レーティング:セビージャ 2-1 マンチェスター・ユナイテッド《EL》
2020.08.17 06:20 Mon
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝、セビージャvsマンチェスター・ユナイテッドが、16日にドイツのシュタディオン・ケルンで行われ、2-1で勝利したセビージャが決勝進出を果たした。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽セビージャ採点
13 ブヌ 7.5
PKで1失点も後半に神がかったスーパーセーブを連発し、逆転勝利の立役者に
DF
16 ヘスス・ナバス 6.5
元シティの選手、カピタンとして気迫のこもったプレーを90分間継続。持ち味の絶妙クロスから決勝点をアシスト
12 クンデ 6.5
相手の快足アタッカーに対して一歩も引かない堂々たるパフォーマンスを披露
20 ジエゴ・カルロス 6.0
2戦連続PK献上もその後は球際の強さと身体を張ったシュートブロックで幾度もチームを助けた
絶妙なインナーラップからの正確なクロスで先制点をアシスト。攻守両面で今季ラ・リーガ最高の左サイドバックの存在感を示した
MF
24 ジョルダン 6.5
持ち味の繋ぎのシンプルな繋ぎに加え、献身的な守備でチームを大いに助けた
(→グデリ -)
25 フェルナンド 6.5
元シティのプレーヤーとして闘争心溢れる守備で最終ラインをサポート。流動的なブルーノ・フェルナンデスを捕まえ切れなかったが、攻守両面で気の利いた仕事を見せた
10 バネガ 7.0
抜群のキープ力とパスセンスで目まぐるしい展開の中でも見事なゲームメークを見せた
FW
41 スソ 6.5
冷静なフィニッシュで貴重な同点ゴールを記録。絶妙なタメからヘスス・ナバスと好連係も見せた
(→フランコ・バスケス 5.5)
決勝点の起点に。最後は守備に奔走
51 エン=ネシリ 5.0
守備は献身的にこなしたが、前線の起点としてはもの足りない出来に
(→L・デ・ヨング 6.5)
今季のEL初ゴールが決勝進出に導く逆転ゴールに。前線でのポストワークもこなした
5 オカンポス 5.5
同点ゴールの起点になるなど、前半は鋭い仕掛けから決定機に絡んだ。ただ、ケガの影響か後半はやや消える時間が目立ち早い時間での交代に
(→ムニル 5.5)
積極的な仕掛けでチームに戦う姿勢をもたらした
監督
ロペテギ 6.5
L・デ・ヨング投入がハマって決勝進出。ブヌに大いに助けられたが、チームとしての完成度の高さは出ていた
▽マンチェスター・ユナイテッド採点
1 デ・ヘア 5.5
ロメロに代わって今季EL決勝トーナメント初出場。失点はいずれもノーチャンスだったが、オカンポスの決定機などを冷静に阻止
DF
29 ワン=ビサカ 4.5
オカンポス、レギロンのコンビに粘り強く対応も、1失点場面では怠慢対応でレギロンにアシストを許す。2失点目もリンデロフの状況を見れば、絞って対応すべきだった
(→フォス=メンサー -)
2 リンデロフ 5.5
的確なカバーリングでピンチを未然に防いだ。最後の局面ではしっかりと身体を張った
5 マグワイア 5.5
持ち味の強さを生かした守備で失点場面以外はそつのない対応を見せた
53 B・ウィリアムズ 5.0
攻撃参加を自重して守備を意識したプレー。ラッシュフォードの献身性の低さによって数的不利の厳しい対応が目立った。ただ、上がった際のアイデアの少なさは気になった
(→ダニエル・ジェームズ -)
MF
26 グリーンウッド 6.0
フィジカル勝負では劣勢も、質の高い動き出しと的確な立ち位置で幾度も決定機に顔を出した
(→イガロ -)
6 ポグバ 6.0
長短織り交ぜた絶妙なパスで再三の決定機を演出。ただ、試合終盤にかけてはややトーンダウン
18 ブルーノ・フェルナンデス 6.0
見事なPKを決めて先制点を奪取。絶妙なポジショニングと視野の広さ、正確なキックを武器にチャンスメークを担った
17 フレッジ 6.5
豊富な運動量と危機察知能力を生かし、後半は多くのボールをハント。前がかりなチームを的確に後方支援
10 ラッシュフォード 5.5
先制点に繋がるPKを奪取。幅と深さを意識したプレーで良い攻撃への絡みを見せた。ただ、守備面での献身性を欠いた
(→マタ -)
FW
9 マルシャル 6.0
PKに繋がる絶妙なスルーパスを出すなど、相手センターバックの徹底監視にあった中でもきっちり起点を作った。惜しむらくはブヌの牙城を破れなかった点
監督
スールシャール 5.5
全体のパフォーマンスは決して悪くはなかったが、勝負強さを欠いた。ユナイテッドでの初タイトルは来季以降にお預けに
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ブヌ(セビージャ)
ヴァツリークに代わってELで守護神を務めるモロッコ代表GKが文句なしのMOM。後半序盤に訪れた再三の一対一や、決定的なシュートを圧巻のセービングでことごとく阻止し、チームの逆転勝利に繋げた。
セビージャ 2-1 マンチェスター・ユナイテッド
【セビージャ】
スソ(前26)
L・デ・ヨング(後33)
【マンチェスター・ユナイテッド】
ブルーノ・フェルナンデス(前9[PK])
▽セビージャ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK13 ブヌ 7.5
PKで1失点も後半に神がかったスーパーセーブを連発し、逆転勝利の立役者に
DF
16 ヘスス・ナバス 6.5
元シティの選手、カピタンとして気迫のこもったプレーを90分間継続。持ち味の絶妙クロスから決勝点をアシスト
相手の快足アタッカーに対して一歩も引かない堂々たるパフォーマンスを披露
20 ジエゴ・カルロス 6.0
2戦連続PK献上もその後は球際の強さと身体を張ったシュートブロックで幾度もチームを助けた
23 レギロン 6.5
絶妙なインナーラップからの正確なクロスで先制点をアシスト。攻守両面で今季ラ・リーガ最高の左サイドバックの存在感を示した
MF
24 ジョルダン 6.5
持ち味の繋ぎのシンプルな繋ぎに加え、献身的な守備でチームを大いに助けた
(→グデリ -)
25 フェルナンド 6.5
元シティのプレーヤーとして闘争心溢れる守備で最終ラインをサポート。流動的なブルーノ・フェルナンデスを捕まえ切れなかったが、攻守両面で気の利いた仕事を見せた
10 バネガ 7.0
抜群のキープ力とパスセンスで目まぐるしい展開の中でも見事なゲームメークを見せた
FW
41 スソ 6.5
冷静なフィニッシュで貴重な同点ゴールを記録。絶妙なタメからヘスス・ナバスと好連係も見せた
(→フランコ・バスケス 5.5)
決勝点の起点に。最後は守備に奔走
51 エン=ネシリ 5.0
守備は献身的にこなしたが、前線の起点としてはもの足りない出来に
(→L・デ・ヨング 6.5)
今季のEL初ゴールが決勝進出に導く逆転ゴールに。前線でのポストワークもこなした
5 オカンポス 5.5
同点ゴールの起点になるなど、前半は鋭い仕掛けから決定機に絡んだ。ただ、ケガの影響か後半はやや消える時間が目立ち早い時間での交代に
(→ムニル 5.5)
積極的な仕掛けでチームに戦う姿勢をもたらした
監督
ロペテギ 6.5
L・デ・ヨング投入がハマって決勝進出。ブヌに大いに助けられたが、チームとしての完成度の高さは出ていた
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK1 デ・ヘア 5.5
ロメロに代わって今季EL決勝トーナメント初出場。失点はいずれもノーチャンスだったが、オカンポスの決定機などを冷静に阻止
DF
29 ワン=ビサカ 4.5
オカンポス、レギロンのコンビに粘り強く対応も、1失点場面では怠慢対応でレギロンにアシストを許す。2失点目もリンデロフの状況を見れば、絞って対応すべきだった
(→フォス=メンサー -)
2 リンデロフ 5.5
的確なカバーリングでピンチを未然に防いだ。最後の局面ではしっかりと身体を張った
5 マグワイア 5.5
持ち味の強さを生かした守備で失点場面以外はそつのない対応を見せた
53 B・ウィリアムズ 5.0
