「個別のファンサービスはできない」と村井チェアマンが改めて明言、キャンプでは週1回の検査など最大限の感染予防を実施

2021.01.25 13:27 Mon
©超ワールドサッカー
Jリーグと日本野球機構(NPB)は25日、「第24回 新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施した。

コロナ禍における2020年のシーズンを無事に終え、新たなシーズン開幕に向けて準備を進めているJリーグとプロ野球。互いにシーズン開幕前のキャンプが予定されている中、コロナ禍で迎える初の事態となる。
宮崎県や沖縄県を中心に、普段とは違う環境で行われるキャンプ。地方自治体との連携が重要視され、医療体制が逼迫する中での実施となる。

最大限の感染予防対策を行う中、キャンプが行われるが、選手や関係者の感染、特にクラスター発生が最も懸念されることだ。

専門家チームの賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)は、「無症状から伝播していることがわかってきた。症状が出てからうつるのは40%ぐらいで、症状がない時からうつることに気をつけなければならない」と見解を語り、昨今増えている無症状での陽性反応者をいかに見つけるかが重要だとした。
また、「基本的な感染対策はもちろんだが、無症状であってもうつるので、常に感染している可能性を考えなければいけない」とし、「食事での注意などは、プロ野球、Jリーグとガイドラインを含めてしっかりと注意していると聞いている。検査も1週間に1回行うとのことで、会話の注意やマスクの着用など総合的に対策を行うことが重要になると思う」とし、検査を頻繁に行うことで無症状の感染者を早期に見つけ出すことが、感染拡大につながらない1つの策だと語った。

三鴨廣繁氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)は「無症状から伝播するので、検査を行おうという話になっている」とし、検査体制を整えることが重要だと指摘。「どこでもらうか、誰にうつすかわからないという状況になっている。キャンプでは普段いないところで行うわけなので、地元に迷惑をかけない、医療体制が逼迫している状況。プロ野球もJリーグもしっかりと対応されていると思う」と、地元医療機関へ負担をかけないためにも、感染対策をしっかりと行う必要があるとした。

また、「パルスオキシメーターを各チームで準備することに加えて、日頃の体調チェックシートをしっかりする。少しでも悪くなればすぐに医師に相談できる状況を作っていくことが大事」とし、「マスクは皆さんするようになっている。最近は、飛沫感染よりも接触感染が考えられるが、マニュアルには記載されているので、しっかり遵守してもらうことが大事」とし、接触感染も十分に注意を払って行動することが大事だとした。

通常であれば、キャンプ地では地元住民やファン・サポーターが駆けつけて選手とのファン・サービスを楽しむシーンがよく見られるが、今年は全面的に禁止にしている。

村井満チェアマンも「選手は全てのキャンプ地で事前スクリーニング検査を行った上で行きますし、その後も週1回の検査を行う」とし、「個別のファンサービスはできないことを明言しています」とコメント。また選手たちにも「キャンプ終了後、地域での外食や会食など不要不急の外出制限も申し入れている」と、外出を控えるように呼び掛けているとした。

シーズン開幕前のチームをチェックしたい方も多くいるだろうが、新シーズン開幕をしっかりと迎えるためにも、今年のキャンプはチームからの発信を頼りにすることが求められそうだ。
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