「どの家で過ごしたい?」在宅を強いられている状況でアーセナルがファンにユニークな質問

2020.04.10 17:15 Fri
Getty Images
シーズンが中断し、在宅を求められている世界中のサッカーファンたち。そんな中、アーセナルがファンに向けてユニークな試みを行っている。イングランドは、深刻な新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、3月23日よりロックダウン(都市封鎖)の措置が取られている。その措置から3週間が経過しようとしている中、徐々にその措置を違反する人がサッカー界でも現れて来た。

各方面から「STAY HOME」が叫ばれ、選手たちもトレーニングが行えずに、在宅での生活の様子を自身のSNSなどで投稿。ファンたちを飽きさせないことを試みる選手も出ている状況だ。
指揮官であるミケル・アルテタ監督が新型コロナウイルスに感染したアーセナルの選手たちは、「STAY HOME」を守り、積極的にSNSを通じて自身の生活を発信している中、クラブ公式ツイッター(@Arsenal)に1枚の画像を投稿。ファンたちに「どの家で過ごしたい?」と問いかけている。

画像には、8つの家が表示されており、それぞれその家にいる選手の名前が書かれている。

例えば、1番の家は、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット、コートジボワール代表FWニコラ・ペペ、フランス代表MFマテオ・グエンドウジ、MFエインズリー・メイトランド=ナイルズの5名がおり、フランス語が通じるメンバーが揃えられている。
2番の家にはスペイン代表DFエクトル・ベジェリン、スペイン代表MFダニ・セバージョス、スペイン人DFパブロ・マリのスペイン人が集まっている状況だ。

国籍などでまとめているかと思いきや、そうでもない。3番の家にはブラジル代表DFダビド・ルイス、スイス代表MFグラニト・ジャカ、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスとなんとも濃い顔ぶれとなっている。

また、8番の家には、U-21イングランド代表選手であり、アーセナル下部組織時代から共に過ごしているFWレイス・ネルソン、MFジョー・ウィロック、FWエドワード・エンケティアの20歳トリオが揃っている状況だ。

家に居なければならない状況のアーセナルファンが一番過ごしたい家は果たして?

◆どの家に住みたい?
【1】
ピエール=エメリク・オーバメヤン
アレクサンドル・ラカゼット
ニコラ・ペペ
マテオ・グエンドウジ
エインズリー・メイトランド=ナイルズ

【2】
エクトル・ベジェリン
ダニ・セバージョス
パブロ・マリ

【3】
ダビド・ルイス
グラニト・ジャカ
ソクラティス・パパスタソプーロス

【4】
ロブ・ホールディング
カラム・チャンバース
キーラン・ティアニー
マット・メイシー

【5】
メスト・エジル
セアド・コラシナツ
シュコドラン・ムスタフィ

【6】
ベルント・レノ
ルーカス・トレイラ
セドリック・ソアレス

【7】
ガブリエル・マルティネッリ
エミリアーノ・マルティネス
ブカヨ・サカ

【8】
レイス・ネルソン
ジョー・ウィロック
エドワード・エンケティア

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