元ユナイテッドのキャプテン、バレンシアが35歳で現役引退「僕の体がこの決断を下すように…」

2021.05.13 12:55 Thu
Getty Images
かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたエクアドル代表MFアントニオ・バレンシア(35)が現役引退を発表した。

バレンシアは母国のナシオナルでキャリアをスタート。2005年7月にビジャレアルへと移籍すると、レクレアティボ・ウエルバ、ウィガンへのレンタル移籍を経験。2008年1月にウィガンへと完全移籍する。

ウィガンではサイドアタッカーとして評価を高めると、2009年7月にユナイテッドへと完全移籍。10シーズン在籍し、ユナイテッドの右サイドを守り続けた。
2019年7月に母国のLDUキトへと移籍すると、今年1月にはメキシコのケレタロへ加入していた。

ユナイテッドでは、公式戦339試合に出場し25ゴール62アシストを記録するなどし、プレミアリーグで2度、リーグカップで2度、FAカップで1度、ヨーロッパリーグで1度優勝を経験した。
また、エクアドル代表としても98試合に出場し11ゴールを記録。2006年のドイツ・ワールドカップ、2014年のブラジル・ワールドカップと2大会に出場していた。

バレンシアは自身のツイッターで引退を表明。感謝のメッセージを綴った。

「僕は14歳、まだ子供の頃、家族、街、そして最初のクラブであるカリベ・フニオールを離れ、キトへ行った。懐かしさを感じながら旅をしたけど、夢と希望に満ちていた」

「2つめのクラブであるエル・ナシオナルには感謝したい。僕に門戸を開いてくれ、アントニオ・バレンシアに素晴らしいチャンスを与えてくれた」

「初めてエクアドル代表に呼ばれたことを今でも覚えている。国を代表することの大切さを感じた」

「夢にも思わなかったヨーロッパへの挑戦もできた」

「ビジャレアルとレクレアティボ・ウエルバでプレーし、後に第二の故郷であるイングランドに到着した」

「ウィガンではユニークな経験をした。そして、神は僕にマンチェスター・ユナイテッドに来て、キャプテンになるチャンスを与えてくれた」

「その後、エクアドルに戻り、LDUキトでプレーし、メキシコのケレタロでキャリアを終えた」

「僕はこれらの国々、そしてコパ・リベルタドーレス、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、その他、多くの重要な大会でプレーすることができた」

「カップを掲げたことも、敗戦で叫んだこともあった」

「また、2度のW杯でも国を代表することの意味に喜びを感じることができた。この瞬間がすぐに来るとは思っていなかったけど、僕の体がこの決断を下すように訴えてきた」

「キャリアと人生の一部であった全ての人々に感謝したいと思う。そして、神様、いつも僕を支えてくれてありがとう」

「僕を支えてくれたゾイラ、そして娘のドメニクにも感謝します。たくさんのことを与えてくれた両親にもだ」

「僕がプレーした国、そしてエクアドルのサッカーファンのみんな。愛してくれてありがとう。そして、数々の失敗を謝罪します」

「僕はいつも最善を尽くしていました。国とチームのために。全てに感謝します」

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