【セリエA第14節プレビュー】年内最終戦、水曜にミランvsラツィオ

2020.12.22 18:00 Tue
Getty Images
先週末に行われた前節ではミランがサッスオーロとの上位対決を快勝し首位を死守。2位インテルがスペツィアに辛勝し1ポイント差で、3位ユベントスがパルマに完勝し4ポイント差で追走している。一方で4位ローマがアタランタに、5位ナポリがラツィオにそれぞれ完敗している。また、今季1勝のジェノアがマラン監督を解任している。

年内最終戦となる第14節は火曜と水曜に行われ、水曜にミランvsラツィオの好カードが組まれている。首位ミラン(勝ち点31)は前節サッスオーロ戦を2-1と快勝。FWイブラヒモビッチを引き続き欠いた中、代役のFWレオンによるセリエA最速の開始6秒弾などで終始主導権を握り3試合ぶりの勝利とした。首位を死守したが、難敵ラツィオ戦では中盤の人選に頭を抱える。MFケシエが出場停止で、MFベナセルが負傷により欠場確定の中、新たにMFトナーリにも負傷欠場の可能性があるが、2021年を首位で迎えられるか。

一方、8位ラツィオ(勝ち点21)は主力を欠いたナポリに対し、エースFWインモービレの1ゴール1アシストの活躍で快勝とした。こちらも3試合ぶりの勝利として上位浮上の兆しが見えた中、首位ミランを叩いてビッグマッチ連勝となるか。
2位インテル(勝ち点30)は9位ヴェローナ(勝ち点20)とのアウェイ戦に臨む。格下スペツィアに苦戦しながらも2-1と競り勝って6連勝としたインテルは、ミランを1ポイント差で追走。首位浮上のチャンスがある中、アタランタを彷彿とさせる好チームのヴェローナを退けることができるか。

FWロナウドのドッピエッタやFWクルゼフスキの古巣弾などでパルマに完勝とした3位ユベントス(勝ち点27)は、16位フィオレンティーナ(勝ち点11)とのホーム戦に臨む。内容の伴った勝利が増えてきたユベントス。前節ヴェローナに引き分ける善戦を見せ、プランデッリ体制下で徐々に復調しつつあるフィオレンティーナを下すことはできるか。古巣対戦のFWキエーザにも注目だ。
後半の反撃を受けてアタランタに逆転負けを喫した4位ローマ(勝ち点24)は、13位カリアリ(勝ち点14)とのホーム戦に臨む。好調なチーム状態だっただけに後半の4失点はショックが残る結果となってしまった。元ローマ指揮官のディ・フランチェスコ監督率いるカリアリを下してアタランタ戦の敗戦を払拭する勝利を手にし、2020年を締めくくりたい。

FWインシーニェの出場停止とFWメルテンスの負傷欠場が大きく響いてラツィオに完敗となった5位ナポリ(勝ち点23)は、18位トリノ(勝ち点7)とのホーム戦に臨む。ビッグマッチ連敗となった中、今季1勝と不調が続くトリノを下して上位に留まれるか。出場停止明けインシーニェの奮起に期待だ。

左サイドバックで2試合連続スタメンとなったDF冨安の14位ボローニャ(勝ち点14)は、7位アタランタ(勝ち点21)とホームで対戦する。トリノ戦では先制される展開となった中、引き分けに持ち込んだボローニャ。4試合勝利がなく厳しいチーム状態に変わりはないが、ローマ相手に見事な逆転勝利を飾ったアタランタ相手に勝ち点を得ることはできるか。強力攻撃陣に対する冨安の守備にも注目したい。

そして2試合連続スタメンを外れ、前節クロトーネ戦では終盤の途中出場に終わったDF吉田の10位サンプドリア(勝ち点17)は、6位サッスオーロ(勝ち点23)とのホーム戦に臨む。吉田がスタメンを外れた2試合で連勝としている中、躍進しているサンプドリアだが、サッスオーロ相手に3連勝となるか。

◆セリエA第14節
▽12/22(火)
《26:30》
クロトーネvsパルマ
《28:45》
ユベントスvsフィオレンティーナ

▽12/23(水)
《26:30》
ヴェローナvsインテル
《28:45》
ローマvsカリアリ
ウディネーゼvsベネヴェント
スペツィアvsジェノア
ナポリvsトリノ
サンプドリアvsサッスオーロ
ミランvsラツィオ
ボローニャvsアタランタ

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