FW葛岡孝大&MF上野一心が2戦連発! 市船撃破の帝京長岡が2年連続のベスト4入り《高校サッカー》

2021.01.05 16:35 Tue
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第99回全国高校サッカー選手権大会準々決勝の市立船橋高校(千葉)vs帝京長岡高校(新潟)が5日にフクダ電子アリーナで行われ、2-1で勝利した帝京長岡が準決勝に駒を進めた。

市立船橋高校は堅守を武器に1回戦で佐賀東(佐賀)、2回戦で那覇西(沖縄)、3回戦で仙台育英(宮城)を撃破。対して、帝京長岡は2回戦からの登場で、2回戦の履正社高校(大阪)、3回戦の神戸弘陵(兵庫)に逆転勝利を収め、勝負強さを見せてきた。

そんな両者の一戦はキックオフから20秒過ぎに市立船橋のMF井原充葵⑦にシュートを許した帝京長岡だが、10分を過ぎたあたりから徐々にボールを支配。市立船橋の粘り強い守備に遭い、チャンスが作れない展開となるものの、26分に敵陣中央でボールを奪ったMF上野一心⑧が前に持ち運んでからボックス左へパスを送る。フリーでボールを受けたFW葛岡孝大⑪がボックス左から左足シュートを流し込み、先制に成功した。
帝京長岡はその直後の30分、右サイドから仕掛けた攻撃で一度は市立船橋DF陣にボールを奪われるも、DF佐々木奈琉②がボックス右ですぐさまボール奪取。巧みなボールコントロールで相手DFをいなしてからマイナスに折り返すと、ニアサイドでMF上野一心⑧が押し込んで瞬く間にリードを2点に広げた。

これで完全に主導権を握った帝京長岡は35分にFW葛岡孝大⑪の落としを受けたFW酒匂駿太⑨に決定機が巡ってくるも、決め切れず。前半アディショナルタイムにも華麗なパスワークからFW葛岡孝大⑪にシュートチャンスが訪れたが、仕留め切れず、試合を折り返した。
前半と同様に後半も主導権を握った帝京長岡は57分、右サイドを抜け出したFW葛岡孝大⑪がボックス右から絶妙な右足クロス。ファーサイドに走り込んだFW酒匂駿太⑨がゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定で追加点とはならない。

相手陣内まで攻め込めるものの、シュートまで持ち込めない市立船橋は60分、自陣から持ち込んだ流れからMF佐久間賢飛⑩がボックス手前中央から右足シュート。対角線上に放ったシュートはGK佐藤安吾①の好セーブに遭ってしまい、反撃の狼煙を上げられない。

その後、帝京長岡の巧みなボールタッチに圧倒される市立船橋だが、後半アディショナルタイム3分のラストプレーでGK細江彦太①のパントキックに抜け出した途中出場のFW松本海槻㉑が1点を返すも、反撃はここまで。その直後に終了の笛が鳴り響き、史上初のベスト4入りを果たした前回大会に続いて、帝京長岡が準決勝に駒を進めた。

市立船橋高校(千葉) 1-2 帝京長岡高校(新潟)
【市立船橋】
松本海槻(後40+3)
【帝京長岡】
葛岡孝大(前26)
上野一心(前30)

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