表した。 今夏アメリカで開催されていたコパ・アメリカ2024。準決勝のウルグアイ代表vsコロンビア代表戦の試合後に問題が発生した。 試合中から荒れた展開になりつつあった中、試 2024.08.29 00:01 Thu
チリ代表GKクラウディオ・ブラーボ(41)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでレアル・ベティスを退団してフリーの状況が続いたブラーボは26日、自身の公式SNSを通じて「みなさん、こんにちは。この動画を通じて、プロフットボーラーを辞めることを伝えたいと思う」と、現役引退を明かした。 また、今まで在籍したク 2024.08.27 13:53 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly