日中韓では試合延期…ヨーロッパにも波及する新型コロナウイルスの影響はどこまで?

2020.02.25 14:30 Tue
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日々、世界中に感染が拡大している新型コロナウイルス。その影響は、アジアにとどまらず、ヨーロッパのサッカー界にも及んでいる。

中国の武漢を発生源とされる新型コロナウイルス。中国を含めて29カ国で感染者が確認されていると、世界保健機関(WHO)が22日に発表した。

最も感染者が多いのは中国で、累計7万7150人。死者は2592人にのぼっている。

◆発生源の中国ではいち早く開幕が延期
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その中国では、今月開幕予定だった中国スーパーリーグが開幕延期を発表。さらに、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の中国開催が現時点で5月まで延期されている。(今後も再延期される可能性あり)

また、東京オリンピック出場を懸けた女子サッカーのアジア予選についても開催地を変更。中国の武漢で開始が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染患者が発見されたため、南京に開催地を変更。しかし、中国全土への懸念を考慮し、その後オーストラリアサッカー連盟(FFA)との協議の結果、オーストリア、中国、チャイニーズ・タイペイ、タイが同居するグループBをオーストラリアのシドニーで行うことが発表されていた。

さらに、3月に予定されているカタール・ワールドカップ(W杯)2次予選グループBのモルディブ代表戦(26日)と、グアム代表戦(31日)の会場も変更。タイで開催される上、無観客での開催が決定している。

◆感染者急増の韓国でもKリーグ開幕が延期
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お隣韓国では、ここに来て感染者が急増。大邱市にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の信徒が集団感染。1日100人単位で感染者が増えている状況だ。

この影響を受け、文在寅大統領は23日に警戒レベルを4段階で最高の「深刻」に引き上げており、各自治体も多くの人が集まる会議やイベントの自粛を要請。急行や軍隊の外泊、外出制御など、国を挙げて対策を練っている。

今週末に開幕予定だったKリーグ1は大邱周辺で開催される2試合が延期となっていたが、事態の深刻化を受けて全試合の延期を24日に発表している。国内でのサッカーの試合はすべて行われない。

◆セリエA、ヨーロッパリーグにも影響
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影響はアジアに留まらない。ヨーロッパで最も感染が拡大しているのがイタリアだ。ミラノを州都とするロンバルディア州とヴェネツィアを州都とするベネト州では、一部の町が封鎖される事態となっている。

21日以降で7人が命を落とし、感染者も200名を超えている状況。このため、23日に予定されていたインテルvsサンプドリア、アタランタvsサッスオーロ、エラス・ヴェローナvsカリアリのセリエA第25節の3試合が延期となっていた。

加えて、インテルが出場するヨーロッパリーグの試合が27日に開催予定であったが、ロンバルディア州やミラノ市自治体保健当局、欧州サッカー連盟(UEFA)と協議。ブルガリアのルドゴレツを迎えての一戦となるが、こちらは延期ではなく無観客試合での開催が決定した。

◆Jリーグ開幕もルヴァン杯は延期
©︎CWS Brans,LTD.

そして日本だ。Jリーグの開幕節は21日から23日にかけて開催。ヴィッセル神戸は、感染症予防対策として、「チャントや歌、肩組などの応援行為、応援道具(旗、鳴り物、メガホンなど)の持ち込み禁止」を発表。横浜FCとの開幕戦は異様な雰囲気の中で開催された。

その他の会場でも、アルコール消毒やマスク着用が注意喚起され、スタンドのほとんどの人がマスクをつけているという状況で開催された。

日本でも日に日に各地で感染者が増加している状況だが、25日についにJリーグが決断を下す。26日に開催予定だったYBCルヴァンカップ第2節の全試合について、延期することを決定した。

また、3月15日までの公式戦開催延期についても25日の理事会で起案することも発表。ここから3週間にわたって試合開催が行われない可能性が出てきた。

Jリーグは「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にて『これから1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となります』との見解が発表された」としており、拡散防止のために最大限の協力をするとしている。

サッカー、ひいてはスポーツに限らず、全てのエンターテインメントを楽しむことよりも、まずは全ての人の健康が最優先される措置は、この先も世界中で取られていくことだろう。
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