【CLグループ第5節プレビュー②】ドルトvsラツィオの大一番に、カバーニが古巣PSGと初対戦!

2020.12.02 18:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が2日に開催される。ここではE~Hの第5節のマッチプレビューを紹介していく。

◆グループE:首位攻防戦&初白星を目指す一戦
Getty Images

■順位表
◎1. チェルシー(勝ち点10)
◎2. セビージャ(勝ち点10)
3. スタッド・レンヌ(勝ち点1)
4. FCクラスノダール(勝ち点1)

◎決勝トーナメント進出決定
《26:55》
FCクラスノダール vs スタッド・レンヌ
《29:00》
セビージャ vs チェルシー

2強2弱の構成となったグループEではその下馬評通り、前節にチェルシーとセビージャの決勝トーナメント進出が決定。レンヌ、クラスノダールの善戦によって1-1のドローかに思われたが、チェルシーはFWジルー、セビージャはFWムニルの劇的な後半アディショナルタイムの勝ち越しゴールによって競り勝ち、劇的な形での突破となった。そして、今節ではセビージャとチェルシーの首位攻防戦に大きな注目が集まるところだ。
セビージャは一時リーグ3連敗と深刻な不振に陥ったが、直近のウエスカ戦で1-0の勝利を挙げて今季初の3連勝でV字回復。左サイドバックに多くの負傷者を出しているものの、欧州屈指のセンターバックコンビを軸に守備が安定。また、クラスノダール戦勝利の立役者であるムニルやFWエン=ネシリら攻撃陣が調子を上げており、優勢に運びながらもゴールレスドローに終わったチェルシーとの前回対戦からの成長を見せたいところ。

対するチェルシーは直近のリーグ戦でトッテナムとゴールレスドローに終わったものの、目下公式戦11戦無敗と好調を維持。FWヴェルナーら一部主力の金属疲労は気がかりも、MFハヴァーツやFWプリシッチの戦列復帰により、より多くのオプションを持って試合に臨めるはずだ。互いに今週末にはレアル・マドリー、リーズとの重要なリーグ戦を控えていることもあり、ある程度のターンオーバーも見込まれるが、首位通過を懸けた好勝負を期待したい。

一方、2節を残して敗退が決定したクラスノダールとレンヌはヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントへの切符、今大会初勝利を懸けて激突する。

◆グループF:突破を懸けたドルトvsラツィオの大一番
Getty Images

■順位表
1. ドルトムント(勝ち点9)
2. ラツィオ(勝ち点8)
3. クラブ・ブルージュ(勝ち点4)
4. ゼニト(勝ち点1)

《29:00》
ドルトムント vs ラツィオ
クラブ・ブルージュ vs ゼニト

グループFは4節終了時点で決勝トーナメント進出が1チームも決まらない混戦模様だ。それでも、前節はドルトムントがクラブ・ブルージュに3-0、ラツィオがゼニトに3-1の快勝を収めて突破に近づいている。そして、今節では首位のドルトムントと2位のラツィオが突破を懸けた大一番に臨む。

ラツィオとの初戦で大敗スタートとなったドルトムントだが、以降は持ち味の攻撃力を遺憾なく発揮し3連勝で首位に浮上。ただ、直近のリーグ戦ではこの大一番に気を取られたのか、格下ケルン相手に1-2で敗れており、その敗戦からのリバウンドメンタリティが試される。FWハーランドを中心に攻撃陣好調を維持しているだけに、前回対戦で3失点を喫した守備の改善が重要となる。なお、ドルトムントは今節引き分けでもクラブ・ブルージュとの当該成績の優位性によって突破が決まる。

一方、今グループステージでここまで無敗の2位に付けるラツィオは突破に向けて好位置に付けるが、今節敗れて3位のクラブ・ブルージュが勝利した場合、最終節を勝ち点1差の中でベルギー王者と対峙する難しい状況に陥る。そのため、前回対戦で破ったドルトムントを再び沈め自力での突破を決めたい。ただ、ドルトムント同様に直近のウディネーゼ戦ではホームで1-3の敗戦を喫し、公式戦9戦ぶりの黒星。不安を抱える形で敵地に乗り込むことになる。

