パウメイラスが21年ぶりの南米制覇!CWC最後の切符を獲得《コパ・リベルタドーレス》

2021.01.31 07:40 Sun
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南米のクラブ王者を決める大会であるコパ・リベルタドーレス2020決勝のパウメイラスvsサントスが30日にマラカナンで行われ、1-0でパウメイラスが21年ぶり2度目の王者に輝いた。1999年以来、実に21年ぶりの南米制覇を狙うパウメイラスは、元アルビレックス新潟のMFホニや今大会5ゴールを挙げている元ブラジル代表FWルイス・アドリアーノを先発で起用。

一方、ネイマールを擁した2011年以来となる南米の頂点を目指すサントスは、大会後に鹿島アントラーズへの移籍が決まっているMFディエゴ・ピトゥカや期待の新星FWカイオ・ジョルジが先発に名を連ねた。
2006年以来となるブラジル名門対決となった一戦は、立ち上がりから球際で激しいぶつかり合いを見せる中、互いに相手陣内に攻め込む場面は作り出すも決定機は作り出せず。

そんな中、最初のチャンスはパウメイラスに生まれる。37分、マルコス・ローシャのパスでボックス右に飛び出したヴェイガがダイレクトシュートを放ったが、これはゴール左に逸れた。

ゴールレスで迎えた後半も膠着状態が続く中、やや押し気味に試合を進めるサントスは77分、右サイドからカットインしたピトゥカがボックス手前から左足一閃。さらにGKヴェヴェルトンの弾いたこぼれ球をボックス手前のジョナタンが左足で狙ったが、シュートは枠の上に外れた。

その後は互いに選手交代を行っていく中で拮抗した展開が続いたが、後半アディショナルタイムに試合が動く。96分、パラメイラスのスローインを妨害したとしてサンパウロのクーカ監督が遅延行為で一発退場となる。

するとパラメイラスは99分、右サイドでボールを受けたホニが早いタイミングでクロスを入れるとファーサイドで競り合ったブレーノがヘディングシュート。これがゴール右隅に吸い込まれた。

結局、これが決勝点となりパウメイラスが1-0で勝利。21年ぶりの南米制覇を成し遂げ、2月にカタールで開幕するクラブ・ワールドカップ出場権を獲得。なお、2月8日に行われる初戦でティグレス(北中米カリブ海王者)vs蔚山現代(アジア王者)の勝者と対戦する。

パウメイラス 1-0 サントス
【パウメイラス】
ブレーノ(後54)

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