元ブラジル代表FWパトがサンパウロ退団を表明、ミランで一時代築く

2020.08.22 13:20 Sat
Getty Images
サンパウロに所属する元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト(30)が、チームからの退団を発表した。母国のインテルナシオナルでキャリアをスタートさせたパトは、2007年8月に17歳でミランに完全移籍。若き才能として注目を集め、公式戦150試合出場63ゴール18アシストと活躍した。

その後は母国に戻り、コリンチャンスやサンパウロでプレーした後、2016年1月にはチェルシーへレンタル移籍。その後ビジャレアルに渡っていた。
パトは、2017年1月から中国スーパーリーグの天津天海でプレー。しかし、チームの財政破綻などもあり契約を解除。2019年3月にサンパウロへ復帰していた。

復帰したサンパウロでは、2019シーズンのブラジル・セリエAで20試合に出場し5ゴールを記録。今シーズンはコパ・リベルタドーレスで2試合に出場し1ゴールを記録していたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でリーグ戦の開幕が遅れることに。8月に開幕も2試合にベンチ入りしたのみだった。
パトは、自身のインスタグラム(pato)を通じて、サンパウロを退団したことを報告。1年半の在籍となったものの、サンパウロで再びプレーできたことに感謝した。

「今日、僕のキャリアの重要なサイクルが終了する。サンパウロと全てのファンに、この17カ月の仕事に対する多くのサポート、プロ意識でのサポートに感謝したい」

「この瞬間、ファン、選手、そしてクラブのすべての素晴らしさに対する感情は、感謝の気持ちしかない」

「サンパウロのユニフォームを再び着ることができて光栄だった。ありがとう」

アレシャンドレ・パトの関連記事

スペイン代表FWアルバロ・モラタがミランでの新たなスタートについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。 今夏、アトレティコ・マドリーからミランへ完全移籍したモラタ。アメリカへ向かった元フランス代表FWオリヴィエ・ジルーに倣う活躍が期待される。 9日にはシニア・アドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏と 2024.08.10 16:25 Sat
元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏がお気に入りの選手を明かした。 2006年のバロンドール受賞者であるカンナバーロ氏。イタリア代表キャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を制した稀代のセンターバックは引退後、UAEのアル・アハリや中国の広州恒大(現:広州FC)など、アジアを中心に指導者キャリアを積ん 2023.10.18 20:55 Wed
サンパウロの元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトがクラブマスコットと一緒にゴールを喜んだ。 かつてミランや、チェルシー、ビジャレアルなどでもプレーしたパト。2017年1月に天津天海に移籍して以降は欧州を離れクラブを転々とすると、2022年にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のオーランド・シティを退団。その後は昨 2023.07.19 19:05 Wed
スペイン『Relevo』がブラジル代表の新たな暫定監督にスポットライトを当てた。 ブラジルサッカー連盟(CBF)のエドナルド・ロドリゲス会長は4日、レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督(64)が2024年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)から指揮を執ると明言。1年後の就任が確実となった。 ま 2023.07.06 18:32 Thu
サンパウロFCは26日、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト(33)の加入を発表した。契約は今年末までとなる。 かつてミランや、チェルシー、ビジャレアルなどでもプレーした元神童のパト。ケガとの付き合いが影響して期待値どおりの成長曲線を描き切れず、2017年1月の中国行きから欧州に別れを告げ、現役を続ける。 2023.05.27 17:55 Sat

アレシャンドレ・パトの人気記事ランキング

1

「ロッカールームには…」ミラン退団から10年、33歳パトが当時を懐かしむ… モンツァ行きも示唆?

元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトがミラン時代を懐かしんだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 インテルナシオナウ時代の2006年に17歳で出場したクラブワールドカップにて“肩ドリブル”を披露し、一躍全世界にその名を轟かせたパト。翌年夏には当時の欧州王者だったミランへと移籍し、クラブ通算150試合で63得点を記録した。 2013年1月のミラン退団後は選手キャリアの下降が早かった印象があり、今年1月にオーランド・シティSCを退団してからは無所属に。今年9月で34歳と引退が近づきつつあるが、イタリア『カルチョメルカート』のインタビューではミラン時代を懐かしんでいる。 「当時のロッカールームにはレジェンドがいたね。それも1人や2人ではない。彼らから学んだのは日頃の練習にも試合と同じような態度で臨むということ。本当に美しいことだね」 「パオロ・マルディーニのトレーニングをお目にかかれる環境にいたことは本当に幸運だったと言える。彼は毎日110%さ。チームメイトよりも先に練習場に到着し、全体練習後も体を動かした。カフーやイブラも同じだよ」 マルディーニ氏やカフー氏、41歳にして現役のズラタン・イブラヒモビッチといった長いキャリアを築くレジェンドへの敬意を語ったパト。不振に陥る現在のミランへはエールを送っている。 「とにかく最善を尽くすだけだろうね。今の状況を見れば、スクデットを獲得した昨季を忘れるべきなのは間違いない。だけど、ステファノ・ピオリ(監督)なら強いミランをすぐに取り戻せると確信しているよ」 一方、シルヴィオ・ベルルスコーニ元会長、アドリアーノ・ガッリアーニ元副会長にも言及。それぞれ86歳、78歳となった現在も飽くなき情熱をモンツァに捧ぐミラン時代からのコンビに深い愛を示した。 「モンツァの快進撃を喜んでいるよ。彼ら2人はいつだって僕の心の中にいる。きっとモンツァは数年後にミランやインテルに挑戦状を叩きつける存在になるさ。実はセリエAに昇格する前から2人と話してたんだ。そろそろ僕の電話が鳴るかもしれない…」 2023.02.05 21:02 Sun
2