また、ドルトムントの勝利に期待しつつ2連勝での逆転突破を目指すクラブ・ブルージュは、すでに敗退が決定しているゼニトをホームに迎える。その中で前節を規律違反で欠場した主砲FWデニスの奮起に期待したい。

◆グループG: バルサ&ユーベは直接対決前に格下撃破狙う
Getty Images

■順位表
◎1. バルセロナ(勝ち点12)
◎2. ユベントス(勝ち点9)
3. ディナモ・キエフ(勝ち点1)
4. フェレンツヴァローシュ(勝ち点1)

◎決勝トーナメント進出決定

《29:00》
ユベントス vs ディナモ・キエフ
フェレンツヴァローシュ vs バルセロナ

2強2弱の構成となったグループGは2節を残してバルセロナとユベントスの名門2クラブが決勝トーナメント進出を決めた。バルセロナは主力を大幅に温存した中、伏兵FWブラースヴァイトの2ゴールの活躍などにより、敵地でディナモ・キエフを4-0で下し4連勝。一方、ユベントスはホームでフェレンツヴァローシュに大苦戦も、試合終了間際のFWモラタの劇的な逆転ゴールによって突破を決めた。

リーグ戦での不振とは打って変わってヨーロッパの舞台では実績通りの強さを見せているバルセロナは今節、フェレンツヴァローシュとのアウェイゲームに臨む。すでに突破を決めていることもあり、ディナモ・キエフ戦同様にFWメッシやMFコウチーニョ、GKテア・シュテーゲンと一部主力を温存。最終ラインに多くのケガ人が出ている中、直近のオサスナ戦で負傷交代したDFラングレの招集メンバー入りは朗報だが、DFミンゲサの継続起用やDFジュニオール・フィルポのセンターバック起用など、確実に勝ち点3を取りつつ今後に向けて試行錯誤を図っていきたい。

そのバルセロナとの直接対決を最終節に控える2位のユベントスはある程度、主力を起用して逆転での首位通過に向けて確実に勝ち点3を取りに行きたいところだ。しかし、直近のリーグ戦では格下ベネヴェントに屈辱のドローゲームを演じており、今週末のトリノとのデルビー・デッラ・モーレに向け、ターンオーバーが見込まれる。その中でトリノ戦を出場停止で欠場するモラタはこのディナモ・キエフ戦でプレーする可能性が高く、チームを勝利に導くゴールが期待される。

◆グループH:カバーニが古巣初対戦! 三つ巴の争いの行方は…
Getty Images

■順位表
1. マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点9)
2. パリ・サンジェルマン(勝ち点6)
3. RBライプツィヒ(勝ち点6)
4. イスタンブール・バシャクシェヒル(勝ち点3)

《26:55》
イスタンブールBBSK vs ライプツィヒ
《29:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs パリ・サンジェルマン

今グループステージ最激戦区と目されたグループHはその前評判通り、熾烈な三つ巴の争いが続いている。前節ではマンチェスター・ユナイテッドがイスタンブールBBSKに大勝でリベンジを果たし、首位をキープ。その一方で、パリ・サンジェルマン(PSG)がライプツィヒとの接戦を制して2位に浮上している。そして、今節ではユナイテッドとPSGの首位攻防戦が行われる。

現在、公式戦4連勝と好調を維持するユナイテッドは、直近のサウサンプトン戦で前半を2点ビハインドで終えるも、後半から途中出場したFWカバーニが後半アディショナルタイムの劇的な逆転弾を含む2ゴール1アシストの活躍をみせ、ファーガソン時代を思い起こさせる大逆転勝利を飾った。そして、ここ数試合で抜群の存在感を放つカバーニは今回、古巣PSGとの初対戦に臨む。セインツ戦でこれぞストライカーという圧巻のパフォーマンスを見せたエル・マタドールは、歴代最多得点記録を持つ古巣相手に再びゴールを挙げることができるか。

