【セリエA第2節プレビュー】上々のスタートを切ったピルロ・ユーベがローマと激突
2020.09.26 18:00 Sat
先週開幕したセリエAでは、ピルロ新監督を迎えたユベントスが上々のパフォーマンスを見せ、サンプドリアに3-0の快勝とした。そしてスクデット争いに絡むことが期待されるナポリとミランが揃って白星スタートを切っている。一方でローマはヴェローナ相手にゴールレスドローに終わった。迎える第2節、インテルやアタランタ、ラツィオが開幕戦を戦う中、ローマとユベントスが激突する。
ヴェローナ戦ではユベントスへの移籍が噂されたFWジェコが起用されなかった中、最前線にMFムヒタリアンを据える布陣で臨んだローマだったが、不発に終わりゴールレスドローに終わった。ユベントス戦では移籍が消滅したと報じられるジェコの先発が濃厚な中、ヴェローナ戦で奮闘していた新戦力のFWペドロと共に活躍が期待される。
対するユベントスはピルロ新監督の初陣を快勝で飾る好発進を切った。注目の布陣はコンテ監督がユベントス時代にも採用していた十八番の[3-5-2]。自身が務めていたアンカーにはMFラビオを据え、ラビオは期待通りの好パフォーマンスを発揮した。また、2トップの一角にはFWクルゼフスキを、左サイドにはDFフラボッタを、中盤インサイドにはMFマッケーニーら若手新戦力を起用し、それぞれ持ち味を発揮して見せた。FWディバラやDFアレックス・サンドロの不在を感じさせない勝利を飾った中、強豪ローマ相手にも好パフォーマンスを見せられるかに注目だ。また、4季ぶりにユベントスに帰還したFWモラタの再デビューがあるかにも注目したい。
ユベントスとスクデット争いを展開することが期待されるインテルは、フィオレンティーナとの開幕戦に臨む。8月にヨーロッパリーグを戦っていた影響で1週間、開幕が遅くなったインテルは、新戦力のMFハキミとDFコラロフが先発予想。2季目を迎えるコンテ監督の下、トリノ相手にウノゼロの白星スタートを切ったフィオレンティーナを下して好スタートを切れるか。
同じく8月にチャンピオンズリーグを戦っていた影響で開幕が遅れたアタランタは、トリノとのアウェイ戦に臨む。今季も主力の流出をDFカスターニュのみに留めた中、ガスペリーニ監督の下、成熟さを増すチームは白星発進を狙う。
DF冨安がセンターバックとしてプレーしたボローニャ相手に、FWイブラヒモビッチのドッピエッタで貫禄勝ちとしたミランは、昇格組のクロトーネとアウェイで対戦する。イブラヒモビッチの公式戦2戦連発弾で最高のスタートを切ったミランだったが、そのイブラヒモビッチがコロナに感染してしまい、欠場となってしまうのは痛恨。早速訪れたピンチを、代役を務めることが見込まれるFWレビッチの奮起で乗り越えたい。
イブラヒモビッチとマッチアップしたボローニャの冨安は、月曜にパルマとのホーム戦に臨む。何度かイブラヒモビッチに出し抜かれ結果的に2ゴールを許したが、徐々に対応できるシーンも増えていった冨安としてはセンターバックとして一定の手応えを掴んだはずだ。パルマには屈強なFWであるコーネリウスやFWイングレーゼが構えるが、冨安は彼らを抑え込むことができるか。
また、ユベントス戦の後半から出場したサンプドリアのDF吉田は、昇格組のベネヴェントとのホーム戦に臨む。開幕スタメンを外れた吉田だったが、後半から出場してまずまずのパフォーマンスを披露した。残留を争うライバルになる可能性の高いベネヴェント相手に初勝利が欲しいところだが、吉田はスタメンの機会を得られるか。
◆セリエA第2節
▽9/26(土)
《22:00》
トリノvsアタランタ
《25:00》
サンプドリアvsベネヴェント
カリアリvsラツィオ
《27:45》
インテルvsフィオレンティーナ
▽9/27(日)
《19:30》
スペツィアvsサッスオーロ
《22:00》
ヴェローナvsウディネーゼ
ナポリvsジェノア
《25:00》
クロトーネvsミラン
《27:45》
ローマvsユベントス
▽9/28(月)
《27:45》
ボローニャvsパルマ
ヴェローナ戦ではユベントスへの移籍が噂されたFWジェコが起用されなかった中、最前線にMFムヒタリアンを据える布陣で臨んだローマだったが、不発に終わりゴールレスドローに終わった。ユベントス戦では移籍が消滅したと報じられるジェコの先発が濃厚な中、ヴェローナ戦で奮闘していた新戦力のFWペドロと共に活躍が期待される。
