新外国人選手のための「Jリーグバブル」は完全隔離で43選手をJヴィレッジで管理、村井チェアマン「Jリーグの責任の下で」

2021.03.22 18:25 Mon
©超ワールドサッカー
Jリーグは22日、第4回臨時実行委員会を実施。新規外国人選手・スタッフの入国について、「Jリーグバブル」を使用することを発表した。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、21日までは1都3県に緊急事態宣言が日本政府より発令されていた中、海外からの新規入国も全て禁じられていた。

そのため、今シーズンからJリーグでプレーする選手や指揮を執る監督らが現時点で入国できていないケースが多い状況となっている。
今回Jリーグが考えた「Jリーグバブル」は、福島県にある「Jヴィレッジ」で行う予定とのこと。福島県や楢葉町、広野町など地方自治体も了承済みとなっている。なお、報道関係者やファン・サポーターを含め、バブル内の選手以外は完全立ち入り禁止となる。

今回の対応については、まずそれぞれの選手が出国72時間前に新型コロナウイルスの検査を実施し、陰性証明を持って出国。さらに、出国14日前からの検温など健康モニタリングも実施する。
日本へ入国する際にも空港検疫にて検査を実施。陰性が確認された場合は、それぞれのクラブが準備した専用車にてバブルまで移送されることになる。

バブル内では、定期的なPCR検査を実施。3日目、7日目、10日目、14日目の4回のPCR検査が行われる。また、それに加えて抗原定性検査を毎日実施することで防疫対策をとることとなる。

選手は3日目の検査で陰性が確認されるまでは完全に隔離状態となり、自室で過ごすことに。3日目の検査で陰性が確認された選手は、グラウンドでトレーニングが可能となる。なお、トレーニングは選手の個人トレーニングのみが可能となり、他の選手との合同トレーニングは不可能となる。

また、トレーニングで使用するボールなどの備品は全てクラブが準備し、バブル内では選手が管理。準備なども全て選手が自身で行い、クラブからのメニューの指導などは全てオンラインで行うこととなる。

14日目のPCR検査で陰性と判定された場合は、クラブに合流。継続した14日間の健康チェックの他、合流14日以内にPCR検査を実施する。

なお、このバブルに入る選手は申請時点で「43名」とのこと。宿泊施設内からグラウンドまでの導線も完全に専用のものを用意し、外部とは一切遮断された状況となる。また、施設内での選手同士の接触や、管理するスタッフとの接触も一切禁止となる。

今回の件についてJリーグの村井満チェアマンは「どの選手がいつ、どのタイミングで入国できるかが決まっているわけではない」とし、「入国に関して、こんな努力ができるというプランを立てているところ」と、まだ確定したものではないとコメント。「査証の発行など、政府の判断を待つ必要があり、現時点では内部での準備段階」と、この先に承認をもらう必要があることを強調した。

今回考えている「Jリーグバブル」については「Jリーグバブルという形、大きな風船の中で40名を超える選手をいれる。宿泊なども外界との接触を絶って行うこととなる」とし、「多大なるご尽力をいただいたJヴィレッジの関係者の皆様、双葉郡の楢葉町、広野町の行政関係の方々に多大なるご支援をいただきました」とコメント。「また、当該保健所とも入念に打ち合わせをしていただいていると聞いています。関係者の皆様に厚く御礼を申し上げたいですし、ご協力がなければJリーグバブルの構想もありませんでした」と、Jヴィレッジや地域の関係者の協力を受けて実現可能になることだと感謝した。

また、クラブ管轄にはせず、Jリーグの責任下で行うことを決断したことについても「入国できることが確定しているわけではないので仮定の話ですが、今後オリパラを控えている中で、外国人選手を招くことにも繋がる」とし、「Jリーグに留まらない話になってくる」と外国人の入国に関しては大きな責任を伴うことになるとコメント。「個々のクラブの努力に委ねるということもあるが、Jリーグが一括して、Jリーグの責任の下でやっていこうとなりました」と、リーグ管轄で実施していくことへ意気込みを語った。

村井チェアマンは現地をすでに視察したといい「Jヴィレッジの貸切の宿泊の見学、ピッチの見学をさせていただきました。厳重な隔離体制を敷いているので、自信を持っています」とコメント。「詳細を詰めるところはまだまだありますが、スポーツが公平なコンディションのなかで各クラブが戦えるように1日も早く努力を重ねていく次第です」と、このプランが認められることに期待を寄せた。

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