攻撃参加を自重して守備を意識したプレー。ラッシュフォードの献身性の低さによって数的不利の厳しい対応が目立った。ただ、上がった際のアイデアの少なさは気になった
(→ダニエル・ジェームズ -)
MF
26 グリーンウッド 6.0
フィジカル勝負では劣勢も、質の高い動き出しと的確な立ち位置で幾度も決定機に顔を出した
(→イガロ -)
6 ポグバ 6.0
長短織り交ぜた絶妙なパスで再三の決定機を演出。ただ、試合終盤にかけてはややトーンダウン
18 ブルーノ・フェルナンデス 6.0
見事なPKを決めて先制点を奪取。絶妙なポジショニングと視野の広さ、正確なキックを武器にチャンスメークを担った
17 フレッジ 6.5
豊富な運動量と危機察知能力を生かし、後半は多くのボールをハント。前がかりなチームを的確に後方支援
10 ラッシュフォード 5.5
先制点に繋がるPKを奪取。幅と深さを意識したプレーで良い攻撃への絡みを見せた。ただ、守備面での献身性を欠いた
(→マタ -)
FW
9 マルシャル 6.0
PKに繋がる絶妙なスルーパスを出すなど、相手センターバックの徹底監視にあった中でもきっちり起点を作った。惜しむらくはブヌの牙城を破れなかった点
監督
スールシャール 5.5
全体のパフォーマンスは決して悪くはなかったが、勝負強さを欠いた。ユナイテッドでの初タイトルは来季以降にお預けに
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ブヌ(セビージャ)
ヴァツリークに代わってELで守護神を務めるモロッコ代表GKが文句なしのMOM。後半序盤に訪れた再三の一対一や、決定的なシュートを圧巻のセービングでことごとく阻止し、チームの逆転勝利に繋げた。
セビージャ 2-1 マンチェスター・ユナイテッド
【セビージャ】
スソ(前26)
L・デ・ヨング(後33)
【マンチェスター・ユナイテッド】
ブルーノ・フェルナンデス(前9[PK])
セビージャの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
セビージャの人気記事ランキング
1
まさかの残留争いにセビージャのファンが暴動…クラブ施設を破壊し試合後の選手たちは帰宅できず一夜を過ごす
ファン・サポーターの行き過ぎた行動が、選手たちをさらに苦しめることになっていたようだ。 セビージャは10日、ラ・リーガ第35節でアウェイでセルタと対戦した。今シーズンは近年にない低迷ぶりとなっており、セルタにも3-2で敗戦。勝ち点38となり残り4試合で降格圏との勝ち点差は「8」の16位に位置している。 そんな中、アウェイゲームから帰還したところ、クラブの施設の周辺でサポーターが花火を打ち上げたり叫び声をあげ、トレーニング施設の門を破壊しているなど暴れていた。 セビージャは11日声明を発表。試合後の選手たちがクラブ施設で一夜を過ごすことになったとし、ファン・サポーターに理解を示しながらも行動を強く非難した。 「セビージャは、セルタとの試合後、ファーストチームが施設に到着した土曜日の夜に、ホセ・ラモン・シスネロス・パラシオス・スポーツシティで発生した組織的な破壊行為を強く非難します」 「セビージャはチームのスポーツ的な状況が、セビージャファンの誰もが望まないものであり、抗議行動につながる可能性があることを理解しています。しかし、攻撃、脅迫、破壊行為を伴う場合は、いかなる状況でも抗議行動は認められません。同様にスタッフの名前を公表したり、ソーシャル・ネットワークやメディアで個人データを流布したりする行為も犯罪に当たるため、追及します」 「セビージャは、スタッフ、選手、テクニカルスタッフ、経営陣がトレーニング施設に到着次第、異常な暴力行為があったことを関係当局に報告する予定であります。セビージャのファーストチームが施設で夜を過ごすことを余儀なくされた攻撃です」 「セビージャは、治安部隊と軍団に対し、極度の暴力をもって行動した組織的過激派集団が犯したこれらの卑劣な行為の責任者を見つけるために最大限の努力を払うよう要請します」 「もちろん、クラブは、クラブ施設への攻撃や、大規模な暴力集団による前述のファーストチームエリアへの侵入にまで至ったファーストチームエリア内で発生した破壊行為について、関係当局に報告する予定です」 「セビージャは、苦情以外にも、これらの犯罪の加害者を追及するために全力を尽くして協力することに尽力しています。