感染者増加が緩和傾向も再開の日程を定められないJリーグ、「再流行」と「再開後の安定開催」を危惧
2020.05.11 12:45 Mon
Jリーグは11日、日本野球機構(NPB)との第7回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。その後の合同記者会見で、Jリーグの村井満チェアマンが再開について語った。
また、韓国のKリーグ1は9日からリーグ戦が開幕。無観客での試合となったが、アジアでもサッカーが行われ、台湾ではプロ野球が無観客開催から観客動員での開催に切り替わるとされている。
会議では、この日もリーグ再開日程について具体的な議論がなされなかったことを村井チェアマンが報告。「再開日程を具体的に議論することは行っていませんが、しっかりリスクを下げていく準備を重ねていく目線合わせはできたかなと思います」と、準備を進めていくにとどまると語った。
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日本では新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、緊急事態宣言が全国的に発令中。14日にも一部で解除されるとの報道もあるなど、感染者の増加が減少傾向にある。世界を見れば、ベルギー、オランダ、フランスはいち早くリーグ戦の打ち切りを決定した一方で、ブンデスリーガは感染が収まっていない中で16日からの再開が決定した。会議では、この日もリーグ再開日程について具体的な議論がなされなかったことを村井チェアマンが報告。「再開日程を具体的に議論することは行っていませんが、しっかりリスクを下げていく準備を重ねていく目線合わせはできたかなと思います」と、準備を進めていくにとどまると語った。
また、直近での再開だけでなく、長期的な考えを持って事態を見守る必要があるともコメント。「世界各国ではまだら模様で、再開しているところもあれば止まっているところもあります。再開したところで再流行が報じられるようなこともあり、具体的に、再開だけではなく、再開後もどうやったら安定的にスポーツが運営できるか。そのくらいの長期の視点で準備をしていかなければいけないということを気持ちを新たにしました」と、冷静に再開後も見据える必要があると考えを明かした。
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