Jリーグが視認性向上を目的に来季から背番号と名前のフォントを統一、海外ではプレミアリーグが採用

2020.09.15 18:25 Tue
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©︎J.LEAGUE
Jリーグは15日、2021シーズンからユニフォームに表示する「選手番号および選手名」の書体デザインを全クラブで統一し、2021シーズンから「Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー」として導入することを発表した。今回の決定に至っては、「視認性」が最も重視されたとのこと。村井満チェアマンは「商品サービスの改善、改良については消費者のライフスタイルに合わせてと考える」とし、2017年にJリーグが『DAZN』で配信されたことをキッカケにスマートフォンでの視聴者が増加。その際に、選手の背番号やネームの認識がしにくいと懸念があったとした。

この例はプレミアリーグでも1997年から導入されており、すべてのクラブが同じフォントで背番号と名前をつけている。村井チェアマンは今回のプロジェクトに関しては、「2年前から動いていた。海外のケースで見れば、プレミアリーグは全選手のネームやナンバーだけでなく、サイトでも統一してきた。そのフォントを見れば、プレミアリーグということもわかることになる」とし、リーグとしてのブランディングにも影響を与えられればという感があることを語った。

今回採用されたフォントは、北欧で最大級のブランディングエージェンシーであるKontrapunkt(コントラプンクト)社による、視認性に配慮したユニバーサルデザインを取り入れたJリーグオリジナルのデザインとなっており、「J.LEAGUE KICK(Jリーグ キック)」という書体になる。

デザインコンセプトはカーブキックにインスパイアされており、「フットボールの象徴的なものをインスパイアして形状を作ってもらった。動きの書体であるというのが特徴」とデザイン担当の橋場貴宏氏が語った。

また、視認性という点では人間味を持たせるということを工夫し、「暖かく、有機的カーブを入れて、差別化されたデザインにすることで、視認性、可読性をよくした」とのこと。また、文字の端をオープンにすることで、数字内のスペースを大きくとり、見た目の改善を行ったとしている。

複数のクラブでは、長年同じフォントやカラーを使ってきた部分もある中で、赤、青、黒、黄色、白の5色で全クラブ統一となるが「様々な葛藤がありましたが、見やすくしていくこと、ファン・サポーター、多くの方、長くサポーターをされている方はポジションや動きで誰かわかることがありますが、そうでない方にはわかりやすい方が良いということで合意した」とし、全クラブ一致で利用していくことになる。

なお、Jリーグの出井宏明氏は「複数年続け、3シーズン程度は継続し、経過を見ていきたい」とし、今回のプロジェクトを進めながら改善していき、より選手を認識してもらうことに力を注ぐとのことだ。

対象となる大会はJリーグ公式試合となり、J1、J2、J3、リーグカップ、参入プレーオフ、スーパーカップで採用。天皇杯はそのまま使用が可能だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)はそのまま使用できず、ナンバーからJリーグのロゴを外したものを使うことは可能となっている。





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