同団体は、これらの行為に関与した人物の特定に努め、もしその人物がセビージャのファンや会員であった場合には、容赦なく対処します」 「最後に、セビージャは、5月10日土曜日に見られたような暴力や犯罪行為を伴うあらゆる抗議活動を断固として非難します」 「クラブは、これらの行動がセビージャのファンを代表するものではないと確信しています。セビージャのファンも、ラモン・サンチェス・ピスファン・スタジアムで火曜日に行われるラス・パルマスとの試合の重要性を認識しています」 <span class="paragraph-title">【動画】セビージャファンが暴動…クラブ施設の門を破壊</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/eurofootcom/status/1921463534409670727?ref_src=twsrc%5Etfw">May 11, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.11 22:45 Sun2
セビージャが今季就任のピミエンタ監督を解任…直近4連敗で13位に低迷
セビージャは13日、ガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表した。 バルセロナ出身でバルセロナのカンテラで指導者キャリアをスタートしたピミエンタ監督は、2022年1月にペペ・メル前監督の後任としてラス・パルマスの新指揮官に就任。クラブをプリメーラ昇格に導く手腕を発揮すると、昇格1年目の昨シーズンは後半戦に失速も、最終節を前に15位で残留を確定させていた。 そんななか、昨シーズン限りで退任したキケ・サンチェス・フローレス前監督の後任として今シーズンからセビージャの指揮官に就任。開幕7試合で2勝2分け3敗と微妙なスタートではあったが、その手腕を評価した首脳陣は昨年9月に就任時に結んでいた2年契約を1年延長していた。 だが、2025年に入って失速のチームは宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を含め直近は4連敗中。ラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位という戦績を受け、クラブは解任を決断した。 なお、スペイン『レレボ』など複数国内メディアによれば、後任はすでにホアキン・カパロス氏(69)に決定しているという。 2000年から2005年まで長期体制を築き、2017-18、2018-19の2シーズンではシーズン終盤に暫定指揮官を務めた経験豊富な指揮官は残り7試合で降格圏と7ポイント差のチームを残留させる役目が託される。 2025.04.13 20:11 Sun3
セビージャがホアキン・カパロス氏を今季終了までの指揮官に任命! 通算4度目の指揮に
セビージャは13日、ホアキン・カパロス氏(69)の新監督就任を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 今シーズンここまでラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位と不振に陥っていたセビージャは13日にガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表。クラブは直近で宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を含め4連敗中だった。 その後任として招へいされたのは、2000年から2005年まで長期体制を築き、2017-18、2018-19の2シーズンではシーズン終盤に暫定指揮官を務めた経験豊富な指揮官だ。 カパロス氏は、セビージャに加えてデポルティボ・デ・ラ・コルーニャ、アスレティック・ビルバオにマジョルカ、レバンテ、グラナダ、そしてオサスナなど、ラ・リーガで豊富な監督キャリアを積んできた。2018年5月にはセビージャのフットボールディレクターに就任。その後、直近はアルメニア代表監督も務めていた。 2025.04.13 22:15 Sun4
