【EL R16プレビュー】ミランとユナイテッドの強豪対決決着へ! ベスト8を懸けた運命の第2戦

2021.03.18 19:00 Thu
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ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16の2ndレグが18日に開催される。マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、トッテナム、ミランといった優勝候補を中心にラウンド16第2戦の見どころを紹介していく。

◆ラウンド16 2ndレグ◆
▽3/18(木)
《26:55》
シャフタール vs(AGG:0-3) ローマ
アーセナル vs(AGG:3-1) オリンピアコス
ディナモ・ザグレブ vs(AGG:0-2) トッテナム
モルデ vs(AGG:0-2) グラナダ
《29:00》
ミラン vs(AGG:1-1) マンチェスター・ユナイテッド
ヤング・ボーイズ vs(AGG:0-3) アヤックス
ビジャレアル vs(AGG:2-0) ディナモ・キエフ
レンジャーズ vs(AGG:1-1) スラビア・プラハ

★イブラ復帰のミランが疲労困憊のユナイテッドを迎え撃つ
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今ラウンド屈指の強豪対決となったミランとユナイテッドの一戦は、初戦をほぼイーブンの1-1のドローで終えたことで、今回の2ndレグが俄然盛り上がりを見せることに。
先週行われた1stレグでは多数の主力を欠いたアウェイのミランに対して、マンチェスター・シティとのダービーを制して勢いに乗るホームのユナイテッドが優勢に試合を運ぶかに思われた。だが、蓋を開けてみれば、MFケシエを中心に攻守両面で高い強度を保ったアウェイチームが試合の主導権を掌握し、幾度となく決定機に迫った。

それでも、ユナイテッドは後半頭から投入した18歳FWアマド・ディアロの加入後初ゴールによって先制に成功。以降は相手の猛攻を身体を張った守備で撥ね返し続ける。しかし、諦めないミランは試合終了間際の92分に左CKからDFケアーが劇的同点ゴールを奪い、アウェイゴール1つを奪って敵地での初戦を優位な形で終えることになった。
チームとしてのタフさを見せつけたミランだが、先週末のセリエAではナポリとの上位対決に0-1で競り負けて、宿敵インテルとの勝ち点差は11ポイントに広がった。これにより、逆転でのスクデット獲得はかなり厳しい状況となっており、今季の目標はトップ4フィニッシュとEL制覇に下方修正されることとなった。

ただ、今回の2ndレグに向けては古巣初対戦となる主砲イブラヒモビッチに加え、DFテオ・エルナンデス、MFチャルハノール、FWレビッチと1stレグを欠場した主力が復帰を果たすことになり、より盤石な状態で難敵をホームで迎え撃てるはずだ。

一方、土壇場で勝利を逃したユナイテッドは過密日程による疲労の蓄積が懸念されるところだ。先週末のウェストハムとの上位対決では相手のオウンゴールで得た決勝点をリーグ4戦連続クリーンシート中の堅守で守り抜き1-0で競り勝ったが、試合を通して一部主力の身体の重さが顕著だった。

ターンオーバーを最小限にして臨む難所サンシーロでの一戦に向けてはMFポグバ、MFファン・デ・ベークと負傷明けの2選手が招集メンバーに復帰を果たしており、いきなりのフル稼働は難しいが、主に攻撃面でバイタリティ、アイデアをもたらす仕事が期待される。

★ノースロンドンの両雄は連勝突破目指す
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先週末に行われたノースロンドン・ダービーで明暗分かれたアーセナルと、トッテナムのノースロンドンの両雄だが、共に初戦を快勝で飾っており、今回の2ndレグでは連勝での突破を目指す。

ホーム開催となったダービーをMFウーデゴールの公式戦2試合連続ゴール、FWラカゼットのPK弾で逆転勝利したアーセナルは、敵地での1stレグを3-1で先勝したオリンピアコス相手に連勝を狙う。

今回のホームゲームではアウェイゴール3つを奪っていることもあり、3ゴール以上を奪われなければ、敗戦でも突破が決まる圧倒的に優位な状況。加えて、週末のリーグ戦で難敵ウェストハムとのアウェイゲームを控えている。アルテタ監督は試合前の会見で大幅なローテーションの可能性を否定しているが、ある程度のターンオーバーが見込まれる。

