ミランvsローマは壮絶ドロー! イブラ3戦連続ドッピエッタも3度のリード守り切れず開幕5連勝ならず…《セリエA》

2020.10.27 07:02 Tue
Getty Images
セリエA第5節、ミランvsローマが26日にサンシーロで行われ、3-3のドローに終わった。

前節、インテルとのダービーを2-1で制したセリエA開幕4連勝の首位ミランは、23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)初戦のセルティック戦も3-1で勝利。今年6月半ばのコッパ・イタリア準決勝ユベントス戦以降、21戦無敗(16勝5分け)と圧倒的な強さを示している。

開幕5連勝を目指す今回のビッグマッチでは、新型コロナウイルスの陽性反応が確認された守護神のドンナルンマがハウゲと共に招集外となり、今季新加入のGKタタルサヌがデビューを飾ったものの、フィールドプレーヤーはインテル戦と同じメンバーが起用された。
一方、フォンセカ体制2年目となった今季のローマは、選手登録違反によってヴェローナとの開幕節を0-3の敗戦扱い(実際の試合は0-0)となる最悪の船出となった。だが、以降はユベントスにドロー、ウディネーゼ、ベネヴェントに連勝を飾り、直近のELヤング・ボーイズ戦も一部主力を温存した中、2-1で逆転勝利を収めている。首位チームとのアウェイゲームではシステムを[3-4-2-1]に戻して、前線にはジェコとムヒタリアン、ペドロが並んだ。

マンデーナイト開催の注目のビッグマッチは開始早々に動く。2分、相手陣内左サイドで仕掛けたレオンが左足でクロスを入れると、DFクンブラがクリアし切れずにファーに流れたボールを、飛び出したGKミランテの手前で長い足を伸ばして触ったイブラヒモビッチが流し込んだ。
イブラヒモビッチの2試合連続ゴールで幸先良くリードを奪ったミランは、その後もリズム良くボールを動かしながら追加点を狙っていく。

一方、ローマも左サイドのムヒタリアンを起点に徐々に相手陣内深くに侵攻すると、こちらも頼れる主砲が仕事を果たす。14分、右CKの場面でキッカーのペッレグリーニが右足インスウィングの浮き球のボールを入れると、飛び出したGKタタルサヌが触れずにファーへ流れたところをDFロマニョーリに競り勝ったジェコが頭で合わせ、こちらも2試合連続ゴールとした。

両主砲のゴールで振り出しに戻った試合は、ここから睨み合いの状況がしばらく続いていく。だが、前半半ばを過ぎて互いに2点目に迫る場面を作り出す。まずは28分、セットプレーの二次攻撃からボックス手前のテオ・エルナンデスが左足で際どいシュートを放つと、その直後にもチャルハノールの正確なプレースキックに合わせたロマニョーリ、ケアーのセンターバックコンビが決定的なヘディングシュートを放つが、GKミランテの好守と右ポストに阻まれる。

一方のローマは30分過ぎにイバニェス、ペッレグリーニが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、いずれもGKタタルサヌの好セーブに阻まれた。

その後、前半終了間際の43分にはイブラヒモビッチが身体を張って得たペナルティアーク付近のFKから名手・チャルハノールが壁の間を抜く強烈なシュートを枠に飛ばすが、ここはGKミランテの好守に遭い、前半は1-1で終了を迎えた。
後半も引き続き拮抗した展開が予想されたが、前半同様に勢いを持った入りを見せたホームチームが電光石火のゴールを奪う。47分、左サイドをドリブルで突破したレオンが丁寧にマイナスの折り返しを入れると、タイミング良く中央に走り込んできたサレマーカーズが右足のワンタッチでニアを射抜いた。

前半の反省を生かせずにまたしても立ち上がりの失点となったローマはすぐさま反撃を開始。52分、自陣から長い距離を持ち上がったペドロから縦パスを受けた左サイドのムヒタリアンが正確な折り返しを入れる。これをボックス右に抜け出したジェコが右足インサイドのダイレクトシュートで合わすが、これは惜しくもクロスバーの上を越えた。

その後は連戦の疲労を感じさせる行ったり来たりのオープンな展開が続く中、試合の主役の座はジャコメッリ主審に移っていく。69分にはボックス内でムヒタリアンのシュートのこぼれ球に反応したペドロとベナセルが交錯。一見すると、ペドロのファウルのように見えたものの、ここでVARの介入もなく即PK判定が下される。これをキッカーのヴェレトゥが決めた。

この微妙な判定にミラン陣営の不満が募り、試合は徐々に荒れ模様の様相を見せるが、今度はミランにお返しのような判定が下される。78分、ボックス内でルーズボールに反応したチャルハノールとDFマンチーニの微妙な接触でPKが与えられる。

これをキッカーのイブラヒモビッチがきっちり決め切って出場3試合連続でのドッピエッタ達成で得点ランキングトップの6ゴールに到達した。

この3点目で勝負ありかに思われたが、ローマが驚異の粘りを見せる。84分、左CKの場面でキッカーのヴェレトゥの鋭いボールがニアのイブラヒモビッチに当たってファーに流れると、これに反応したクンブラが見事な右足ボレーで流し込み、決勝点を決めたヤング・ボーイズ戦に続く2試合連続ゴールとした。

これで一気にわからなくなった試合は最後まで白熱の展開を見せるが、試合終盤にミランに訪れたセットプレーの決定機ではケシエのヘディングがGKミランテに、ラストプレーのロマニョーリのヘディングは枠のわずか右に外れ、このままタイムアップ。

壮絶な打ち合いとなったミランとローマのビッグマッチは3-3のドローに終わり、3度のリードを守り切れなかったミランは公式戦無敗を22試合に更新も、開幕5連勝を逃がす結果となった。

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「神々しい」「芸術だ」イブラヒモビッチの髪をほどいた貴重な姿にファン反応「愛してる」「美術館に飾ってくれ」

元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏の普段とは異なる姿が話題だ。 昨シーズン限りで現役を引退し、2023年末にミランのアドバイザーに就任したイブラヒモビッチ。セリエAで2位にはつけるものの、首位インテルに独走を許すチームのさらなる強化にいそしんでいる。 そのイブラヒモビッチ氏が自身のSNSを更新。「モナリザ」のコメントとともに、普段は結んでいる長髪をほどいた姿を白黒に加工した写真を投稿した。 2010年頃から、後ろ髪を結ったマンバンと呼ばれるヘアスタイルを取り入れているイブラヒモビッチ氏。時折髪をほどくことはあるが、オフィシャルな場ではほとんど髪を結んだ姿で登場しており、珍しい姿となった。 これには、ファンも「愛してる」、「神々しい」、「モナ・イブラだ」、「ルーブル美術館に飾ってくれ」、「芸術だ」と反応している。 今度は経営陣の一角としてミランを支えているイブラヒモビッチ氏。現役を退いてもなお、その注目度は変わらない。 <span class="paragraph-title">【画像】イブラヒモビッチ氏の髪をほどいた貴重な姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C4vJb4ztvtK/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C4vJb4ztvtK/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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