レーティング: バルセロナ 2-2 アトレティコ・マドリー《ラ・リーガ》

2020.07.01 07:01 Wed
Getty Images
ラ・リーガ第33節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーが6月30日に行われ、2-2の引き分けに終わった。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽バルセロナ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 テア・シュテーゲン 5.5
2度のPKストップ未遂でヒーローになりかけたが…

DF
2 N・セメド 6.0
PKゲットの大仕事。最後まで豊富な運動量を誇った
3 ピケ 5.5
2失点は共にPKによるもので、特にミスもなく仕事を完遂

15 ラングレ 6.5
安定した守備でゴール前をきっちり固めた。ところどころ鋭いパスも光った
18 ジョルディ・アルバ 5.5
目立った攻撃参加はなかったが、及第点のパフォーマンス

MF
5 ブスケッツ 6.0
冷静にボールを捌いて攻守の潤滑油に

(→ファティ -)

4 ラキティッチ 5.5
今日はやや低い位置で舵取り役に徹した

(→セルジ・ロベルト 5.5)
途中出場から攻撃に流動性が生まれた

28 リキ・プッチ 7.0
ドリブル突破やパスワークなど、猛者揃いのバルセロナの中盤でとりわけ印象的だった

22 ビダル 5.5
PK献上は痛かったが、積極的な攻撃参加で厚みを持たせた

(→グリーズマン -)

FW
10 メッシ 7.0
オブラクをも騙す技ありPKでキャリア通算700得点目を記録

9 スアレス 5.0
後半にチャンスを迎えたが生かせず、この日はやや存在感に欠けた

監督
セティエン 5.0
ホームで勝ちきれず逆転優勝に黄色信号が灯った。試合前の雑音もかき消せず

▽アトレティコ・マドリー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
13 オブラク 6.0
何度か好セーブを披露し、勝ち点獲得に貢献

DF
4 アリアス 6.0
質の高いクロスボールを供給するなど期待に応えた活躍。守備も踏ん張った

18 フェリペ 5.0
後半立ち上がりの時間帯にPKを献上

2 ホセ・ヒメネス 5.0
相手の攻撃にやや遅れる場面があった

12 ロージ 6.0
メッシの対応に手を焼いたが、徐々に軌道修正し攻守で存在感を示した

MF
10 コレア 5.5
完璧に組織された守備を崩すことなくバルセロナの攻撃を食い止めた

(→ビトロ -)

5 トーマス 6.5
集中したプレーで一切の隙を与えず。広いエリアをカバーした

8 サウール 7.0
PKによる2得点でバルサから勝ち点をもぎ取った。トーマスとのボランチも抜群

21 カラスコ 7.0
2つのPK獲得で勝利の立役者に。そのほかの攻撃面でも脅威となっていた

(→レマル -)

FW
14 M・ジョレンテ 5.0
守勢だったこともあり、なかなか攻撃を仕掛けることができなかった

(→フェリックス -)

19 ジエゴ・コスタ 5.0
M・ジョレンテ同様に攻撃面は乏しく…PK失敗は相手のミスで救われた

(→モラタ -)

監督
シメオネ 6.5
しっかりした守備対策でバルセロナの攻撃を遮断。失点はいずれもオウンゴールとPKという不測の事態だった

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
カラスコ(アトレティコ。マドリー)
守勢をとったアトレティコにおいて攻撃の起点だったのがこの男。縦への推進力が光り、2つのPKを獲得する活躍だった。

バルセロナ 2-2 アトレティコ・マドリー
【バルセロナ】
OG(前5)
メッシ(後4)【PK】
【アトレティコ・マドリー】
サウール(前19)【PK】
サウール(後17)【PK】

バルセロナの関連記事

バルセロナはユベントスからのウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)へ対するオファーを拒否したようだ。 2020年10月にファーストチームへ昇格し、バルセロナの守備を支える存在となったアラウホ。今シーズンは開幕前のコパ・アメリカ2024で右ハムストリングを負傷したため長期離脱で出遅れたが、5日のコパ・デル・レ 2025.01.11 09:30 Sat
多くのクラブがコパ・デル・レイ3回戦で2025年の戦いをスタートしたなか、2025年のプリメーラの戦いが今週末から再開される。 スーペル・コパ・デ・エスパーニャ並行開催に伴い、今節は決勝進出のレアル・マドリー、バルセロナに加え、準決勝敗退のマジョルカ、アスレティック・ビルバオの合計4チームが不在となる。 そ 2025.01.10 19:30 Fri
ユベントスがバルセロナのウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)の獲得に迫っているようだ。スペイン『カタルーニャラジオ』が報じている。 ユベントスでは守備の要だったDFグレイソン・ブレーメルが長期離脱によりセンターバックの獲得が急務となっている。これまで幾人もの候補が噂に上がってきたが、ここに来てアラウホがト 2025.01.10 11:15 Fri
アトレティコ・マドリーは9日、国立スポーツ評議会(CSD)がバルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を暫定的に認めたことに対して声明を発表した。 スペイン政府介入による特別措置を受けたバルセロナ。アトレティコは今後のスペインサッカー界に強い懸念を示した。 2025.01.10 09:45 Fri
国立スポーツ評議会(CSD)は8日、バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を暫定的に認めること発表した。 ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)は、バルセロナが12月31日までにファイナンシャルフェアプレーの問題を解決できていなかったことからダニ・オ 2025.01.09 08:00 Thu