その中でここ最近失点に絡むミスが目立つMFセバージョスや、ポジション争いでアピールしたいDFベジェリンやDFホールディングら控え選手、トッテナム戦を遅刻による規律違反でベンチスタートを言い渡され、試合後の早期帰宅と目に余る振る舞いで不興を買った主将FWオーバメヤンらのプレーに注目したい。

一方、ダービーで痛恨の逆転負けを喫し、逆転でのトップ4フィニッシュに黄色信号が灯るトッテナムにとってはよりELの重みが増している。ホームでの1stレグではディナモ・ザグレブを相手にFWケインの2ゴールによって2-0の先勝。多くの決定機を考えれば、2点差での勝利はやや受け入れがたいものとなったが、地力の差を十分に見せつけており、敵地での2ndレグを優位な形で戦えるはずだ。

横領事件で実刑判決を受けたマミッチ監督が電撃辞任となった揺れるクロアチア王者との一戦に向けてはダービーで負傷したFWソン・フンミン、出場停止のMFホイビュルクと一部主力を欠く中での戦いとなるが、指揮官がスタメン起用を明言したケインに加え、ダービーで悔しい思いをしたFWベイルや負傷明けのMFロ・チェルソら好タレントの個の力を見せつける圧倒的な戦いぶりでの連勝を期待したい。

★レンジャーズvsスラビア・プラハは激戦必至!
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先週末の1stレグでは前述のミランとユナイテッドと共にドローゲームとなったのが、レンジャーズとスラビア・プラハの一戦だった。

スコティッシュ・プレミアリーグで無敗優勝を果たしたジェラード監督率いるレンジャーズと、チェコリーグにおいて無敗で首位を快走するスラビア・プラハの好調のチーム同士の一戦は互いに譲らず1-1のドローに終わった。

初戦を通じてはチェコ王者の多彩な仕掛け、スコットランド王者の組織立った守備や球際の強度が印象的で、ほぼ互角と言える内容だった。それだけに今回のリターンマッチでも激闘が予想される。

その中で右サイドバックながら国内リーグで11ゴール10アシストといずれもチームトップの数字を叩き出すレンジャーズ主将DFタベルニエ、今季のリーグ戦11ゴールを挙げる活躍でMFスーチェク、DFコウファルに続きウェストハムのターゲットとなるスラビア・プラハの大型ウイングのシマのパフォーマンスに注目したい。

その他の対戦カードでは1stレグで意外な大差が付くカードが目立ち、この2ndレグで状況を引っくり返すのは至難の業と言える。

今大会にすこぶる相性が良いスペイン勢ではELマイスターのエメリ監督率いるビジャレアルがディナモ・キエフとのアウェイでの初戦をDFパウ・トーレス、DFアルビオルのセンターバックコンビのゴールによって2-0のスコアで先勝。手堅い采配で知られるスペイン人指揮官にとってはホームでの逃げ切りは得意とするところであり、初戦のアドバンテージを生かし切るはずだ。

また、初出場ながら健闘光るグラナダはモルデとのホームゲームで2-0の先勝。こちらは38歳FWモリーナの大会史上2位となる年長ゴールと、百戦錬磨のFWソルダードのダメ押しの2点目と、ベテランストライカーの活躍が光った。敵地での第2ラウンドでは相手のパワープレーをきっちり撥ね返しながら、FWマチスやMFケネディの個人技を生かしたカウンターでアウェイゴールを狙いたい。

また、戦前には拮抗した展開が予想されたローマvsシャフタール、アヤックスvsヤング・ボーイズの2カードはいずれも初戦をホームで戦ったローマとアヤックスが3-0の圧倒的な内容で先勝している。

アヤックスに関しては公式戦21試合無敗を継続中と好調を維持しており、スイス王者の反撃を危なげなくいなして逃げ切る可能性が高い。一方、先週末のリーグ戦で格下パルマ相手に0-2の完敗を喫し、今週末にナポリとのデルビー・デル・ソーレを控えるローマに関しては週末のデルビーが気になってウクライナ王者に付け入る隙を与えた場合、思わぬ失態を演じる可能性が危惧される。

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ミランがメキシコ代表FWヒメネスに関心、EL8強フェイエノールトで今季23ゴール…イタリア国籍を所持

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