給与一時削減が起きる中、英2部リーズが再開後に選手へボーナスを約束した理由
2020.04.08 17:15 Wed
選手たちの給与削減が大きな話題となっているヨーロッパのサッカー界。その中で、リーズ・ユナイテッドの選手たちは給与の増額を約束されたようだ。
ビッグクラブも例外ではなく、バルセロナやアトレティコ・マドリー、ユベントスなどが給与削減に動く中、イギリス『デイリー・メール』はチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するリーズが、選手たちへ給与の2%にあたるボーナスを支払うことで合意したと報じている。
ただし、この決定に関しては、リーズが裕福だという訳ではない。そこには、オーナーであるアンドレア・ラドリッツァーニ氏の選手たちへの感謝の気持ちがあった。
プレミアリーグへの昇格を目指していたリーズは、チャンピオンシップで首位。プレーオフ圏の3位フルアムとは勝ち点差7をつけている状況でリーグ戦が中断。残り試合は9試合となっていた。
リーズは残りシーズンのホームゲームで1試合あたり約50万ポンド(約6700万円)の損失が見込まれ、加えてテレビ放映権も入らないために、支出の軽減に迅速に動き、選手の給与を一次的にカットすることを急いでいた。
リーズには、週給3万5000ポンド(約470万円)をもらうFWパトリック・バンフォードや週給3万ポンド(約400万円)をもらうGKキコ・カシージャらが所属しているものの、選手たちは給与削減に同意。また、マルセロ・ビエルサ監督を含めたスタッフらも給与削減で合意した。そのため、3月の給与計算ですでに削減が実行され、合計300万ポンド(約4億円)の給与から100万ポンド(約1億3400万円)以上をカットすることに成功していた。
なお、ボーナスの2%に関しては、イギリスの銀行の基本レートである0.1%の利子よりもはるかに高く、選手は一時的に給与が減るものの、長期的に見れば大きなボーナスとなって返ってくることになる。
加えて、シーズンが再開し、無事にプレミアリーグに昇格すればクラブの収入が増えることは間違いなく、クラブを一時的に助けることで大きなバックを得られることに。再開後のリーズの選手たちの活躍にも注目が集まる。
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新型コロナウイルス(COIVD-19)の感染拡大を受け、世界中でスポーツ活動が停止している状況の中、イングランドもプレミアリーグを始めプロサッカーの活動が停止。また、外出制限が命じられるなど、厳しい状況が続いている。イングランド以外でも試合が行われていない影響を受け、各クラブの収入が減少。そのため、支出を減らしたいクラブが選手の給与をカットするという策に出ている。ただし、この決定に関しては、リーズが裕福だという訳ではない。そこには、オーナーであるアンドレア・ラドリッツァーニ氏の選手たちへの感謝の気持ちがあった。
リーズは、リーグ戦の中断を受け、3月に給与に関して選手たちと合意。中断期間中の給与を一次的に引き下げることで合意した最初のクラブとなっていた。その選手たちの反応に、オーナーが感謝の意を示し、リーグ再開後に2%のボーナスを与えることを決めたようだ。
プレミアリーグへの昇格を目指していたリーズは、チャンピオンシップで首位。プレーオフ圏の3位フルアムとは勝ち点差7をつけている状況でリーグ戦が中断。残り試合は9試合となっていた。
リーズは残りシーズンのホームゲームで1試合あたり約50万ポンド(約6700万円)の損失が見込まれ、加えてテレビ放映権も入らないために、支出の軽減に迅速に動き、選手の給与を一次的にカットすることを急いでいた。
リーズには、週給3万5000ポンド(約470万円)をもらうFWパトリック・バンフォードや週給3万ポンド(約400万円)をもらうGKキコ・カシージャらが所属しているものの、選手たちは給与削減に同意。また、マルセロ・ビエルサ監督を含めたスタッフらも給与削減で合意した。そのため、3月の給与計算ですでに削減が実行され、合計300万ポンド(約4億円)の給与から100万ポンド(約1億3400万円)以上をカットすることに成功していた。
なお、ボーナスの2%に関しては、イギリスの銀行の基本レートである0.1%の利子よりもはるかに高く、選手は一時的に給与が減るものの、長期的に見れば大きなボーナスとなって返ってくることになる。
加えて、シーズンが再開し、無事にプレミアリーグに昇格すればクラブの収入が増えることは間違いなく、クラブを一時的に助けることで大きなバックを得られることに。再開後のリーズの選手たちの活躍にも注目が集まる。
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DCSULJbMKl6/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Leeds United(@leedsunited)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.13 16:50 Wed4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.19“ヤング・リーズ”リーズの集大成/リーズ・ユナイテッド[2000-2001]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.19</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2000-2001シーズン/リーズ・ユナイテッド 〜ヤング・リーズ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2000-01leeds.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:デイビッド・オレアリー(43) タイトル実績:プレミア4位、CLベスト4 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ヤング・リーズの集大成</div> 1998年にデイビッド・オレアリー監督が就任したリーズは、若い選手たちが躍動する魅力的なサッカーでプレミアリーグに旋風を巻き起こした。プレミア制覇こそならなかったものの、幾度も優勝争いに絡み、1999-2000シーズンは3位という好成績を残す。 そのリーズの集大成が2000-01シーズン。CLに初参戦したチームは、この大舞台で躍進する。ミランやバルセロナと同居したグループステージ1次リーグを2位で通過。2次リーグでは前年のCL覇者であるレアル・マドリーやイタリア王者のラツィオと同組に入ったが、再び2位で決勝トーナメント進出を決めた。 決勝トーナメント準々決勝では、リーガ王者の“スーペル・デポル”ことデポルティボと対戦し、2戦合計スコア3-2で準決勝に勝ち進む。準決勝ではバレンシアの前に屈して決勝進出を果たせなかったが、大会を大きく盛り上げる活躍を見せ、多くのフットボールファンを虜にした。 しかし、このシーズン以降は財政難に陥り、DFリオ・ファーディナンドなどの主力選手を手放さざるを得なくなる。そして、2003-04シーズンにはチャンピオンシップに降格し、現在までプレミアリーグの舞台に舞い戻れていない状況だ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">若さ溢れる勢い</div> 主に20代前半から半ばまでの選手で構成されたチームは、攻守においてダイナミックなパフォーマンスを披露した。その若さを存分に生かしたスタイルは、躍進を遂げる大きな原動力だった。 最後尾に構えたベテランのGKナイジェル・マーティンは安定したゴールキーピングに加えてコーチング能力が高く、若いチームの中で重要な存在だった。最終ラインは、若かりしころのファーディナンドが中心。時折ミスはあったものの、スピードとビルドアップ能力に長けたセンターバックとして将来が嘱望されていた。さらに、精度の高い左足のキックを装備する左サイドバックのDFイアン・ハートは、オーバーラップから好クロスを供給し、直接FKでゴールを陥れた。 中盤はMFオリビエ・ダクールらが地味な働きながらも献身的なプレーでチームを助けた。右サイドのMFリー・ボウヤーは精力的な動きで攻守に大きく貢献。左サイドのMFハリー・キューウェルは切れ味鋭いドリブル突破からチャンスに絡んだ。 前線は、弱冠20歳のFWアラン・スミスが豊富な運動量を見せてチャンスメイクに奔走。大型FWマーク・ビドゥカとともに抜群の補完性を見せ、2人でゴールを量産した。その他、スミスと同じく20歳のFWロビー・キーンも少ない時間の中でしっかりと結果を残した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFハリー・キューウェル(22)</span> リーズ・ユース出身のキューウェルは、躍進する若いチームの象徴としてヨーロッパで暴れまわった。全盛期のギグスを彷彿とさせるドリブル突破や正確な左足でチャンスを演出するなど攻撃の中心を担い、プレミアリーグを代表するウインガーとして地位を確立した。また、同じオーストラリア出身のビドゥカとの連係も見事だった。 2019.04.12 22:00 Fri5