【質疑応答2】ザーゴ監督の理想は「パスをつなぎ、相手に何もさせないサッカー」 日本の成長も語る
2020.01.24 11:01 Fri
鹿島アントラーズが23日、茨城県内のホテルで2020シーズン新体制発表会見を開いた。
新体制発表会見には、新任のアントニオ・カルロス・ザーゴ監督に加え、GK山田大樹、MF荒木遼太郎、MF松村優太、、FW染野唯月、DF奈良竜樹、DF杉岡大暉、FWエヴェラウド、MFファン・アラーノ、MF和泉竜司、DF広瀬陸斗、DF永戸勝也の11名の新加入選手が登場。ザーゴ監督は挨拶を済ませた後、メディア陣からの質疑に応対した。
──鹿島の監督に就任して、今の率直な気持ちは
「非常に嬉しく思っています。僕自身は期待や喜びを味わうよりも、すぐに仕事をしたいという気持ちでいました。理想の日数ではないが、(28日には)大事な(AFCチャンピオンズリーグの)プレーオフがあります。それを突破しなければ、すぐに一つのタイトルを失ってしまいます。まず結果を出して、(本戦の)グループリーグに参加することができればと思います」
「クラブに関わるいろいろな部署でコミュニケーションが取れています。一日でも早くこの環境に、クラブに慣れて、周りにも慣れてもらって、自分の仕事を示すことができればと思います。素晴らしいキャンプができましたし、その中で少しでもチームの形が徐々にできてきているのかなと思います。幸い、私にとって誇りに思えることは、選手達が非常に意欲的に取り組んだということ」
「今後の見通しとして、この意欲のままやっていければ、素晴らしいサッカーをお見せすることができるのではないのかなと思っています」
「先ほど述べたように理想のチームを作るための時間はないわけです。ただ、選手たちが日々、練習の中でみせる意欲、あるいは伝えたもの、要求をできるだけトライして成功させようという意欲は非常に素晴らしいものがあります」
「チームとしてのオーガナイスの部分では100パーセントではないと思うが、今できることを精一杯みんなでやり遂げていきたいです。この壇上にいる選手たち全員がタイトルという言葉を口にしています。これはアントラーズというクラブが常にタイトルを取らなくてはいけないということを全員が理解しているということだと思います」
「28日の一つのタイトルが懸かった試合。結果としてはただグループリーグに進むというだけかもしれないが、タイトルはタイトルであって、私はそれを何がなんでも成し遂げたいですし、この試合に向けて全員で集中したいです。突破ができれば、少し違う状況でチームづくりを固めていく余裕が出てくると思います。そこからは違う取り組み方、集中力でやっていこうという話はしています」
──理想とするサッカーとは?
「まず、理想のサッカーというのは、僕だけでなくサッカーファンであれば、つなぐサッカーという部分と、相手に何もさせずに得点していくことが理想になると思います。僕の考えとしては、サッカーは至ってシンプルで、ただ、それを難しくしてしまう人がいるということです」
「シンプルかつ効率を求めていきたいです。そういった意味で、ボールをしっかりと握りながら、ゲームをコントロールする。自分たちが主導権を持って、自分たちのタイミングで攻撃したり、守備をしたいというところを積極的に出していければと思います。そこに得点が絡めば尚更良いですし、ボールを持っていない時はアグレッシブに相手にプレッシャーをかけて、もう一度、自分たちがボールを握ることができればと思います」
──テクニカルディレクターのジーコ氏から言葉はあったか?