ラ・リーガの関連記事

ラージョ・バジェカーノのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(33)が、メキシコのクラブ・レオンへ移籍することになるようだ。アメリカ『TUDN』が報じている。 コパ・アメリカ2024でチームを決勝に導きつつ、自身も大会MVPに輝き、健在ぶりをアピールしたハメスは、今夏にラージョへ移籍。4年ぶりのラ・リーガ復帰を果 2025.01.12 15:03 Sun
「今年も決勝はクラシコなのね」そんな風に私がちょっとマンネリに感じていたのは金曜日、スペイン・スーパーカップ準決勝で大方の予想通り、リーガのビッグ2が快勝。日曜午後8時(日本時間翌午前4時)にキング・アブドッゥラーでタイトルを懸けて戦うのが、バルサとレアル・マドリーに決まった翌朝のことでした。いやあ、例年のことではあり 2025.01.11 22:00 Sat
エバートン新指揮官としてデイビッド・モイーズ氏(61)がカムバックを果たすようだ。 今季も躓き、プレミアリーグ16位と残留争いの渦中にいるエバートン。過去2シーズンのプレミアで残留に導いたショーン・ダイチ前監督が今季も指揮を執ったが、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・シティと善戦するなかで勝ち星を積み上げら 2025.01.11 11:45 Sat
バルセロナはユベントスからのウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)へ対するオファーを拒否したようだ。 2020年10月にファーストチームへ昇格し、バルセロナの守備を支える存在となったアラウホ。今シーズンは開幕前のコパ・アメリカ2024で右ハムストリングを負傷したため長期離脱で出遅れたが、5日のコパ・デル・レ 2025.01.11 09:30 Sat
多くのクラブがコパ・デル・レイ3回戦で2025年の戦いをスタートしたなか、2025年のプリメーラの戦いが今週末から再開される。 スーペル・コパ・デ・エスパーニャ並行開催に伴い、今節は決勝進出のレアル・マドリー、バルセロナに加え、準決勝敗退のマジョルカ、アスレティック・ビルバオの合計4チームが不在となる。 そ 2025.01.10 19:30 Fri

バルセロナの人気記事ランキング

1

選手登録できないダニ・オルモ、パウ・ビクトルもサウジアラビアへ…バルサは28名でスーペル・コパに臨む

選手の登録を巡り問題が発生しているバルセロナだが、クラブは強い態度を崩さないようだ。 バルセロナは、夏に獲得したスペイン代表MFダニ・オルモ、そしてFWパウ・ビクトルに関して、特例措置を利用して選手登録を行っていた。 慢性的な財政難に陥り、自転車操業状態が続いているバルセロナ。ダニ・オルモやパウ・ビクトルはそもそも登録不可能だったが、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱を利用し、特例措置を受けていた。 その登録期限は2024年12月31日まで。バルセロナは、ラ・リーガが定めたサラリーキャップ制度に違反しており、資金を調達しない限り両選手は登録が抹消されることとなっていた。 バルセロナはそれを逃れようと特例措置の延長を求めたが、当初から決められていた期限が変更されることはなく、ラ・リーガ、スペインサッカー連盟(RFEF)が共同で完全拒否の声明を発表。2人はフリーの状態となっている。 それでも抵抗を続けているバルセロナだが、規則を守らない限りはメンバーに復帰させることは不可能。しかし、サウジアラビアで行われるスーペル・コパに向けたメンバーにはダニ・オルモ、パウ・ビクトルの両者が名を連ねることとなった。 試合は9日に行われる中、両選手の出場資格は現時点でなし。ただ、バルセロナは諦めておらず、7日にも予防的な措置を要求し、それが成功すると踏んでいるようだ。 いずれにしても、バルセロナが望む結末になるためには資金を手にする以外はない状況。ラ・リーガとRFEFの規則の問題点を突きたい考えもあるようだが、どういった結末を迎えるだろうか。 2025.01.06 23:35 Mon
2

