初の1部昇格に向けて先勝のキール若手指揮官、「まだ道半ばだ」と気を引き締め直す

2021.05.27 17:10 Thu
Getty Images
ホルシュタイン・キールのオレ・ヴェルナー監督が昇格・降格プレーオフ1stレグを振り返った。ドイツ『キッカー』が伝えている。
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キールは26日、昇格・降格プレーオフ1stレグでケルンのホーム、ライン・エネルギエ・シュタディオンに乗り込んだ。ケルンの圧力に押し込まれて守勢の時間が続いたが、ワンチャンスを生かして先手を取る。58分にCKを獲得したタイミングで、指揮官はDFシモン・ロレンツ投入。すると、直後のプレーでロレンツが値千金の決勝ヘッドをたたき込み、1-0でゲームを終えた。今季はDFBポカール2回戦でバイエルンを破り、ベスト4まで進出するなど躍進を見せていたキール。ブンデスリーガ2部でも一時は首位に立つなど上位をキープし、残り1節の段階では2位につけていた。だが、ラスト2試合を落として3位に後退し、最後の最後で自動昇格を逃していた。
難しいメンタル下に置かれたなか、そのような状況から気持ちを盛り返してきた指揮官は「多くの時間で主導権を握られていたが、守備組織には非常に満足している」と試合を振り返った。さらに、決勝点につながった見事な采配については、ロレンツが持つ得点感覚に自信があったようだ。

「ロア(ロレンツ)は、ヘディングに優れた嗅覚を持っており、ボールがどこに向かってくるのかを、高い頻度で予測できている。レーゲンスブルクとの試合でも点を取っていたしね」
5度目の挑戦でプレーオフ初勝利を挙げ、初の1部昇格へ向けて周囲の期待は高まるなか、指揮官は「まだ途中だ」と気を引き締め直した。

「私たちは2部に属しているので、(2戦合計で)勝たなければならない。そうでなければ、すべてが同じままだ。ケルンはプレッシャーを感じているはず。(2ndレグの)試合を楽しみにしているよ」

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