ミランのESL参加を謝罪するマルディーニSD「私自身は関与していなかったが…」

2021.04.22 17:45 Thu
Getty Images
ミランでスポーツ・ディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏が、ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)にクラブが参加したことを謝罪した。イタリア『スカイ』が報じている。

欧州のビッグクラブにより構成される予定だったESLに対して、18日に参加を正式表明したミランだが、欧州サッカー連盟(UEFA)やイタリアサッカー連盟(FIGC)、セリエAと対立。ファンからも強い反発を受けたことで、21日にESL構想からの撤退を公式サイトで発表しており、わずか48時間であっさり決断を覆すことになった。

こうしたクラブの動きを振り返ったマルディーニSDは、ファンに対して謝罪。ESLに参加すること自体は知らなかったとしつつ、自身にも責任はあると語っている。
「私はESLに関する議論には一切関与していなかった。だから、皆と同じく日曜日に発表された共同リリースでその事実を知ったのだ。この構想は、私よりも上の人物たちで決定されたことだ。ただその前提があるとはいえ、常に尊重してきたスポーツの基本原則を我々が裏切ったと感じているファンに対して、謝罪する責任からは免れられない」

「2021年にビッグチームの監督であるなら、収益と持続可能性がクラブにとって重要なコンセプトであることを知らないはずはないと思う。とはいえ、スポーツは実力主義であり、誰にでも保証されなければならない夢で構成されている。このスポーツの原則を変えることはできない」
「ここからどうやって前に進むか? 第一に、我々はこのリーグにいる。今さら言うのもおかしいかもしれないが、トップ4に入って7年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)復帰を目指したいね」

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