【ラ・リーガ第11節プレビュー】久保&岡崎が強豪に挑む! マドリー&バルサは格下相手に白星目指す
2020.11.27 19:00 Fri
先週末に開催された第10節では注目の強豪対決となったアトレティコ・マドリーvsバルセロナはホームチームに軍配。また、ビジャレアルvsレアル・マドリーは1-1のドロー決着となった。
11月最後の一節はMF久保建英と、FW岡崎慎司が共に強豪に挑む2つのカードに注目が集まるところだ。
前節、保有元であるマドリーとの一戦に試合終了間際に投入された久保は幾つか見せ場が訪れたものの、決め切るまでには至らず、やや消化不良の内容となった。また、4戦連続スタメンを飾った直近のヨーロッパリーグ(EL)のマッカビ・テルアビブ戦では63分までプレーしたが、再び消化不良の一戦となった。
そういった中、3位のビジャレアルは今節、目下6連勝で首位を走るレアル・ソシエダとの上位対決に挑む。久保にとっては今夏のレンタル先候補にも挙がり、自身が比較されることも多いMFダビド・シルバ(欠場が濃厚)が在籍する、ある意味特別な相手との対戦となる。今節も引き続き途中出場が濃厚だが、鮮烈なパフォーマンスを期待したい。
一方、前節のオサスナ戦で待望の戦列復帰を果たしたウエスカの岡崎は、今季初白星を目指す一戦で7位のセビージャと対戦する。今節では先発復帰も期待される中、DFクンデとDFジエゴ・カルロスというリーガ屈指のセンターバックコンビを相手に、プリメーラ初ゴールを目指すことになる。
6連勝を目指す今節は前々節にマドリーを撃破している9位のバレンシアと対戦。現在のパフォーマンスを考えれば、勝ち点3を持ち帰られる可能性は高いが、直近2試合で6ゴールを挙げる相手の攻撃陣への警戒は怠れない。
直近1敗1分けと2試合勝利から遠ざかる4位のマドリーは、15位のアラベスとのホームゲームで3戦ぶりのリーグ戦白星を目指す。FWベンゼマやDFセルヒオ・ラモスと主力数人を負傷などで欠く苦しい台所事情だが、直近のCLではインテルを2-0で破り、復調気配を漂わせている。その中で1ゴールを記録したFWアザールには先日のウエスカ戦のようにチームを牽引する力強いパフォーマンスを期待したい。
これまで相性が良かったアトレティコ相手に完敗となった13位のバルセロナは、同試合でDFピケとDFセルジ・ロベルトを負傷で失い、さらなる苦境に立たされている。それでも、直近のCLではディナモ・キエフを相手にFWメッシら複数の主力を温存した中、伏兵FWブラースヴァイトの2ゴールの活躍などで4-0の快勝。グループステージ4連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
同勝ち点で並ぶ14位のオサスナとの一戦ではディナモ・キエフ戦で台頭したDFミンゲサら新たな力と共に、休養十分のメッシらの奮起が求められる。
MF乾貴士とFW武藤嘉紀を擁する16位のエイバルは、12位のベティスとのアウェイゲームで4試合ぶりの白星を狙う。0-0のドローに終わったヘタフェ戦では乾が今季初めて出場機会なしに終わり、武藤が4戦ぶりのスタメンを飾った。乾に関しては好調なMFブライアン・ヒルが左ウイングのポジションを掴んでいることもあり、トップ下や右ウイングでの起用が見込まれる。一方の武藤はFWキケ・ガルシアの出場停止により、再びチャンスを与えられるかもしれない。
《ラ・リーガ第11節》
▽11/27(金)
《29:00》
バジャドリー vs レバンテ
▽11/28(土)
《22:00》
エルチェ vs カディス
《24:15》
バレンシア vs アトレティコ・マドリー
《26:30》
ウエスカ vs セビージャ
《29:00》
レアル・マドリー vs アラベス
▽11/29(日)
《22:00》
バルセロナ vs オサスナ
《24:15》
ヘタフェ vs アスレティック・ビルバオ
《26:30》
セルタ vs グラナダ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs ビジャレアル
▽11/30(月)
《29:00》