対するユベントスはピルロ新監督の初陣を快勝で飾る好発進を切った。注目の布陣はコンテ監督がユベントス時代にも採用していた十八番の[3-5-2]。自身が務めていたアンカーにはMFラビオを据え、ラビオは期待通りの好パフォーマンスを発揮した。また、2トップの一角にはFWクルゼフスキを、左サイドにはDFフラボッタを、中盤インサイドにはMFマッケーニーら若手新戦力を起用し、それぞれ持ち味を発揮して見せた。FWディバラやDFアレックス・サンドロの不在を感じさせない勝利を飾った中、強豪ローマ相手にも好パフォーマンスを見せられるかに注目だ。また、4季ぶりにユベントスに帰還したFWモラタの再デビューがあるかにも注目したい。
同じく8月にチャンピオンズリーグを戦っていた影響で開幕が遅れたアタランタは、トリノとのアウェイ戦に臨む。今季も主力の流出をDFカスターニュのみに留めた中、ガスペリーニ監督の下、成熟さを増すチームは白星発進を狙う。
そして開幕節のアタランタ戦が延期となったラツィオは、DFゴディンの加入したカリアリとのアウェイ戦に臨む。目立った補強はなかったものの、一方で主力の流出もなく戦力の維持には成功したラツィオ。昨季、コロナ中断前まではユベントスとスクデットを争った自信を胸に好発進を切りたい。
DF冨安がセンターバックとしてプレーしたボローニャ相手に、FWイブラヒモビッチのドッピエッタで貫禄勝ちとしたミランは、昇格組のクロトーネとアウェイで対戦する。イブラヒモビッチの公式戦2戦連発弾で最高のスタートを切ったミランだったが、そのイブラヒモビッチがコロナに感染してしまい、欠場となってしまうのは痛恨。早速訪れたピンチを、代役を務めることが見込まれるFWレビッチの奮起で乗り越えたい。
イブラヒモビッチとマッチアップしたボローニャの冨安は、月曜にパルマとのホーム戦に臨む。何度かイブラヒモビッチに出し抜かれ結果的に2ゴールを許したが、徐々に対応できるシーンも増えていった冨安としてはセンターバックとして一定の手応えを掴んだはずだ。パルマには屈強なFWであるコーネリウスやFWイングレーゼが構えるが、冨安は彼らを抑え込むことができるか。
また、ユベントス戦の後半から出場したサンプドリアのDF吉田は、昇格組のベネヴェントとのホーム戦に臨む。開幕スタメンを外れた吉田だったが、後半から出場してまずまずのパフォーマンスを披露した。残留を争うライバルになる可能性の高いベネヴェント相手に初勝利が欲しいところだが、吉田はスタメンの機会を得られるか。
◆セリエA第2節
▽9/26(土)
《22:00》
トリノvsアタランタ
《25:00》
サンプドリアvsベネヴェント
カリアリvsラツィオ
《27:45》
インテルvsフィオレンティーナ
▽9/27(日)
《19:30》
スペツィアvsサッスオーロ
《22:00》
ヴェローナvsウディネーゼ
ナポリvsジェノア
《25:00》
クロトーネvsミラン
《27:45》
ローマvsユベントス
▽9/28(月)
《27:45》
ボローニャvsパルマ
ユベントスの関連記事
セリエAの関連記事
|
ユベントスの人気記事ランキング
1
今夏の去就が注目されるオシムヘン、ユベントスやユナイテッド参戦の獲得レースはアル・ヒラルが優勢か
ガラタサライのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(26)をめぐる争奪戦が激化している。 ナポリでエースとして活躍したオシムヘン。これまで何度となく移籍の噂が浮上していた中、今季は一転して構想外となりガラタサライへレンタル移籍している。 スュペル・リグでは27試合に出場し24ゴール5アシストと大暴れ中。ヨーロッパリーグ(EL)でも敗退に終わったが、7試合で6ゴール2アシストとチームの攻撃を牽引し、その実力を発揮している。 そのオシムヘンには、ユベントスやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーといった各国の強豪クラブからの関心が伝えられている。 そんな中、現在ナイジェリア代表FWの争奪戦において有力候補に上がっているのはサウジアラビアのアル・ヒラルのようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、アル・ヒラルは今夏にナポリが設定する契約解除金7500万ユーロ(約123億円)と同額程度のオファーを準備しているとのこと。 また、個人間でも現在の年俸1100万ユーロ(約18億円)の3倍以上となる3500万ユーロ(約57億円)という破格のオファーを提示するようだ。 なお同紙によれば、ナポリが設定する契約解除金は国外クラブに対するものであるため、ユベントスが獲得を目指す場合には7500万ユーロ以上のオファーが必要になるとのことだ。 2025.05.10 11:30 Sat2
