カップ戦でジャイキリ起こしたバスク両雄の一戦はソシエダに軍配!《ラ・リーガ》

2020.02.10 00:11 Mon
Getty Images
ラ・リーガ第23節、レアル・ソシエダvsビルバオのバスク・ダービーが9日に行われ、2-1でソシエダが勝利した。
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3日前に行われたコパ・デル・レイ準々決勝で、それぞれレアル・マドリー、バルセロナと対戦したソシエダとビルバオ。ソシエダは合計7得点が生まれる乱打戦となったなか、古巣対決のウーデゴールやイサクの2ゴールなどで勝利。一方のビルバオも、ゴールレスで推移した試合の終了間際にイニャキ・ウィリアムズが頭で巧みなゴールを決めて、バスクの両雄がジャイアントキリングを起こした。
その直後ということもあり、普段以上に注目度が高い今回のダービーで主導権を握ったのはホームのソシエダ。まずは9分に右サイドのパスワークで抜け出したウィリアン・ジョゼのキーピングから、パスを受けたポルトゥがシュート。ボックス右からゴール左隅を突く鋭いシュートだったが、バルセロナ戦でもファインセーブを披露したGKウナイ・シモンが右手一本でストップした。

7割以上の支配率を誇るソシエダは、その後もウィリアン・ジョゼやオヤルサバル、メリノらがシュートを重ねていく。対するビルバオも何度か攻撃を試みるものの、なかなかシュートまで運べず、41分にイバイ・ゴメスが放ったシュートはGKに横っ飛びでキャッチされた。
劣勢を覆そうと、ビルバオは後半からコドロに代えてムニアインを投入。55分にはイニャキ・ウィリアムズも投入し、温存していた主力をピッチに送り出す。ソシエダも同じタイミングでウィリアン・ジョゼに代わりイサク、直後にサンガリも下げてヤヌザイを投入した。

すると61分、早速イサクに決定機。味方のパスをヒールで巧みに捌いたメリノのワンタッチパスに抜け出したイサクが、ボックス中央からトラップで相手を躱してシュートへ。丁寧に狙ったが惜しくも枠の左に外れた。

それでもギアをひとつ上げたソシエダは65分、ムニョスのキープでボックス左でボールを持ったイサクがマイナスに折り返すと、ポルトゥが押し込んで先制に成功。リーグ戦7試合未勝利のビルバオからリードを得た。

しかし、ビルバオもすぐさま反撃に出る。失点から6分後、自陣でボールを奪ったムニアインがドリブルで前進。ボックス右に出したスルーパスを途中出場のイニャキ・ウィリアムズが決めて同点に追いついた。

両チームとも途中出場の選手が期待に応える中、ソシエダはさらに83分、右サイドでボールを持ったヤヌザイからボックス右にパスが入ると、ポルトゥがワンタッチではたいたところをイサクがダイレクトシュート。これはGKに弾かれるものの、こぼれ球を自ら押し込んで再び勝ち越した。

一方ビルバオは、ムニアインが背後からのスライディングタックルで一発退場に。良くも悪くも途中出場の選手が目立った試合は、2-1でソシエダに軍配。リーグ戦では2試合ぶりの白星を挙げた。

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