「特別に彼からの言葉はないですけど、ただ、彼と話をするということは、彼はサッカーの生き字引、成功者。現役の時も、監督としても成功しています。また、アントラーズに関して言えば、彼が知り尽くしているので、彼と話ができればと思います。いろいろ助言を求めたり、彼が教えてくれることは多くあると思うので、機会があれば、じっくり話ができればと思っています」
「自分たちがやっていこうとしていることはそう簡単ではないです。クラブでは色々と変わったことがあったので、自分一人で成功することができないということは周りに話しました。変わったところで全員で、大変な部分はありますけど、微調整しながらコミュニケーションをとって成功に導けるようにしていければと考えています」
「シーズン終盤になった時にタイトルを懸かった多くの試合があると思うので、ここ数年取れていない結果というところをしっかりと出すことができればと思います。それは自分自身だけでなく、クラブ内に関わる全員で達成できればと思います」
──以前、柏レイソルでプレーした時から長く時間が経つが、今のJリーグの印象や指揮を執る魅力は?
「私がプレーした時代は、まだJリーグが発足して間もなかったので、選手の質も全然違います。当時はまだ海外でプレーする選手も少なかったか、いなかったと思いますが、今では日本人選手にとって国境の壁がなくなり、評価されて海外からの獲得の打診が来ています」
「なので当時とは全く違う時代で、違うサッカーということは間違いありません。自分がやっていたのは2年近くですが、環境も全く違います」
「Jリーグには数多くの外国人監督がいて、ヨーロッパからも来ていて、何人か知り合いで指揮した監督もいます。私は日本文化や国民性には共感を持っています。僕に似ているところがあったので、いつか戻りたいと思っていた中で鹿島からオファーがあって、即決しました」
「別に他のリーグに遜色あるかというとそうは思っていません。今はスピーディで魅力のあるサッカーがJリーグにはあると思います。いろいろな指導者やサッカースタイルがあり、観るのも楽しいJリーグになっているのかなと思います」
「アントラーズは歴代のブラジル人監督も多く、彼らも歴史を残したというのもあるので、僕も彼らに負けないように歴史に名を刻めるようにしたいです」
──昨シーズンは日本勢が奪えなかったタイトルを日本を代表して戦うことになるが、このアジアで戦うことやアジア王者への思いは
「まずACLに関してコメントするためには、まず我々が来る28日のプレーオフを勝ち抜かなくてはなりません。そうでなければ、ACLについて発言しようと思っても難しい部分であるのかなと思います」
新体制発表会見には、新任のアントニオ・カルロス・ザーゴ監督に加え、GK山田大樹、MF荒木遼太郎、MF松村優太、、FW染野唯月、DF奈良竜樹、DF杉岡大暉、FWエヴェラウド、MFファン・アラーノ、MF和泉竜司、DF広瀬陸斗、DF永戸勝也の11名の新加入選手が登場。ザーゴ監督は挨拶を済ませた後、メディア陣からの質疑に応対した。
「非常に嬉しく思っています。僕自身は期待や喜びを味わうよりも、すぐに仕事をしたいという気持ちでいました。理想の日数ではないが、(28日には)大事な(AFCチャンピオンズリーグの)プレーオフがあります。それを突破しなければ、すぐに一つのタイトルを失ってしまいます。まず結果を出して、(本戦の)グループリーグに参加することができればと思います」
「クラブに関わるいろいろな部署でコミュニケーションが取れています。一日でも早くこの環境に、クラブに慣れて、周りにも慣れてもらって、自分の仕事を示すことができればと思います。素晴らしいキャンプができましたし、その中で少しでもチームの形が徐々にできてきているのかなと思います。幸い、私にとって誇りに思えることは、選手達が非常に意欲的に取り組んだということ」
「今後の見通しとして、この意欲のままやっていければ、素晴らしいサッカーをお見せすることができるのではないのかなと思っています」
──5日後にはACLプレーオフのメルボルン・ビクトリー戦があるが、どんなフットボールを見せたいか
「先ほど述べたように理想のチームを作るための時間はないわけです。ただ、選手たちが日々、練習の中でみせる意欲、あるいは伝えたもの、要求をできるだけトライして成功させようという意欲は非常に素晴らしいものがあります」
「チームとしてのオーガナイスの部分では100パーセントではないと思うが、今できることを精一杯みんなでやり遂げていきたいです。この壇上にいる選手たち全員がタイトルという言葉を口にしています。これはアントラーズというクラブが常にタイトルを取らなくてはいけないということを全員が理解しているということだと思います」
「28日の一つのタイトルが懸かった試合。結果としてはただグループリーグに進むというだけかもしれないが、タイトルはタイトルであって、私はそれを何がなんでも成し遂げたいですし、この試合に向けて全員で集中したいです。突破ができれば、少し違う状況でチームづくりを固めていく余裕が出てくると思います。そこからは違う取り組み方、集中力でやっていこうという話はしています」
──理想とするサッカーとは?