ユベントスがジープ社と再契約、総額114億円の支援
ユベントスは13日、アメリカの自動車メーカーであるジープ社と2028年6月まで契約した。ユニフォームのメインスポンサーとなる。契約料は総額6900万ユーロ(約113億8000万円)とのこと。 契約料の内訳は今季終了までに400万ユーロ、来季に1900万ユーロ、残り2シーズンが2300万ユーロとなる。 ユベントスとジープ社は昨季終了後、2012年から続いていたスポンサー関係が終了していたが、再び蜜月の関係となった。 なお、ジープ社はユベントスの歴代会長を輩出してきたフィアット創業家のアニェッリ家が所有する投資会社エクソールの傘下にあたる。 2025.05.14 09:30 Wed3
試合終了間際被弾でラツィオに痛恨ドロー、トゥドール監督はCL圏外転落の危機も10人で奮闘した点を評価「自信を持って前に進んでいく」
ユベントスのイゴール・トゥドール監督が10日にアウェイで行われ、1-1の引き分けに持ち込まれたセリエA第36節ラツィオ戦を振り返った。 同勝ち点で並ぶ来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うラツィオとの一戦。昨季終盤にトゥドール監督が指揮を執った古巣との対戦となった中、ユベントスはゴールレスで迎えた後半開始6分にFWランダル・コロ・ムアニが2戦連発となるゴールで先制した。 しかし60分にDFピエール・カルルがFWタティ・カステジャノスに対して振り上げた手が顔面に直撃し、一発レッドカードに。守勢を強いられた中、逃げ切り目前だったが、追加タイム6分に被弾して追いつかれ、勝ち点1を分け合う結果となった。 明日試合を行うローマがアタランタに勝利すると、CL圏外への転落となるユベントスだが、トゥドール監督は前を向いている。 「素晴らしい試合だった。試合終了間際に勝ち点2を失ってしまったのは残念だったが、前に進む。選手たちは退場者を出した中、全力を尽くしてくれた。ロッカールームでは彼らを祝福した。自信を持って前に進んでいく」 退場したカルルについては「実際、どれだけ接触していたかはわからないが、軽率な行動だった。あんなプレーはすべきではない。カルルはもちろん良い選手だ。だが、レッドカードは受け入れる。彼は失望していたと同時に驚いていた。本当に思いやりのある男だ。どうなるか見守りたい。1試合の出場停止で済むことを願っている」とコメント。 また、MFルカ・アジッチが途中出場から10分後に交代となったことについては「ロッカールームですぐに誤った。滅多にないことだし、やりたくはなかった。最後の数分、経験と高さのある選手が欲しいと思った。奇妙な選択をしたが、また同じ状況があったらそうするだろう」と相手のパワープレーを警戒してのことだったと明かした。 ユベントスは残り2試合、12位ウディネーゼ、19位ヴェネツィアと対戦する。 2025.05.11 11:00 Sun4
ニューカッスルからレンタル中のケリーがユベントスに完全移籍へ!出場基準を満たし買い取り義務が発動
ユベントスにレンタル中のイングランド人DFロイド・ケリー(26)の買い取り義務が発動する見込みとなった。 イタリア『スカイ』によれば、ケリーは買い取り義務が発生する最低限の出場基準に達したとのこと。これにより、ユベントスはレンタル料の300万ユーロ(約5億円)に加え、移籍金1450万ユーロ(約24億円)を3年間の分割払いでニューカッスルに支払うとのことだ。 ボーンマスで主力として活躍した左利きのセンターバックであるケリーは昨夏にニューカッスルに完全移籍。しかし、ニューカッスルではプレミアリーグで先発4試合のみとバックアッパーに甘んじており、今冬にセンターバックの獲得が急務となっていたユベントスへレンタル移籍。 ユベントスでは、センターバックとして公式戦13試合に出場していたが、4月27日に行われたセリエA第34節のモンツァ戦で右太ももを負傷。直近のボローニャ戦は欠場していた。 2025.05.09 10:30 Fri5