ベティス vs エイバル
11月最後の一節はMF久保建英と、FW岡崎慎司が共に強豪に挑む2つのカードに注目が集まるところだ。
前節、保有元であるマドリーとの一戦に試合終了間際に投入された久保は幾つか見せ場が訪れたものの、決め切るまでには至らず、やや消化不良の内容となった。また、4戦連続スタメンを飾った直近のヨーロッパリーグ(EL)のマッカビ・テルアビブ戦では63分までプレーしたが、再び消化不良の一戦となった。
一方、前節のオサスナ戦で待望の戦列復帰を果たしたウエスカの岡崎は、今季初白星を目指す一戦で7位のセビージャと対戦する。今節では先発復帰も期待される中、DFクンデとDFジエゴ・カルロスというリーガ屈指のセンターバックコンビを相手に、プリメーラ初ゴールを目指すことになる。
2試合消化が多い首位ソシエダを勝ち点3差で追う2位のアトレティコは前節、バルセロナ相手に攻守両面で圧倒する1-0の会心の勝利を収め、シメオネ体制でのリーグ戦における対バルセロナ初勝利を飾った。これで連勝を5試合に伸ばした絶好調のチームは、直近のチャンピオンズリーグ(CL)でロコモティフ・モスクワ相手に0-0のドローとやや勢いを削がれたが、パフォーマンス自体は安定している。
6連勝を目指す今節は前々節にマドリーを撃破している9位のバレンシアと対戦。現在のパフォーマンスを考えれば、勝ち点3を持ち帰られる可能性は高いが、直近2試合で6ゴールを挙げる相手の攻撃陣への警戒は怠れない。
直近1敗1分けと2試合勝利から遠ざかる4位のマドリーは、15位のアラベスとのホームゲームで3戦ぶりのリーグ戦白星を目指す。FWベンゼマやDFセルヒオ・ラモスと主力数人を負傷などで欠く苦しい台所事情だが、直近のCLではインテルを2-0で破り、復調気配を漂わせている。その中で1ゴールを記録したFWアザールには先日のウエスカ戦のようにチームを牽引する力強いパフォーマンスを期待したい。
これまで相性が良かったアトレティコ相手に完敗となった13位のバルセロナは、同試合でDFピケとDFセルジ・ロベルトを負傷で失い、さらなる苦境に立たされている。それでも、直近のCLではディナモ・キエフを相手にFWメッシら複数の主力を温存した中、伏兵FWブラースヴァイトの2ゴールの活躍などで4-0の快勝。グループステージ4連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
同勝ち点で並ぶ14位のオサスナとの一戦ではディナモ・キエフ戦で台頭したDFミンゲサら新たな力と共に、休養十分のメッシらの奮起が求められる。
MF乾貴士とFW武藤嘉紀を擁する16位のエイバルは、12位のベティスとのアウェイゲームで4試合ぶりの白星を狙う。0-0のドローに終わったヘタフェ戦では乾が今季初めて出場機会なしに終わり、武藤が4戦ぶりのスタメンを飾った。乾に関しては好調なMFブライアン・ヒルが左ウイングのポジションを掴んでいることもあり、トップ下や右ウイングでの起用が見込まれる。一方の武藤はFWキケ・ガルシアの出場停止により、再びチャンスを与えられるかもしれない。
《ラ・リーガ第11節》
▽11/27(金)
《29:00》
バジャドリー vs レバンテ
▽11/28(土)
《22:00》
エルチェ vs カディス
《24:15》
バレンシア vs アトレティコ・マドリー
《26:30》
ウエスカ vs セビージャ
《29:00》
レアル・マドリー vs アラベス
▽11/29(日)
《22:00》
バルセロナ vs オサスナ
《24:15》
ヘタフェ vs アスレティック・ビルバオ
《26:30》
セルタ vs グラナダ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs ビジャレアル
▽11/30(月)
《29:00》
ベティス vs エイバル
ビジャレアルの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
ビジャレアルの人気記事ランキング
1
