会長に脅された? ミケル、トラブゾンスポル退団の舞台裏を明かす

2020.03.20 23:45 Fri
Getty Images
先日、トラブゾンスポルとの契約を解除した元ナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルがその舞台裏を明かした。イギリス『サン』が伝えている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、世界各国でリーグ戦の延期や中止を強いられているサッカー界。トルコではこれまでに感染者は200人近くに上り、死者も2人確認されている。

そんな状況の中でリーグを続けるトルコサッカー連盟にミケルが激怒。「サッカーよりも大切なことがある」として、これ以上プレーしないことを声を大に主張していた。
すると17日、トラブゾンスポルはミケルとの契約解除を発表。リーグ戦では首位に立ち、36年ぶりの優勝も実現出来る中での出来事だった。そして現在ロンドンで家族と共に過ごすミケルにイギリス『アスレティック』がインタビュー。契約解除の舞台裏を明かした。

「彼ら(トラブゾンスポル)は僕がプレーを止めると言ったことも含めて本当に動揺していた。一対一で会長に会えと言われたよ」
「そしてコメントを撤回するよう求めてきた。だけど僕は『これが僕の意見、そして思いだ』と、その要求を呑まなかった」

「僕たちは自由な世界に生きている。言論の自由も持っている。僕は自分の意見を口にすることが出来るんだよ」

確固たる意志でクラブや世界に思いを伝えたミケル。イギリス『タイムズ』のインタビューでは、さらにこんなことも告白している。

「もちろん優勝はしたかった。だけど今この瞬間、僕たちが考えなければならないことはなによりも人々の命を守ることだ」

「彼らは僕にこう言った。『もし行ってしまえば君は戻ってこられなくなる』とね」

「僕を脅したかったんだろう。でも僕は『それがあなた方の意思ならば、僕は契約を切る』、そう言ったんだ」

「家族のもとに行きたかった」

ミケルはトラブゾンスポルで3万5000ポンド(約460万円)の週給と2021年までの契約を残していたが、迷うことなく契約解除に踏み切った。

「家族と共に過ごす、世界を救うために正しい事をする…その為にはこの段階では家にいることが重要なんだ」

「確かに経済的な打撃はあるけど、そんなの今はただの少しの価値もない」

「子供たちの元気な笑顔を見るために、皆が共に生き残るために、僕たちがこの状況を打破できる唯一の方法は家族と共に過ごし、家族や周りの人々を愛することなんだ」

そしてミケルはトラブゾンスポル復帰の可能性については「ノーチャンスだ」とコメントした。

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