鹿島、札幌、横浜FMのPOステージ進出が決定!!B、Cグループは大混戦に《ルヴァンカップ》

2021.05.05 18:16 Wed
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5日、YBCルヴァンカップ・グループステージ第5節が各地で行われた。

Aグループでは、札幌がホームで鳥栖と対戦。26分、小柏が倒されてPKを得ると、キッカーはドウグラス・オリベイラ。GK守田に阻まれるも、こぼれ球を自ら押し込んでリードを奪う。59分にはカットンから青木が加入後初ゴールとなるミドルを突き刺して鳥栖を突き放す。終盤に湯澤に1点を返されながらも逃げ切って見せた。

一方、引き分け以上でプレーオフステージ進出が決まる鹿島は、ホームで福岡と対戦。ディエゴ・ピトゥカが初先発を飾った。24分に速攻からジョン・マリに先制を許す嫌な展開となるも、31分、テンポの良い華麗なパスワークで右サイドを崩し、遠藤のヒールパスから白崎が同点弾をゲット。試合を振り出しに戻す。後半は互いにゴール前のシーンが増えるが、両チームの守備陣が奮闘。以降、ゴールは生まれず引き分けに終わった。
上記の結果、鹿島と札幌がグループステージ突破を決めた。

Bグループは2位以下が混戦に。すでにグループステージ突破を決めているFC東京は神戸と対戦。互いに得点は奪えず、ゴールレスドローに終わった。大分とのアウェイゲームに臨んだ徳島は、11分、セットプレーから高澤に決められ、ビハインドで前半を折り返す。後半はロングボールと選手交代で状況の打開を図ると、84分に途中出場カカの初ゴールで同点に。引き分けに終わり、3チームが勝ち点5で並ぶ結果となった。
Cグループの首位対決は、開始早々に横浜FCにアクシデント。キャプテンの田代が腕を痛め、高木との交代を余儀なくされる。さらに、10分、26分とピンチを迎えるが、湘南のジュニアユース出身で古巣対決となったGK市川が好セーブを連発。しかし、先にゲームを動かしたのは湘南だった。28分にオリベイラが中盤でボールを奪い、左に展開。受けた平岡は左45度から巻いたシュートを右上隅に沈め、鮮やかなプロ初ゴールを記録した。追加点が欲しい湘南は、56分に3枚替えを行い、ウェリントン・ジュニオールがJ初出場を果たす。

追い付きたい横浜FCは、66分に三浦をピッチに送り込む。自身の持つ同大会の最年長出場記録を54歳2カ月9日に更新し、チームに活力を与えると、その気迫にチームメイトが応え、78分にはクレーベが強烈なヘディングを叩き込んで試合を振り出しに戻す。以降は互いにゴールを奪えず、1-1で決着した。

三協フロンテア柏スタジアムでは、Cグループのもう1試合、柏vs浦和が行われた。浦和はユンカーをスタメンで起用。すると、日本でのデビュー戦で早速見せた。9分、汰木のスルーパスでボックス左に抜け出すと、左足で冷静に沈めてノルウェーリーグ得点王の実績にたがわぬ実力を発揮。その後、チームはアンジェロッティの2ゴールなど3失点を喫して逆転を許す苦しい展開となるが、後半アディショナルタイムに、伊藤と関根が立て続けにゴールを奪い、劇的ドロー決着。未だ突破チームが決まらず、Bグループ以上の混戦模様となっている。

Dグループでは、グループステージ突破がかかる横浜FMがアウェイで広島と対戦。序盤は広島にペースを握られ、広島ユース所属の棚田にあわやの場面を作られるも、28分にレオ・セアラが天野のクロスに頭で合わせ、流れを引き寄せる。対する広島は、古巣対戦となるジュニオール・サントスの投入から主導権を握り返し、迎えた後半のアディショナルタイムには、切り返しざまに上げた藤井のクロスに鮎川が頭で合わせ、土壇場で同点に。ドロー決着により、横浜FMはグループステージ突破が確定。広島は最終節に望みをつなげた。

もう一方では、清水が仙台に快勝。36分に先制を許すも、41分にはこぼれ球を福森が、前半のアディショナルタイムには金子がPKを沈めて逆転。48分にはディサロの移籍後初ゴールで突き放すと、終盤には途中出場の中山がダメ押しのゴールを奪って4-1。この結果、仙台のグループステージ敗退が決定した。

◆第5節
▽5/5
【Aグループ】
北海道コンサドーレ札幌 2-1 サガン鳥栖
鹿島アントラーズ 1-1 アビスパ福岡

【Bグループ】
大分トリニータ 1-1 徳島ヴォルティス
ヴィッセル神戸 0-0 FC東京

【Cグループ】
横浜FC 1-1 湘南ベルマーレ
柏レイソル 3-3 浦和レッズ

【Dグループ】
清水エスパルス 4-1 ベガルタ仙台
サンフレッチェ広島 1-1 横浜F・マリノス

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