ノルウェー代表で定位置と背番号を譲った後輩…セルロートが5歳年下ハーランドをラ・リーガに勧誘?「適応間違いなし」
ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートが、マンチェスター・シティの同代表FWアーリング・ハーランドについて語った。 今季ラ・リーガ14得点、公式戦17得点のセルロート。過去2年のレアル・ソシエダ時代を上回るペースでネットを揺らす195cmストライカーだ。 当然、この活躍からノルウェーを代表するセンターフォワードなのは確か。しかし、ノルウェー代表には当代屈指のゴールマシーン・ハーランドがおり、A代表通算53試合18得点セルロートは左右どちらかのウイングが“守備位置”となる。 このように、ハーランドがいることで、ノルウェー代表だと本職ではないポジションを任されるセルロート。それでもスペイン『Relevo』のインタビューでは、ハーランドとの良い関係性を語る。 「アーリングとはとても仲が良いよ。もう5年くらいノルウェー代表で一緒だしね。彼は天性のリーダー的な部分を持つんだ。どちらかと言えば、陰から人知れずチームを支えるタイプかな。全てを口に出して引っ張るのではなく、黙々と率先して行動することができる」 数年前には、当時20歳そこそこで台頭してきたハーランドに、ノルウェー代表で背番号「9」を譲ったセルロート。 「彼はあの時すでにフットボーラーとして“ブランド”が出来上がっていたからね。NIKEとの繋がりも考えればピッタリだろう(笑) 彼のほうから『9が欲しい』って来たから、僕は11にしたんだ」 その一方、ハーランドは昨季があまりに強烈だったためか、最近は得点ペースの鈍化が指摘される。この件についてセルロートは、同じFWとして少しばかり不快感を抱いている様子だ。 「彼が自らの個人賞をチームの戦績より優先させているとでも? 僕の知る彼はそうじゃないし、もしそうだとしても口には出さない」 また、将来のレアル・マドリー行きが噂され続けていることについては歓迎。スペインサッカーへの適応も問題ないだろうとした。 「イングランドもドイツもスペインもそんなに異なるサッカーじゃない。リーグの特色をつけたがる人々が私見を言っているに過ぎないんだ。アーリングも間違いなくスペインにフィットする。選手からチームへ、チームから選手へ、お互いに適応の努力をすれば、適応できないなんてあり得ない」 2024.04.19 16:20 Fri2
「久保建英は素晴らしいタレント」名手シャビ・アロンソが才能を高く評価「重要な役割を果たす」
現役時代にはリバプールとレアル・マドリーでチャンピオンズリーグを制覇し、現在はレアル・ソシエダのBチームで指揮を執るシャビ・アロンソ監督が、自身のキャリアとヨーロッパリーグについて語った。『UEFA.com』が伝えた。 現役時代はレアル・ソシエダ、エイバル、リバプール、レアル・マドリー、そしてバイエルンでプレー。2017年7月に現役を引退したシャビ・アロンソ。スペイン代表としても114試合に出場し16ゴールを記録するなど、一時代を築いた1人だ。 <div id="cws_ad">◆GKも棒立ち!久保建英の衝撃バックヒールショット!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJpdkFWeGh2TSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> キャリアの中でチャンピオンズリーグでは119試合でプレーし6ゴール7アシストを記録。前述の通りリバプールとレアル・マドリーでビッグイヤーを獲得したほか、スペイン代表しては2008年と2012年のユーロ、2010年の南アフリカ・ワールドカップを制覇。その他にも、数多くのタイトルを獲得して来た。 引退後の2018年8月には古巣のマドリーでユースコーチに就任。2019年7月からは自身が育ったソシエダのBチームの監督を務めているシャビ・アロンソ。ファーストチームのソシエダも出場しているヨーロッパリーグを注目して見ているようだ。 