【セリエA第27節プレビュー】日曜にミランvsナポリ、冨安ボローニャvs吉田サンプも

2021.03.12 18:00 Fri
Getty Images
前節は首位インテルがアタランタをウノゼロで下して2位ミランとの6ポイント差を維持した。そして3位ユベントスがラツィオを下し、ミラノ勢を追っている。迎える第27節、日曜にミランvsナポリの上位対決、DF冨安ボローニャvsDF吉田サンプドリアの日本人対決が行われる。

ミラン(勝ち点56)は前節ヴェローナ戦をバックアッパーのMFクルニッチとDFダロトのゴールで快勝とし、勝利を取り戻した。木曜にヨーロッパリーグでマンチェスター・ユナイテッドと戦った疲労が残っていることが懸念されるが、跳ね除けることができるか。引き続きFWイブラヒモビッチ、FWレビッチ、MFチャルハノールら主力を欠くことが濃厚なため、控え選手たちの奮起が求められる。

一方、前節ボローニャ戦をFWインシーニェのドッピエッタとFWオシムヘンの4カ月ぶり弾で勝利した6位ナポリ(勝ち点47)は何とか上位陣に食らいついた。チームの不出来に怒り心頭だった主将のインシーニェが自らゴールを決める形で勝利に導いた中、ミランとの上位対決を制し、更なる上位浮上を果たせるか。
アタランタに押し込まれる展開とされながらも堅守で勝利を呼び込んだインテル(勝ち点62)は、18位トリノ(勝ち点20)とのアウェイ戦に臨む。決して芳しい内容ではなかったが、それでも勝ちきれるのが今のインテル。怒涛の7連勝としたネラッズーリはこのままシーズンを駆け抜けそうな勢いだが、降格の危機に瀕するトリノを下せるか。

そして前節ラツィオ戦をFWモラタのドッピエッタで逆転勝利とした3位ユベントス(勝ち点52)は、17位カリアリ(勝ち点22)とのアウェイ戦に臨む。火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではポルト相手に悔しい敗退を喫したユベントス。心身ともにダメージの残る結果となった中、ここ3試合2勝1分けとして残留圏内に浮上したカリアリを退けることはできるか。
4位ローマ(勝ち点50)は前節ジェノア戦を1-0の勝利。スコア以上の内容差で勝利した格好だが、今節は降格圏に沈む19位パルマ(勝ち点16)とのアウェイ戦に臨む。ELでは難敵シャフタール戦を戦ったが、残留が厳しくなっているパルマが相手だけにここは必勝としたい。

金曜には翌週にCLを控える5位アタランタ(勝ち点49)と7位ラツィオ(勝ち点43)が登場する。前節インテルに惜敗したアタランタは15位スペツィア(勝ち点26)とのホーム戦に臨むが、レアル・マドリー戦へ弾みを付けられるような試合にできるか。

対する7位ラツィオ(勝ち点43は最下位クロトーネ(勝ち点15)とのホーム戦に臨む。こちらはバイエルンとの試合を控えるが、まずは最下位に沈むクロトーネにしっかりと勝利してバイエルンとのアウェイ戦に臨みたい。

そして今節は冨安ボローニャvs吉田サンプドリアの日本人対決が組まれている。残念ながら冨安はふくらはぎ痛のため引き続き欠場予想。対する吉田も2試合連続ベンチスタートとラニエリ監督の中で序列が下がってきている印象。実際、前節カリアリ戦では終盤にクローザーとして投入されるも、チームの逃げ切り勝利に貢献することができなかったが、先発復帰はあるだろうか。

◆セリエA第27節
▽3/12(金)
《23:00》
ラツィオvsクロトーネ
《28:45》
アタランタvsスペツィア

▽3/13(土)
《23:00》
サッスオーロvsヴェローナ
《26:00》
ベネヴェントvsフィオレンティーナ
《28:45》
ジェノアvsウディネーゼ

▽3/14(日)
《20:30》
ボローニャvsサンプドリア
《23:00》
トリノvsインテル
パルマvsローマ
《26:00》
カリアリvsユベントス
《28:45》
ミランvsナポリ

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ユベントスのブラジル代表DFダニーロ(33)が移籍へ向かっている。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。 3日に行われるスーペル・コッパ準決勝のミラン戦が2025年初戦のユベントス。12月31日には開催地のサウジアラビアへ向かう遠征メンバーを発表したが、キャプテンを務めるダニーロは外れた。 この決断を下したのはチアゴ・モッタ監督で、構想から外れて市場に出回ることに。契約最終年を迎えていることから1月の売却を望んでいるという。 新天地の最有力候補はアントニオ・コンテ監督率いるナポリ。ユベントスが移籍金を望む一方、契約を解除するだけでも高額な給与を削減できることから、ナポリはフリー獲得を期待しているという。 また、ユベントスはミランの元イングランド代表DFフィカヨ・トモリ(27)と引き換えにダニーロを差し出す算段もあったようだが、ミランはこのタイミングでセルジオ・コンセイソン監督へ指揮官交代。一時移籍計画をストップし、出番を減らしていたトモリの放出にも待ったをかけているようだ。 マンチェスター・シティから加わって6年目のダニーロは、今シーズン公式戦で16試合プレーするも、先発数は8試合と減少。自らのインスタグラムでは「リセット、リスタート、リフォーカス」「フォルツァ ユーベ!(がんばれユーベ!)」などとメッセージを発信している。 <span class="paragraph-title">【写真】招集外のダニーロが雪の中からメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DEPKcPmoh86/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; 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