モラタの2発でディナモ・キエフを退けたユーベが白星スタート《CL》

ユベントスは20日、チャンピオンズリーグ(CL)グループG開幕節でディナモ・キエフとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。昨季リヨンの前にベスト16敗退に終わったユベントスは、ピルロ新監督を迎えた中、セリエAでは2勝2分けスタート。ただ、3日前に行われたクロトーネ戦ではデビューを飾ったキエーザの退場もあった中、低調な引き分けに終わった。そのクロトーネ戦のスタメンから5選手を変更。キエッリーニやラムジー、GKシュチェスニーらが先発に戻った。スプリアハやシャパレンコ、シドルチェクらウクライナ代表の主力で構成されるディナモ・キエフに対し、守備時にフラットな[4-4-2]、攻撃時に[3-5-2]となるユベントスは2トップにモラタとラムジー、中盤センターにラビオとベンタンクール、右にクアドラード、左にキエーザと並べた。
そのユベントスは12分にチャンス。キエーザがボックス左に侵入して左足を振り抜き、オンターゲットのシュートを記録した。さらに直後のCKからキエッリーニがヘディングシュートでゴールに迫ったユベントスだったが、そのキエッリーニが右足を負傷してしまう。

キエッリーニに代わって19分にデミラルを投入したユベントスは、[4-1-4-1]のブロックを自陣に形成するディナモ・キエフを崩せない展開が続く。膠着状態に陥っていた中、34分にようやくラムジーのチャンスメークからクルゼフスキのヒールシュートでゴールを脅かしたユベントスだったが、低調な前半をゴールレスで終えた。

それでも迎えた後半開始1分に先制する。クルゼフスキのミドルシュートのルーズボールをモラタが詰めた。

モラタのクロトーネ戦に続くゴールで先制したユベントスは、56分にクルゼフスキに代えてディバラを投入。引き続き膠着状態に陥る中、時間を経過させていく。

そして84分、決定的な2点目が生まれる。クアドラードの右クロスにモラタが頭で合わせた。モラタの2発で勝利したユベントスが、白星スタートとしている。

ディナモ・キエフ 0-2 ユベントス
【ユベントス】
モラタ(後1)
モラタ(後39)