神戸と同居の水原三星vs広州恒大は決定力を欠いてゴールレスドロー《ACL2020》

2020.11.23 14:25 Mon
Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループG第1節、水原三星ブルーウィングス(韓国)vs広州恒大(中国)が22日にカタールで開催され、0-0のゴールレスドローに終わった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって今年3月以降、長期に渡って中断が続いたACL。東地区では紆余曲折を経て18日からカタールにて集中開催の形で再開となった。
グループGではヴィッセル神戸と同居。またマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムがカタールへの渡航許可が政府から下りなかったことを理由に棄権。3チームでの争いとなることが決定した。

神戸に敗れている水原三星と初戦となる広州恒大の一戦。広州恒大はチームの中心だった元ブラジル代表MFパウリーニョがケガで登録メンバーから外れるピンチ。代わりに登録されたFWリカルド・グラルが先発した。

立ち上がりは水原三星のペース。15分にはボックス手前でクリアボールを拾ったキム・テファンがミドルシュートも枠を外れる。
水原三星がペースを握った立ち上がりだが、その後は広州恒大が盛り返す展開に。30分にはガオ・リンがハーフボレーでゴールを狙うが、これはディフェンスにブロックされる。

その後も押し込む広州恒大だったが、最後までゴールを割れずに後半へ。後半も立ち上がりは水原三星がペースを握ると開始直後にパク・サンヒョクがシュート。しかし、これはGKリウ・ディアンズオがセーブする。

60分にもキム・テファンが決定機。ボックス手前右でパスを受けると、左足一閃。しかし、このシュートはサイドネットを揺らしてしまう。

防戦が続いた広州恒大は63分にワンツーでボックス内に侵入したウェイ・シーハオが豪快にシュート。しかし、これは枠を外れていく。

最後まで互いに決定力を欠いた試合は0-0で終了。引き分けに終わった。なお広州恒大は25日にヴィッセル神戸との試合が控えている。

水原三星ブルーウィングス 0-0 広州恒大

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