睨み合いのセビージャダービーはゴールレス…10人ベティスはホアキンのラストダービーをドローに持ち込む《ラ・リーガ》
ラ・リーガ第35節、セビージャvsベティスが21日にサンチェス・ピスフアンで行われ、0-0のドローに終わった。 10位のセビージャと6位のベティスによる今季2度目のセビージャ・ダービー。 セビージャは前節、効果的に3ゴールを奪って格下バジャドリーに3-0で快勝。リーグ連勝を達成。さらに、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでは延長戦までもつれ込んだユベントスとの激闘を、途中出場のスソとラメラのゴールで2-1と競り勝って3シーズンぶりのファイナル進出を決めた。その激戦から中2日のホーム開催のダービーでは先発8人を変更。ヘスス・ナバスやバデ、エン=ネシリといった主力はベンチから出番を待つことになった。 一方、ベティスはアスレティック・ビルバオ、ラージョと曲者相手に2連勝を達成。EL出場権確保へ順調な歩みを見せる。今季限りでの現役引退を表明したホアキンにとっては最後のダービーとなる中、その主役はベンチスタートとなった。 前回対戦では両チーム合わせて3人の退場者を出した熱狂のダービーだが、比較的静かな立ち上がりとなった。先に失点したくない思惑が見え隠れし、遅攻の局面ではあまりリスキーな選択は行わずに相手の守備ブロックの前でボールを動かすにとどまる。 そのため、中盤でのセカンドボールの反応や切り替えからカウンターを打ち合う状況が続くが、相手の集中した守備にうまく攻撃を遅らされる。セビージャではパプ・ゴメスやパプ・ゲイエ、ベティスではギド・ロドリゲスがミドルレンジのシュートを放ったが、いずれも決定機には至らない。 前半半ばから終盤にかけて球際での攻防が激しくなり、徐々にカードの枚数が増え始めるが、互いに決定機まで持ち込めないままゴールレスで試合を折り返した。 迎えた後半、アウェイのベティスはルイス・エンヒキを下げてロドリをハーフタイム明けに投入。対するセビージャは立ち上がりにハムストリングを痛めたオリベル・トーレスを下げて50分にスソをスクランブル投入した。 後半はホームのセビージャがより押し込む形を作り出し、サイドからのクロスにラメラやラファ・ミルが飛び込んでいくが、わずかに合わない。64分にはロングカウンターから中央突破したラファ・ミルのラストパスを受けたスソが右からのカットインで得意の左足を振ったが、これはGKブラーボの好守に遭う。さらに、こぼれ球をすかさずラメラが狙うが、これもGK正面を突いた。 セビージャが作った最初の決定機と、疲労による中盤の間延びによってここから試合はオープンな展開に。このタイミングで勝負に出たメンディリバル監督は70分、切り札のエン=ネシリとブライアン・ヒルを同時投入、すると、交代直後にはエン=ネシリの中央突破から決定機が訪れるが、ラメラへのラストパスが長くなってしまう。 一方、守勢が続くベティスは80分、カナーレスとの交代でラストダービーのホアキンをピッチに送り出した。 これで一気にスタジアムのボルテージが上がると、ダービーに付き物の退場者が出てしまう。86分、アブネルとの交代で投入されたばかりのミランダがヘスス・ナバスへの足裏を見せた危険なアフターチャージ。一度はイエローカードが出たが、オンフィールドレビューの結果、カードの色が赤に変わった。 ここまでの優位な展開に加えて、数的優位まで手にしたホームチームは、残り時間で決死の猛攻に打って出る。しかし、レジェンドのラストダービーで敗戦は許されないベティスの堅守に対して、エン=ネシリやラメラが決定機で仕留め切れず。 この結果、90分を通して堅い展開となった今季2度目のセビージャ・ダービーは前回対戦同様にドロー決着。ホアキンは現役最後のダービーを最低限のドローで終えることになった。 2023.05.22 06:01 Mon5