ラ・リーガとRFEFが共同声明、ダニ・オルモ&ビクトルのバルセロナ2選手の登録認めず

ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)は4日、バルセロナが要求するスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を認めない意向を共同声明で発表した。 両者は今回の決定に際して以下の声明を伝えている。 「FCB(バルセロナ)が2025年1月3日にLALIGAの経済管理に関する要件を満たし、クラブが関連文書を完了した後、LALIGA予算検証機関は、FCBスポーツチーム費用制限を前述の日付から延長することを決議した」 「この点に関して、FCバルセロナから紹介された選手のライセンスの申請を受けた監視委員会は、適用される連盟規則を分析した結果、ライセンスが取り消された選手が、同じシーズン中に、すでに所属していた同じクラブチームでライセンスを取得することを禁じるRFEF一般規則第130.2条および第141.5条の文言解釈に従い、FCバルセロナが選手ダニエル・オルモおよびパウ・ビクトルに申請した事前ビザおよび最終ライセンスを発給しないことに同意する」 これにより1月からオルモに加え、ビクトルの登録が抹消となる。両選手はDFアンドレアス・クリステンセンとDFロナルド・アラウホの長期離脱を活用して、今季ここまで特例措置により登録されていた。 バルセロナは『Spotifyカンプ・ノウ』のVIP席を中東の投資家に売却や取締役の個人保証などのによって登録を実現させるべく動いていたが、この努力も実らず。 ただ、ジョアン・ラポルタ会長は今回の決定に対して、国立スポーツ評議会(CSD)に異議申し立てを行い、土壇場での逆転登録を目指すつもりだ。 2025.01.05 00:03 Sun
3

ダニ・オルモ登録問題に揺れるバルセロナ、コパ・デル・レイ快勝後フリック監督は「戻ってくることを望んでいる」と吐露

バルセロナのハンジ・フリック監督が4日に行われたコパ・デル・レイ3回戦、4-0で快勝したバルバストロ戦後にコメントした。 FWロベルト・レバンドフスキのドブレーテ、MFパブロ・トーレの1ゴール2アシストの活躍で快勝とし、新年初戦を制したバルセロナ。しかしフリック監督は登録問題に揺れるMFダニ・オルモ、FWパウ・ビクトルにまず言及した。 「誰もがオルモとパウが戻ってくることを望んでいる。それが我々に言える唯一のこと。他に何もできないんだ。チームはこの問題を切り離そうとした。現場はプロとして対応しなければならないからね」 一方で重傷から復帰して先発したDFロナルド・アラウホについては「90分プレーでき、現在の彼の状態がわかった。フィールドでよくコミュニケーションを取ってくれるし、リーダーの一人だよ」と復帰を喜んだ。 また、4日後に行われるアスレティック・ビルバオとのスーペル・コパ準決勝に向けてはバルバストロ戦完全休養のFWラミン・ヤマルの出場を示唆した。 2025.01.05 09:15 Sun
4

ダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手登録が暫定で承認、政府介入の特例措置

国立スポーツ評議会(CSD)は8日、バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を暫定的に認めること発表した。 ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)は、バルセロナが12月31日までにファイナンシャルフェアプレーの問題を解決できていなかったことからダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手登録を抹消としていた。 しかしバルセロナはCSDに異議申し立てを行い、この度暫定登録を勝ち取った。CSDは声明にて「クラブと選手に対する深刻な経済的およびスポーツ的ダメージを避けるため」と理由を発表。 最終決定には約3カ月かかるとも報じられる中、この暫定措置によりサウジアラビア遠征に帯同している両選手は12日に行われるスーペル・コパ決勝で出場可能となった。 なお、CSDの暫定措置に対し、ラ・リーガは即座に控訴の姿勢を打ち出している。 2025.01.09 08:00 Thu
5

アトレティコがダニ・オルモ登録問題に声明「非常に危険な前例になる」

アトレティコ・マドリーは9日、国立スポーツ評議会(CSD)がバルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を暫定的に認めたことに対して声明を発表した。 スペイン政府介入による特別措置を受けたバルセロナ。アトレティコは今後のスペインサッカー界に強い懸念を示した。 「アトレティコ・マドリーはCSDが8日に下した裁定により、スペインサッカー界に深い懸念が生じたことを訴えたい。我々はこの決定が現行システムを危機に晒し、ルール自体に疑問を投げかける状況になったと考えている」 「我々を始め、ラ・リーガに加盟するクラブはファイナンシャルフェアプレーの規則を遵守しており、今後も尊重していくつもりだ。近年の競争力を維持するには多大な労力を要するが、努力している」 「しかし、今回の政府介入は今後、ルール違反や重大な間違いへの扉を開くものになるような非常に危険な前例になる。アトレティコは厳格かつ責任ある経営を貫く。全ての人にとって明確で平等なルールがなければ公正な競争は不可能となる」 2025.01.10 09:45 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly