来季のCL&EL出場権についてUEFAがガイドラインを承認…UEFA係数ではなく「スポーツのメリット」を採用

2020.04.23 23:35 Thu
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Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、2020-21シーズンのヨーロッパの大会の出場権について、ガイドラインを承認したと発表した。

UEFA実行委員会は、23日にビデオ会議を実施。全55の加盟国協会が参加し、欧州クラブ協会(ECA)、ヨーロピアンリーグ、国際プロサッカー選手会(FIFpro)が提携して設立されたワーキングループの最新情報が共有された。

焦点となったのは、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)および、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権だ。

UEFAは、各協会へ自然な形で出場権を決めてもらうため、各国のトップリーグを再開させるための様々なオプションを検討するように要請。しかし、選手や観客、サッカーに関わる全ての人や一般人の健康が最も優先した上でとしている。

最も理想的なシナリオは、全てのリーグが再開して問題なくシーズンを終え、レギュレーション通り順位が決定することだが、試合日程の問題もあり、シーズンが終了できない可能性も大いに予想される。そのため、UEFAは出場権について、「スポーツのメリット」に基づいて決定することを求めると発表した。

まず、出場権については、「客観的で透明性があり、差別のない原則に基づくこと」とし、「各協会とリーグは、各リーグの特定の状況を考慮し、国内リーグの最終順位を決定する必要がある」としている。

イギリス『BBC』によると、スペインサッカー連盟(RFEF)は、この会議中にUEFA係数を基に出場権を決めるという提案をしていた。

UEFA係数は、ヨーロッパの大会でのランキングとシードに採用され、過去5年間の成績を基に計算されたものだ。

これを参考にした場合、ラ・リーガでは4位のレアル・ソシエダではなく、6位のアトレティコ・マドリーに出場権が行くことに。プレミアリーグでは3位のレスター・シティではなく5位のマンチェスター・ユナイテッドがCLに出場することとな。しかし、UEFAはこの基準を採用しないことを発表した。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、世界中のサッカー活動が停止。国内リーグの再開の目処はどの国も立っていない状況は変わっていない。

ベルギーのジュピラー・プロ・リーグはシーズン途中で終了。また、オランダも9月1日まで政府が大規模イベントの実施を制限したことで、エールディビジが実質開催不可となった。

また、スコティッシュ・プレミアシップは今回の決定を受けてシーズンの進め方を検討するとしていた。

UEFAが決めた「スポーツのメリット」の詳細は発表されていないが、何れにしても2019-20シーズンの成績を基に出場権が与えられることになることが決定した。
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