今シーズンのヨーロッパリーグで注目すべき選手については、「私はソシエダのセカンドチームの監督であり、ミケル・オヤルサバル、ミケル・メリノ、マルティン・スビメンディなどの選手が素晴らしいサッカーを見せている」とファーストチームの選手をピックアップ。「今シーズンのヨーロッパリーグで素晴らしい戦いをすることについて、我々は本当に楽観的だ。彼らのプレーは、誰にでも勝つことができる。本当に決心が固く、献身的だからだ」と選手たちの献身性の高さを評価。「どこと対戦しても彼らは変わらない」とし、ブレないチームの方針がカギだと語った。 一方で、優勝候補もたくさんあるとし、「多くのチームがある。アーセナル、ローマ、ミラン。また、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループ3位のチームは、素晴らしい選手をヨーロッパリーグに連れてくる。決断するにはまだ早いね」とコメント。強豪クラブがある中で、CLからも強力なチームが参戦してくると語った。 その他の注目としては、「ビジャレアルも注目すべきチームだ」とコメント。「ウナイ・エメリ監督は経験があり、素晴らしい選手も多くいる」とセビージャ時代にヨーロッパリーグを3度制している監督の手腕に注目した。 さらに、日本代表MF久保建英についても触れ、「久保建英は素晴らしいタレントだ。昨シーズンはマジョルカで、違いを見せる選手になることで、チームに違うタイプの試合を提供することを披露した」と昨シーズンの活躍を評価。「今シーズンのビジャレアルのようなチームでは、彼は重要な役割を果たすことができるだろう」と語り、チームに影響を及ぼすことができると高く評価した。 2020.11.26 18:15 Thu3
ビジャレアルがインテルのカナダ代表MFブキャナンを買取OP付きレンタルで獲得
ビジャレアルは1日、インテルのカナダ代表MFタジョン・ブキャナン(25)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。買い取りオプションも付いているという。 ブキャナンは2022年1月にニューイングランド・レボリューションからクラブ・ブルージュへと完全移籍しヨーロッパでのキャリアをスタート。クラブ・ブルージュでは公式戦67試合に出場し5ゴール12アシストを記録していた。 両サイドでプレーできるブキャナンは2024年1月にインテルに完全移籍で加入。しかし、ケガの影響などもあり多くの出番は得られず、ここまで17試合1得点を記録するにとどまっていた。 カナダ代表としても43試合で4ゴールを記録。出場機会を求めての新天地で輝けるだろうか。 2025.02.01 20:05 Sat4
ビジャレアルで大暴れのセルロート、契約解除金64億円で今夏注目の1人に?
ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート(28)が今夏マーケットで注目を集める1人となりそうだ。 過去2シーズンをレアル・ソシエダで過ごし、今季からビジャレアル入りしたセルロート。RBライプツィヒからローンで獲得したソシエダが完全移籍でとどめきれず、今季からビジャレアルに活躍の場を移したストライカーはさらに得点力を開花させ、ここまで公式戦40試合で26得点を叩き出す。 ラ・リーガに限れば、先週末のレアル・マドリー戦で衝撃の4ゴールと大暴れし、23ゴールで得点ランキングトップに。こうした活躍により、ビジャレアルに完全移籍して1年で他クラブもいろめき立つ存在となる。 スペイン『マルカ』によると、ビジャレアルとの契約は2028年夏までだが、解除条項があり、その額は3800万ユーロ(約64億5000万円)。市場終盤でも4000万ユーロ(約67億8000万円)ほどとのことで、有力クラブからすれば届かない額でもなく、オファーが予想されるという。 マルセリーノ・ガルシア・トラル監督はレアル・マドリー戦後、「オファーを恐れてなどない。それがフットボールの市場というものだからだ」とコメント。なお、ビジャレアルは800万ユーロ+ボーナスで獲得している。 2024.05.21 16:00 Tue5