新型コロナ感染深刻化のセリエAで大混乱…パルマvsSPALの開始直前に中止要請も約1時間遅れで開催

2020.03.08 22:40 Sun
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するイタリアでサッカー界も大きな混乱に見舞われている。イタリア『ANSA通信』など複数メディアが伝えた

現在、イタリア国内ではロンバルディア州やヴェネト州、エミリア・ロマーニャ州、ピエモンテ州の北部を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。7日時点では感染者が5000人を超えて、死者も200人以上に増加。

さらにイタリア政府は8日、北部地域において大規模な封鎖を行うと発表。これにより、国内人口の約4分の1にあたる約1600万人が他地域への移動を制限されることになった。

この緊急事態を受けて、イタリア選手協会(AIC)のダミアーノ・トンマージ会長は選手やスタッフ、その家族の健康を守るため、新型コロナウイルスが収束するまでセリエAを含む国内の公式戦を中止すべきとの見解を述べていた。

すると、その要請を受けてイタリア内閣府スポーツ局のヴィンチェンツォ・スパダフォーラ大臣は8日、政府として新型コロナウイルスが収束するまでセリエAの中断を要請する意向であることを明らかにした。

「イタリア選手協会会長のダミアーノ・トンマージ会長の見解を共有し、サッカーのリーグ戦を一時中止とする呼びかけに同意している」

「現時点でそれは意味をなさないかもしれない。だが、我々はウイルスの拡散を阻止するため多くの市民に多大な犠牲を払うよう求めている。その中でスポーツ面の利益を守るため、プレーヤーやレフェリー、スタッフ、ファンが試合観戦のために集い、健康を損なうリスクを負わせることは避けなければならない」

「他の連盟に関しては今後数日間、試合開催を一時中断する賢明な決定を下した。FIGCのガブリエレ・グラヴィナ会長にはセリエAのプレーヤーに最初の感染者が出るという中止の事例を待たず、再考することが責務だと考える」

そして、スパダフォーラ大臣の突然の発言を受けて、8日の現地時間12:30(日本時間20:30)開催予定だったパルマvsSPALでは信じがたいアクシデントに見舞われた。

1時間前にスタメンが発表されてピッチへの入場とセリエAアンセムまで流されていたキックオフ直前、スパダフォーラ大臣の発言を聞いた審判団がその事実を選手たちに伝えロッカールームに引き上げさせた。

急転直下の中止も想定されたが、最終的に試合は現地時間13:45(日本時間21:45)に無事キックオフを迎えた。

なお、ユベントスとインテルによるイタリア・ダービーを含め同日行われるセリエAの試合は予定通り開催されるが、次節以降に関しては中止の可能性が出てきている。
コメント
関連ニュース
thumb

コンテ代役ステッリーニ、パルマ戦に「インテルの勝利が相応しい」

パルマ戦でアントニオ・コンテ監督の代役を務めたアシスタントコーチのクリスティアン・ステッリーニ氏が試合を振り返った。『フットボール・イタリア』が伝えている。 28日に行われたセリエA第28節でパルマと対戦したインテル。コンテ監督が累積警告によりベンチ入り禁止となったため、ステッリーニ氏が代役として指揮を執った。 試合は15分に失点を許す展開に。その後も決定機を作り続けていたが試合終盤に怒涛の反撃。84分と87分の得点で一気に試合をひっくり返し、2-1の逆転勝利を収めた。 指揮官不在をなんとか凌いだステッリーニ氏は試合後、苦しみながらも勝利に値した内容だったと選手たちを称賛した。 「勝利に値するゲームだったと思う。パルマがいつものようにカウンターで危険な攻撃をしてくることをわかっていた。だが、我々は主導権を握り続けてプッシュし続けた。最終的に勝ち点3を手に出来たのは当然の結果だ」 「前節のサッスオーロ戦の失点シーンを分析したが、明日は今回のゴールを分析する予定だ。3バックの2人を変えるのは簡単なことではない。それに彼らは3、4カ月ぶりの試合だったからね。しかも相手はジェルビーニョだ」 「直近3試合のデータを見てみると、8本の枠内シュートで5失点している。これは普通の数字じゃない」 「だがこの試合のパフォーマンスには満足している。ベンチから出てきた選手らが違いを生み出してくれたことにもね」 2020.06.29 19:15 Mon
twitterfacebook
thumb

