セティエン初陣のバルサ、メッシのゴールで10人のグラナダを下し白星発進!支配率は8割超を記録《ラ・リーガ》

2020.01.20 06:55 Mon
Getty Images
バルセロナは19日、ラ・リーガ第20節でグラナダと対戦し、1-0で勝利した。

4日に行われた前節のエスパニョールとのダービーを引き分けたバルセロナ。延期となっていたレアル・マドリーとのクラシコを含め、リーグ戦ここ4試合で1勝3分けと勝ち点が伸び悩んでいる。また、9日にはスーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝でアトレティコ・マドリーに敗戦。

すると14日、クラブはバルベルデ監督を解任し、昨季ベティスを率いたセティエン監督を招へいした。その初陣となる今節は、アトレティコ戦で右ヒザ外側半月板を負傷したスアレスや、エスパニョール戦で退場となったデ・ヨングが欠場。ファティやビダルが先発に名を連ねた。
シーズン後半の初戦、攻撃志向の新監督はブスケッツを中心にポゼッションサッカーを展開。7分にその思惑通り、中盤での小気味いいパス回しから右ウイングのファティにいい形でボールが渡る。切り返しからシュートを放ったが、ここはGKに防がれた。

11分にも敵陣中央でボールを持ったメッシのドリブル突破から左サイドのアルバにスルーパスが送られると、ダイレクトの折り返しをファティがシュート。相手にボールをほぼ触らせないままシュートを重ねていく。
その中で、20分頃に再びメッシとアルバのホットラインからチャンスメイク。メッシのスルーパスでボックス左に抜け出したアルバの折り返しを同じくファティが合わせにいったが、DFに阻まれシュートは打てず。

80%以上のポゼッションを誇った前半の最後には、中盤の細かいパス交換から左へ展開。アルバの折り返しをメッシがフィニッシュしたが、惜しくも枠の左に外れた。

後半に入って前線の配置を増やしたグラナダは、立ち上がりにこの試合で初めて厚みのある攻撃を見せる。右サイドから3本連続でクロスを上げたが、どれもシュートに繋げることが出来なかった。

バルセロナも前からの圧力を強め、カウンターでも得点を狙いに行く。すると53分に敵陣中央でプレッシャーをかけたビダルがボールを奪取。4対2という絶好機ながらも、ボックス右からビダルが上げたクロスはクリアされてしまった。

チャンスは作れているものの、なかなか1点が遠いバルセロナ。その隙にグラナダは、少ないチャンスからヤン・エテキが放ったシュートが左ポストを直撃。バルセロナよりもゴールに近づいた。

しかし69分に、メッシに対するファウルを取られたヘルマンが2枚目のイエローカードで退場に。このタイミングで、バルセロナはラキティッチを下げてリキ・プッチを投入。トップチームでは今季初出場となる。

するとそのリキ・プッチのボール奪取からゴールが生まれる。敵陣左サイドでボールを奪ったリキ・プッチからボックス手前のメッシへ。メッシからグリーズマン、ビダルとボールが繋がると、最後はボックス中央のビダルのヒールパスをメッシが右足で流し込んで先制。見事な崩しからのゴールだった。

その後、バルセロナはファティとビダルを下げてカルレス・ペレスとアルトゥールをピッチへ。ケガで離脱していたアルトゥールはリーグ戦6試合ぶりの出場となった。

試合はその後、バルセロナが危なげない試合運びでクローズ。1-0で勝利し、セティエン監督の初陣を白星で飾った。

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