途中出場チャノハノールの2ゴールなどでトリノとの死闘を制す!!《コッパ・イタリア》

2020.01.29 07:33 Wed
Getty Images
ミランは28日、コッパ・イタリア準々決勝でトリノとホームで対戦し、延長戦の末に4-2としたミランが勝利した。

コッパ・イタリア5回戦でSPALを下したミランは、直近のブレシア戦から先発を4人変更。イブラヒモビッチやレオン、チャルハノール、ケシエに代えてピョンテクやレビッチ、ボナヴェントゥーラ、クルニッチを先発で起用した。

ピョンテクとレビッチを2トップに起用した[4-4-2]の布陣で試合に臨んだミランがボールを持つ展開で立ち上がっていく。すると12分、カスティジェホのパスを左サイドで受けたレビッチがボックス左まで持ち上がり折り返しを供給。これをゴール前に走り込んだボナヴェントゥーラが流し込み、ミランが先制した。
幸先よく先制したミランだったが、34分に失点を許す。右サイドを持ち上がったベロッティが中央にパスを入れると、バイタルエリア中央のでヴェルディがワンタッチでボックス右に浮き球のパスを供給。これに反応したブレメルは、飛び出したGKドンナルンマの脇の下を通すシュートでゴールネットを揺らした。

追いつかれたミランは41分、右CKをニアでクルニッチがフリックするとゴール前のピョンテクがトラップしたボールを最後はレビッチがゴールに押し込んだ。しかし、ピョンテクのトラップが腕に当たっており、ハンドの判定でゴールは取り消された。
迎えた後半、ミランは65分にピョンテクを下げてイブラヒモビッチをピッチに投入。しかし、勝ち越しゴールを奪ったのはトリノ。71分、ヴェルディのパスを左サイド高い位置で受けたアイナがフェイントでマークをかわしクロスを上げると、ゴール前に走り込んだブレメルが頭で流し込んだ。

逆転を許したミランは、76分にボナヴェントゥーラを下げてレオン、82分にクルニッチを下げてチャノハノールを投入。すると後半アディショナルタイム1分、左からのロングスローをケアーがフリック。このこぼれ球をボックス内で拾ったカスティジェホが後方に落とすと、ボックス手前のチャノハノールが強烈なシュートをゴール左に突き刺した。

土壇場で追いついたミランは、94分にもイブラヒモビッチに決定機が訪れたが、決めきることが出来ず。ベスト4進出を懸けた一戦は延長戦に突入。迎えた延長戦は立ち上がりからミランが押し込むが、ゴールは奪えず前半を終えた。

迎えた延長後半、ミランはレビッチを下げてケシエを投入。すると106分、ケシエのパスを左サイドで受けたチャノハノールがボックス左手前から左足を振り抜くと、強烈なシュートが相手GKの手を弾きゴールネットに突き刺さった。

さらにミランは108分にも、カスティジェホの右クロスをボックス中央で収めたレオンの落としからイブラヒモビッチがダイレクトシュートをゴール右に叩き込み、追加点。

結局、この2点を守り抜いたがミランが4-2で勝利。ミランが3大会連続となるベスト4進出を決めた。

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