コンテ不在インテル、終盤の2発でパルマに逆転勝利!《セリエA》

インテルは28日、セリエA第28節でパルマとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。 前節サッスオーロとの打ち合いを引き分けに持ち込まれた3位インテル(勝ち点58)は、コンテ監督が累積警告によりベンチ入り禁止の中、サッスオーロ戦のスタメンから6選手を変更。出場停止のシュクリニアルらに代えてL・マルティネスやバレッラがスタメンに戻った。 7位パルマ(勝ち点39)に対し、オープンな立ち上がりとなった中、12分にピンチ。ここはジェルビーニョが決定機を逸してくれたものの、15分に失点する。ロングフィードでボックス左深くまで侵入したジェルビーニョにカットインからシュートを決められた。 失点後、VARでPKを獲得しかけたインテルだったが、その前にオフサイドがあり、同点には追いつけず。 そしてハーフタイムにかけてはパルマの集中した守備の前に思うようにシュートシーンを作れず前半を1点ビハインドで終えた。 迎えた後半、58分にクルゼフスキにGKハンダノビッチ強襲のシュートを打たれたインテルは前半同様にパルマのカウンターに苦しみ、流れを引き寄せきれない状況が続く。 そこで69分に3枚代えを敢行。エリクセンと両サイドを代えてサンチェスらを投入した。すると80分にはサンチェスが強烈なミドルシュートでオンターゲットを記録するも、GKセペの好守に阻まれた。 それでも84分、右CKの流れからファーサイドのL・マルティネスのヘッドでの折り返しをデ・フライが頭で押し込み、同点に追いついた。 さらに主審への暴言か、クツカが一発他場となったパルマに対し、インテルは87分に一気に逆転する。ボックス右で仕掛けたモーゼスが反転から左足でクロスを上げると、ファーサイドのバストーニがヘッドで押し込んだ。 終盤の2発で逆転したインテルが首位ユベントスを8ポイント差で追っている。 2020.06.29 06:45 Mon
twitterfacebook
thumb

セリエAの監督で3人目、パルマ指揮官も新型コロナウイルス感染「血液検査で発覚した」

パルマのロベルト・ダヴェルサ監督(44)が、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していたことを明かした。 イタリアは、ヨーロッパで最も早く新型コロナウイルス の感染が爆発。特に北部のロンバルディア地方で感染者が爆発的に増加し、一時は世界で最も感染者と死者を出している地域となっていた。 その後、ロックダウン(都市封鎖)の成果もあり徐々に感染拡大が収まり、3月中旬から延期されていたセリエAも6月20日から再開することが決定した。 そんな中、ダヴェルサ監督が新型コロナウイルスに感染していたことを告白。セリエAの監督では、ジャン・ピエロ・ガスペッリーニ監督(アタランタ)、ジュゼッペ・イアキーニ監督(フィオレンティーナ)に次いで、3人目の感染者となった。 3月に感染していた可能性があると明かしたダヴェルサ監督は、当時のことをイタリア『パルマ・トゥデイ』で語った。 「私はSPALとの試合後(3月9日)、数日間体調を崩していた」 「それは大したことなかったので、綿棒による検査(PCR検査)を受けなかったし、COVID-19を持っているかどうかも分からなかった。これは、過去数日間の抗体を見つける血液検査で発覚した」 「私は、毎年この時期になると、多かれ少なかれ体温が上がる。それはちょうど37度だった。家族と一緒にロックダウンの期間を過ごした。選手として、そして監督としてできなかったことを、この時間で行なった」 パルマは20日の再開ゲームでトリノと対戦する。ダヴェルサ監督は、再開に向けて前向きな姿勢を示した。 「私は前向きな感覚を持っている。サッカーについてトレーニングし、再び話し始めることができたことは素晴らしいことだよ」 2020.06.07 21:40 Sun
twitterfacebook
thumb

ユーベ加入内定のクルゼフスキ「ディバラとの共演が待ち遠しい」

パルマでプレーするスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキが、来季の加入が内定しているユベントスでのプレーを楽しみにしている。『フットボール・イタリア』が伝えた。 今冬にアタランタからユベントスへの完全移籍が決まったクルゼフスキ。今シーズンはレンタルでパルマに移籍しており、残りのシーズンもそのままパルマでプレーすることになった。 新型コロナウイルスの影響でセリエAは中断期間が続いているが、クルゼフスキはすでに来シーズンを待ちわびているようだ。 「僕は正しい道のりにいる。日々、強くなっていると感じているし、新しい挑戦に立ち向かう準備も出来ている。最高の選手たちを相手に自分自身を試すことに魅力を感じているんだ」 「魔法のような左足を持つディバラとの共演が待ち遠しいよ。僕は複数のポジションでプレーできるし、ユベントスでも自分の居場所を主張するつもりだ」 ユベントスの本拠地であるアリアンツ・スタジアムに到着した際には、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらが歓迎してくれたというクルゼフスキ。数々の名選手との出会いに興奮を隠せなかったようだ。 「あの日のスタジアムは震えるほど素晴らしい雰囲気だった。ロナウドが『ようこそデヤン、どんな気分だい?』と言ってくれたんだ」 「ジャンルイジ・ブッフォンやジョルジョ・キエッリーニも親切にしてくれたよ。テレビでしか見たことのない少年にとっては考えられない程の喜びだ」 「僕たちはすべての大会で勝ち進みたい。何よりもチャンピオンズリーグを制覇出来ることを願っている」 なお、本格的なセリエA初挑戦となる今季は、ここまで公式戦26試合に出場し5得点7アシストをマークしている。 2020.05.27 20:29 Wed
twitterfacebook
thumb

パルマで2選手にコロナ陽性反応、2度目の検査では陰性に

パルマは16日、2選手に新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応があったことを明かした。クラブの声明では選手、スタッフを含む60人に対して2度のコロナ検査と、血液検査を行ったとのことだ。 なお、2選手共に無症状で、24時間後に行われた2度目の検査ではいずれも陰性に変わったとのことだ。ただ、両選手共に隔離措置を取り、クラブが監視下に置いていると明かした。 イタリアでは18日からグループでのトレーニングを許可され、6月13日にセリエAを再開することを目指している。 2020.05.17 07:30 Sun
twitterfacebook