「知っていたら契約していない」元ブラジル代表FWパト、過去のチェルシー移籍を後悔

オーランド・シティでプレーする元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト(33)が、過去のチェルシー移籍を後悔していると明かした。 インテルナシオナルで育ったパトは、若くしてその才能が注目を集め、2007年8月にミランへと完全移籍。ヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。 ミランでのその才能は輝きを見せると2008年にはブラジル代表デビュー。ミランでは公式戦150試合で63ゴール18アシストを記録し、スクデット獲得に貢献した。 その後、母国に戻り、コリンチャンス、サンパウロでプレー。すると2016年1月にチェルシーへとレンタル移籍。再びヨーロッパでのプレー機会を得たが、半年で終了。たった2試合の出場に終わり、1ゴールでキャリアを終えていた。 その後は、ビジャレアル、天津天海でプレー。サンパウロにも戻ると、2021年2月からはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のオーランド・シティでプレーしている。 現在33歳で、まだまだプレーが可能なパトだが、元ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーターが設立したメディア『ザ・プレーヤーズ・トリビューン (TPT) 』にて過去の移籍について言及。チェルシーへの移籍は騙されたと後悔を口にした。 「チェルシーが半年間のレンタル移籍の後、3年契約を結んでくれると思っていた。ローンを組んだ後、彼らがノーと言えることは知らなかったんだ」 パトは半年のレンタル移籍の後、自動的に契約延長がなされると信じていたが、実際はそんなことはないどころ、2試合で去ることとなった。チームの契約の問題もあったが、そもそも当時チームを率いていたフース・ヒディンク監督が全く使ってくれなかったことに憤りを露わにし、それがわかっていたらチェルシーに移籍することはなかったとした。 「なぜ僕がサンパウロで良いプレーができたかわかるかい?それは彼らが僕を大事にしてくれたからだ」 「とても良いトレーニングをしていたのに、監督が僕には2回しかプレーさせてくれなかったことが残念だ。その理由はわからないよ」 「知っていたら?僕は他のチームに行っただろうね」 2022.11.04 21:10 Fri
3

“爆買い”で一気に強化した中国の天津天海、親会社の不祥事発覚から1年、無料でクラブを売却へ

中国スーパーリーグの天津天海は5日、クラブを売却することを発表した。その金額は無料とのことだ。 天津天海はクラブ公式Weiboで声明を発表。その中で、「2019シーズンは運動局の強力な支援により、クラブは多くの困難を克服し、2020年の降格を防ぎ、スーパーリーグの資格をキープできました」とし、「これから適切な買収先を募集します。手数料は無料で、クラブの資本の100%を振り替えます」と発表した。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; "><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJxM2t2ZFZRQSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 天津天海は、2015年から天津権健というクラブ名で活動。中国医療健康大手の天津権健自然科学集団が買収し、クラブを一気に強化。2016年には中国甲級リーグ(中国2部)で優勝を果たし、中国スーパーリーグへ昇格を果たしていた。 当時は中国スーパーリーグも景気が良く、ヨーロッパのトップクラブから各国の代表選手を獲得することが増え、“爆買い”と称されていた。 天津権健も2017年にゼニトからベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(現ドルトムント)やビジャレアルから元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト(現サンパウロ)を獲得。2018年には当時ケルンで日本代表FW大迫勇也とコンビを組んでいた元フランス代表FWアントニー・モデスト(現ケルン)を獲得するなど、流れに乗っていた。 チームも昇格1年目で中国スーパーリーグ3位となり、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場。準々決勝まで進出するも、鹿島アントラーズに敗れて敗退。それでも、この先の中国スーパーリーグを牽引する存在になるかと思われていた。 しかし、2019年に権健自然科学集団が商品の効能を偽った広告を出し、クラブの会長が逮捕。チーム名が変更となるとともに、天津市体育局が管理するようになる。 チームが傾いた2019シーズンは、16チーム中14位となり、なんとか中国スーパーリーグに残留。しかし、負債は膨らんでしまい、総額は1億4500万ドル(約155億円)にのぼるという。 新シーズンに向けては17名が退団。また、武漢を発生源とする新型コロナウイルスの影響もあり、リーグ戦の開幕が延期となったままの状態。まだ開幕時期が未定のため、このタイミングで世界に向けて買い手を探しに出すこととなったようだ。 2020.03.06 10:15 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly