日程調整のみで運営望むJリーグ、村井チェアマン「4月3日がギリギリのラインではない」
2020.03.12 22:50 Thu
Jリーグと日本野球機構(NPB)は12日、第3回「新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施した。
──3月25日を目処に判断されるのに変わりはないのか
「感染症の拡大は我々自身でコントロールできません。なので、一定程度、感染データの終息が見られるということが仮にあった場合、それに対して我々が準備できているかが問われます」
──無観客試合の検討について
「我々が目指すところはお客様と試合を運営することです。3日に再開であれば予定通りの日程が消化できると想定しています。ただ、これがギリギリのタイムリミットとは考えておりません」
「4つのプロジェクトの中に試合プロジェクトがあります。この後、25日に向けてクラブと協議をしていきますが、場合によっては大きな大会方式の変更なく日程調整だけで4月の中旬とか深いところまでいける可能性も残しています。3日がタイムリミットで3日を過ぎたら無観客になりますというギリギリのラインではないと考えています」
──選手に感染者が出た場合については名前を公表するのか
「いわゆる37.5度が2日間続いた場合や、チーム内に陽性が出た場合のプロトコル。チーム内に濃厚接触者が出た場合の運営という本当に細かいところまでプロトコルを作成しています」
「その中では関係者のプライバシーを守るという観点もありますので、今、氏名公表等についてはまだ決めておりませんが、近日中に整理する予定です」
「ただ、今日、実行委員と協議した内容で陽性が出た場合には、出たことは開示していくことになると思います。スタジアム等で再開後に感染者が出た場合には、どこのゲームでどの座席のあたりで発症したかというようなところまで、お客様を守るために開示していこうと申し合わせています」
──アルコールなどの物資の調達は間に合うのか
「物資が日本中のどこに何があるという全体図がわかっていません。果たして、どれだけ我々が調達できるかわかりませんが、特に体温測定のサーモメーターのようなものに関しては収集の連絡を取り合っているところです。3日までに全部揃えるのが物理的にできなかった場合は、例えば4月の中旬や末になるかいつになるかわかりません」
「この内容に関しては、収容率が80%でお客さん同士が非常に近くで観戦するケースにおいては、サーモメーターが極めて重要かもしれません。しかし、例えば観客数が残念ながら2000人いかないクラブは、一人ひとりが離れたところで応援も可能ですし、逆に言えば体温計で計ってもらってから入るというケースも可能かもしれません。クラブの実情に合わせてどのくらい必要なのかを試算しているところです」
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その後、Jリーグは実行委員会を開催。3月18日から3月29日までの開催を再延期することが正式に決定。69試合が新たに延期となり、合計で163試合が延期となった。会見に出席した村井満チェアマンは、仮に4月3日以降も延期が継続した場合でも日程調整のみで運営する計画があることをコメント。また、物資の調達が再開に向けて重要であることも語った。「感染症の拡大は我々自身でコントロールできません。なので、一定程度、感染データの終息が見られるということが仮にあった場合、それに対して我々が準備できているかが問われます」
「備え準備ができているのかの確認を、25日を目処に行うつもりです。19日に政府中間報告の見解、等々が新たに出る可能性がありますが、その19日に中間ミーティングを入れています。25日に4月3日以降の方針を決めるタイムラインを敷いています」
──無観客試合の検討について
「我々が目指すところはお客様と試合を運営することです。3日に再開であれば予定通りの日程が消化できると想定しています。ただ、これがギリギリのタイムリミットとは考えておりません」
「4つのプロジェクトの中に試合プロジェクトがあります。この後、25日に向けてクラブと協議をしていきますが、場合によっては大きな大会方式の変更なく日程調整だけで4月の中旬とか深いところまでいける可能性も残しています。3日がタイムリミットで3日を過ぎたら無観客になりますというギリギリのラインではないと考えています」
──選手に感染者が出た場合については名前を公表するのか
「いわゆる37.5度が2日間続いた場合や、チーム内に陽性が出た場合のプロトコル。チーム内に濃厚接触者が出た場合の運営という本当に細かいところまでプロトコルを作成しています」
「その中では関係者のプライバシーを守るという観点もありますので、今、氏名公表等についてはまだ決めておりませんが、近日中に整理する予定です」
「ただ、今日、実行委員と協議した内容で陽性が出た場合には、出たことは開示していくことになると思います。スタジアム等で再開後に感染者が出た場合には、どこのゲームでどの座席のあたりで発症したかというようなところまで、お客様を守るために開示していこうと申し合わせています」
──アルコールなどの物資の調達は間に合うのか
「物資が日本中のどこに何があるという全体図がわかっていません。果たして、どれだけ我々が調達できるかわかりませんが、特に体温測定のサーモメーターのようなものに関しては収集の連絡を取り合っているところです。3日までに全部揃えるのが物理的にできなかった場合は、例えば4月の中旬や末になるかいつになるかわかりません」
「この内容に関しては、収容率が80%でお客さん同士が非常に近くで観戦するケースにおいては、サーモメーターが極めて重要かもしれません。しかし、例えば観客数が残念ながら2000人いかないクラブは、一人ひとりが離れたところで応援も可能ですし、逆に言えば体温計で計ってもらってから入るというケースも可能かもしれません。クラブの実情に合わせてどのくらい必要なのかを試算しているところです」
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