「まず、理想のサッカーというのは、僕だけでなくサッカーファンであれば、つなぐサッカーという部分と、相手に何もさせずに得点していくことが理想になると思います。僕の考えとしては、サッカーは至ってシンプルで、ただ、それを難しくしてしまう人がいるということです」
「シンプルかつ効率を求めていきたいです。そういった意味で、ボールをしっかりと握りながら、ゲームをコントロールする。自分たちが主導権を持って、自分たちのタイミングで攻撃したり、守備をしたいというところを積極的に出していければと思います。そこに得点が絡めば尚更良いですし、ボールを持っていない時はアグレッシブに相手にプレッシャーをかけて、もう一度、自分たちがボールを握ることができればと思います」
──テクニカルディレクターのジーコ氏から言葉はあったか?
「特別に彼からの言葉はないですけど、ただ、彼と話をするということは、彼はサッカーの生き字引、成功者。現役の時も、監督としても成功しています。また、アントラーズに関して言えば、彼が知り尽くしているので、彼と話ができればと思います。いろいろ助言を求めたり、彼が教えてくれることは多くあると思うので、機会があれば、じっくり話ができればと思っています」
「自分たちがやっていこうとしていることはそう簡単ではないです。クラブでは色々と変わったことがあったので、自分一人で成功することができないということは周りに話しました。変わったところで全員で、大変な部分はありますけど、微調整しながらコミュニケーションをとって成功に導けるようにしていければと考えています」
「シーズン終盤になった時にタイトルを懸かった多くの試合があると思うので、ここ数年取れていない結果というところをしっかりと出すことができればと思います。それは自分自身だけでなく、クラブ内に関わる全員で達成できればと思います」
──以前、柏レイソルでプレーした時から長く時間が経つが、今のJリーグの印象や指揮を執る魅力は?
「私がプレーした時代は、まだJリーグが発足して間もなかったので、選手の質も全然違います。当時はまだ海外でプレーする選手も少なかったか、いなかったと思いますが、今では日本人選手にとって国境の壁がなくなり、評価されて海外からの獲得の打診が来ています」
「なので当時とは全く違う時代で、違うサッカーということは間違いありません。自分がやっていたのは2年近くですが、環境も全く違います」
「Jリーグには数多くの外国人監督がいて、ヨーロッパからも来ていて、何人か知り合いで指揮した監督もいます。私は日本文化や国民性には共感を持っています。僕に似ているところがあったので、いつか戻りたいと思っていた中で鹿島からオファーがあって、即決しました」
「別に他のリーグに遜色あるかというとそうは思っていません。今はスピーディで魅力のあるサッカーがJリーグにはあると思います。いろいろな指導者やサッカースタイルがあり、観るのも楽しいJリーグになっているのかなと思います」
「アントラーズは歴代のブラジル人監督も多く、彼らも歴史を残したというのもあるので、僕も彼らに負けないように歴史に名を刻めるようにしたいです」
──昨シーズンは日本勢が奪えなかったタイトルを日本を代表して戦うことになるが、このアジアで戦うことやアジア王者への思いは
「まずACLに関してコメントするためには、まず我々が来る28日のプレーオフを勝ち抜かなくてはなりません。そうでなければ、ACLについて発言しようと思っても難しい部分であるのかなと思います」
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