それじゃ過去どのチームが一番強かったか数字で考えてみるよ?! の巻/倉井史也のJリーグ

2020.11.21 11:00 Sat
©︎J.LEAGUE
そりゃ川崎は本当に強いんだけど、これが定性的なことばかりで語られるってよくないと思うんですよね。どれくらい強かったのかが定量的に語られてこそ、年度間の比較ができるってもんでしょ? お、何か今日、いいこと言ってんですけど。

ってことで、過去1シーズン制で優勝したチームの成績、つまり1試合当たりに奪った勝点が多かった年の得失点率と今年を比べてみるよ!! まず、過去1試合当たりの勝点が一番多かったのは、1試合当たり2.12勝点を奪っていた2006年浦和、2007年鹿島、2010年名古屋、2011年柏、そして2017年川崎なんだけど、じゃあそれと比べてみますよ。もちろん2020年の川崎は28節終了時点です。

まずは得点関連
2006年浦 和 得点67、PK得点4、シュート数491、得点率14%
2007年鹿 島 得点60、PK得点2、シュート数448、得点率13%
2010年名古屋 得点54、PK得点3、シュート数426、得点率13%
2011年 柏 得点65、PK得点2、シュート数392、得点率17%
2017年川 崎 得点71、PK得点4、シュート数428、得点率17%
2020年川 崎 得点74、PK得点7、シュート数448、得点率17%

続いて失点関連
2006年浦 和 失点28、PK失点1、被シュート数365、失点率 8%
2007年鹿 島 失点36、PK失点2、被シュート数419、失点率 9%
2010年名古屋 失点37、PK失点0、被シュート数483、失点率 8%
2011年 柏 失点42、PK失点2、被シュート数328、失点率13%
2017年川 崎 失点32、PK失点1、被シュート数316、失点率10%
2020年川 崎 失点24、PK失点0、被シュート数216、失点率11%

そしてその他のデータでは(退場に退席含む)

2006年浦 和 FK602、CK215、反則606、警告63、退場 4
2007年鹿 島 FK626、CK169、反則661、警告61、退場10
2010年名古屋 FK645、CK215、反則555、警告61、退場 4
2011年 柏 FK494、CK172、反則558、警告57、退場 3
2017年川 崎 FK464、CK177、反則466、警告41、退場 1
2020年川 崎 FK318、CK193、反則292、警告19、退場 0

今年の川崎はあと6試合も残してこの数字。すでに得点、PK得点は一番多いし、シュート数も1試合で8本ずつ打てば抜いちゃうし。失点は1試合に付き1失点しても最少失点、PKはまだ与えてません。被シュート数はほぼ最少間違いなくなってるし、そうすると失点率も下がりそう。

すごいことにもらったFKは少ないんですよ。つまり全部交わしてるってことで、これから1試合に付き4回CKがあったら、それも最多。対して反則数はほぼ最少間違いなしだし、警告も退場も、ものすごく立派な成績です。

やばい、こうしてみると川崎が過去最強ってことが明らかになってきた。果たして残りの6チームが意地を見せられるか。なんせマジックが勝点2だからね〜。

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