一方、ライプツィヒ相手に序盤に挙げたFWネイマールのPKによるゴールを守り切ったPSGだが、直近のボルドー戦では2-2のドローに終わるなど、なかなか安定したパフォーマンスを残すことができていない。それでも、FWイカルディやMFヴェッラッティといった長期離脱組のコンディションも徐々に上がっており、過密日程で疲弊気味の相手に対して、5枚の交代枠をうまく使いながら総合力で押し切りたいところだ。

その首位攻防戦に先駆けて行われる一戦でライプツィヒはイスタンブールBBSKとのアウェイに乗り込む。前回対戦では2-0の快勝を収めている相手だが、ホームではユナイテッドを破り、PSGを相手に善戦している侮れない相手だ。今週末には国内リーグでバイエルンとのビッグマッチが控えているが、ここ数試合の振るわないパフォーマンスを考えれば、まずはトルコ王者を全力で叩きたい。そして、数時間後に試合を行うユナイテッドとPSGに圧力をかけたいところだ。

マンチェスター・ユナイテッドの関連記事

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を 2025.05.17 11:00 Sat
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをス 2025.05.17 10:00 Sat
プレミアリーグ第37節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが16日に行われ、チェルシーが1-0で勝利した。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシー(勝ち点63)は、プレミアリーグ初先発となる19歳ジョージが最前線で起用 2025.05.17 06:16 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアが来シーズンについて言及した。 今シーズンは大苦戦を強いられているユナイテッド。プレミアリーグでは16位に低迷しており、残り2試合となっている。 ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進んでおり、トッテナムとの戦いで勝利すれば、来シーズンのチャ 2025.05.16 22:55 Fri
先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日 2025.05.16 19:00 Fri

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦を裁く審判団を発表した。 9月17日に開幕し白熱の戦いが繰り広げられた今大会も残すところフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる決勝戦のみに。日本時間31日28時に行われる決勝戦に駒を進めたのが、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(PSG 2025.05.13 10:00 Tue
WOWOWは12日、独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の決勝でもライブビューイングを開催することを発表した。 白熱のUCLは決勝まで進んでおり、インテルとパリ・サンジェルマン(PSG)が勝ち残り。インテルは3年ぶり、PSGは5年ぶりの決勝となる 15年ぶりの優勝を目指すインテルと、初優勝を目 2025.05.12 14:15 Mon
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に際し、プレミアリーグチームとの相性の良さを冗談まじりに語った。 7日、CL準決勝2ndレグが行われ、PSGはアーセナルと対戦した。 アウェイでの1stレグで1-0と先勝していたPSG。2ndレグは序盤からアーセナル 2025.05.08 19:40 Thu
アーセナルのイングランド代表MFデクラン・ライスが、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。 7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、アーセナルはアウェイでPSGと対戦。ホームでの1stレグで1-0と敗れており、突破のためには最低でも90分間での勝利が必要だった。 そのアーセナルは 2025.05.08 12:55 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)の会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏が7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSGは、ホームで行われた2ndレグを2-1で制し、5季ぶり2度目のCL決勝進出とした 2025.05.08 12:30 Thu

マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon
2

“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る

▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon
3

中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か

マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon
4

ユナイテッド若手GKヴィテクが武者修行 今夏アピールもオーストリア1部へ

マンチェスター・ユナイテッドは21日、U-20チェコ代表GKラデク・ヴィテク(20)がオーストリア・ブンデスリーガのブラウヴァイス・リンツにレンタル移籍すると発表した。移籍期間は今季いっぱいとなる。 ヴィテクは2020年夏に母国クラブのオロモウツから加入。16歳でユナイテッド入りしたなかで、アンダーカテゴリーで研鑽を積み、昨季はプレミアリーグで初のベンチ入りを記録した。 2022年のFAユースカップ優勝時に守護神を担うなどの経験も重ねるなかで、この夏はトップチームの一員としてプレシーズンを過ごし、ノルウェーでのローゼンボリ戦では活躍を光らせた。 FCブラウヴァイス・リンツは2023-24シーズンからオーストリア1部を戦うクラブで、LASKリンツは地元のライバルとなる。 2024.08.21 18:28 Wed
5

元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任

元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly